レシピ 2018.08.06
野菜をまるごと活用! さっぱりおいしい「豚しゃぶのかぶおろし」
ふと冷蔵庫の中を見ると、いつ買ったのかわからない「ポン酢」がぽつんと余ってることありませんか?
今回ご紹介するレシピは、鍋のシーズンが過ぎると利用頻度が減ってしまいがちなポン酢をおいしく食べよう!という視点から考案された「豚しゃぶのかぶおろし」です。
レシピを教えてくれたのは、100年以上の歴史を誇るパリの料理学校「ル・コルドン・ブルー」の東京校で腕を磨いた料理研究家・秋元薫さん。
簡単なのに一技ありの豚しゃぶおろしは、思わず「おっ!?」と声が出てしまう新食感。得意料理のラインナップに加えてみませんか?
| レシピ手帖 |
夏のさっぱりおかず!「豚しゃぶのかぶおろし」
[調理時間]
10分
[材料](2人分)
・かぶ(葉付き)・・・2個
・豚ばら肉(しゃぶしゃぶ用)・・・200g
・片栗粉・・・少々
・ポン酢・・・各大さじ2
・塩・・・適量(塩もみ用)
[作り方]
1.かぶの実と葉を切り分ける。実は皮ごとおろし、葉は5mmほどの小口切りにして塩もみをしておく。
※塩もみ…切った材料に塩をまぶし、もみ込むこと。
<POINT!>
料理を始める前に、鍋(深めのフライパンでもOK!)でお湯を沸かしておきましょう。
2.豚ばら肉に片栗粉をまぶす。
<POINT!>
片栗粉をまぶしておくと、加熱した時に膜をつくってくれるので、脂が流れずジューシーでなめらかな舌触りに。この衣が、仕上げのかぶおろし&ポン酢によく絡むため、食べ応えも抜群!
3.沸騰したお湯に5~10秒ほどくぐらせたら、氷水で数分冷やす。
4.塩もみしたかぶの葉とかぶおろしを、おろし汁ごと混ぜる。
器に盛り付けて、ポン酢をまわしかけたら完成! その横には「五種の野菜 にゅうめん」を添えました。
おろしと言えば、大根おろしが定番ですが、かぶおろしのような優しい甘みが合わさると、ポン酢の酸っぱさもやわらぎます。かぶの葉を混ぜることで、見た目も爽快な夏らしい仕上がりに!
現在、農業にも挑戦中の秋元さんは、いろんな野菜を育てながら、食材の栄養価について考えることも多いのだとか。
「料理をする時は、1週間で使う食材を頭の中でざっくり思い浮かべて、栄養バランスのいいメニューを考えています」と話す秋元さん。一時期は、栄養オタク(!!)のように考えすぎてしまうこともあったのだとか。
「食事は毎日のことですから、がんばりすぎると続きません。今はほどよく肩の力が抜けて、皮や葉をまるごと使ったりして、おいしく楽しく食べることを大切にしています」(秋元薫さん)
「暑さで食欲がわかない!」なんて時こそ試してほしい、さっぱりおかず。まるごと野菜が夏の疲れた胃や体に元気を与えてくれるはず♪
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教えてくれた人
料理研究家
秋元薫さん
大手食品メーカー勤務後、ル・コルドンブルーをはじめとする数々の料理学校で世界各国の料理を学び、独立。企業・雑誌へのレシピ提供やお米コンテストの審査員を中心に活動。得意の「お米」以外にも、和食からインド料理まで幅広いジャンルの料理を、家庭でもおいしく作れるようにレシピ提案している。
大手食品メーカー勤務後、ル・コルドンブルーをはじめとする数々の料理学校で世界各国の料理を学び、独立。企業・雑誌へのレシピ提供やお米コンテストの審査員を中心に活動。得意の「お米」以外にも、和食からインド料理まで幅広いジャンルの料理を、家庭でもおいしく作れるようにレシピ提案している。
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