レシピ 2017.08.22
にんじん1本で作れる! パスタ風の「タリアテッレサラダ」を食卓の主役に
様々な料理で活躍する「にんじん」。とはいえ、にんじんを一度に使い切るのは意外と大変ですよね。今回は、定番食材にんじんにひと手間プラスするだけの簡単レシピをご紹介!ついやってみたくなるアレンジ術も教えちゃいますよ~♫
レシピを教えていただくのは、フルオーダーのケータリングのほか、サルベージ・パーティー※を開催するなど、“新しい食の楽しみ方”を広げ、フードロス(食料の廃棄)活動にも取り組む、フードアレンジャー・キムラカズヒロさん。
※サルベージ・パーティー…各家庭の余った食材を持ち寄り、プロの料理人が目の前で調理を行う
彩り鮮やかな「にんじんのタリアテッレサラダ」
にんじんのタリアテッレサラダ
「タリアテッレサラダ」とは、“タリアテッレ(イタリア北部で用いられるパスタの一種。細長いリボン状なのが特徴)”に野菜を見立てたサラダのこと。見た目が綺麗なので「手間がかかるかな?」と思っちゃいますが、その材料や作り方はとってもシンプル!誰でも簡単に挑戦できる一品なので作ってみて。
- 材料(2人分)
・にんじん…2本
・ミント…適量
【A】
・レモン果汁…小さじ1~(お好みで)
・塩、オリーブオイル…適量
約10分
作り方
ピーラーで、にんじんを細長くリボン状にスライスする。
塩を加えて手で軽く揉んでしんなりさせ、味をととのえる。
レモン果汁、オリーブオイルを加える。
ミントを細かくカットする。
【3】にミントを加え、軽く混ぜて器にこんもりと盛りつければ完成!
にんじんとミントの対照的な彩りがとっても鮮やかな“タリアテッレサラダ”。夏のホームパーティなど、家族や友人と囲む楽しい食卓の一皿にもぴったり。「食べる温野菜スープ ごろっとブロッコリーのミネストローネ」(現在は販売を終了しています)とバゲットを添えたら、ちょっと特別感のある食卓になりますね。
「形がきれいで、見た目がとても映えるので、オープンサンドにするのもおすすめです。もし、葉付きのにんじんが自宅にあれば、細かく刻むだけでミントの代わりとしても使えますよ」
食材をまるごとおいしく使い切るのって、料理を作る側も食べる側も嬉しいものですよね。10代の頃はレストランで勤務をしていたキムラさん。食材が大量に廃棄されることに疑問を抱いた経験が“フードロス(食料の廃棄)”を減らす活動に取り組むきっかけになったそう。
キムラさんの著書『サルベージ・パーティから生まれた「使い切る」ための4つのアイデアと50のレシピ』(誠文堂新光社)。
「サルベージ・パーティーでは、冷蔵庫に残った野菜やお土産でもらった調味料など、持て余した食材を参加する方々が持ち寄るんです。作る側もどんな食材が集まるかわからないので、その場で瞬時に考えて調理を行うドキドキ感がありますね(笑)。食材の切り方や組み合わせを変えてみるだけで、新たなアイデアが生まれることも多いんですよ。」
ついマンネリ化してしまいがちないつもの食卓。同じ食材でも、自分なりのひと工夫を加えてみるだけで、おいしく使い切るアイデアはきっと無限に見つかるはず!
【今月の料理家】
キムラカズヒロ/料理家・フードアレンジャー
1981年生まれ。 兵庫県明石市出身。 フードアレンジャー(food arranger)。19歳から料理人としてのキャリアスタート。大阪、フィレンツェ、東京で腕を磨き、専門学校の調理講師を経て独立。 出張料理、ケータリングをメインに、レシピ開発、フードコンサル、プロデュース業など様々な事業を展開。また、地域活性への強い想いから、地方生産者の訪問を重ね、商品開発や販路開拓及びマーケティングやプロモーションのサポートも積極的に行う。 食材廃棄を減らす取り組み「サルベージ・パーティ」にも関わり、サルベージ・シェフとしての顔も持つ。
https://ctl-llc.jimdo.com/
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