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【第15回】長い長いゴールデンウィークが明けて。

コーンスープ

アマノ食堂をご覧の皆さま、ごきげんいかがですか(つばきファクトリー風に)。

劔樹人と申します。

 

日頃はバンド活動とマンガの執筆をしながら、主夫活動に勤しんでいます。

 

今年のゴールデンウィークはとても長かったですが、世にはそれがありがたかった人たちと、ありがたくなかった人たちがいるようで。

 

ちなみにうちは、格別にありがたくなかった方です。

妻は仕事柄祝祭日は関係ないし、私はむしろそういう時の方がイベントごとが増えてしまうので、3つのバンドで5公演やってきました。

それなのに保育園は9連休。

 

なんとか妻とやりくりして、実家の母にも来てもらって乗り越えましたが、年齢的なものもあるのか、びっくりするくらい疲れました…。

現在も、原稿の遅れを取り戻すための日々を過ごしております。

 

あらためて保育園のありがたさを痛感するゴールデンウィークでしたが、逆に保育士さんたちにとっていい休みになっているのならよかったなという感じでございます。

 

そんなゴールデンウィークを明けたばかりのわが家に、友人がごはんを作りに来てくれるというので甘えることにしました。

何を持ってきてくれるかよくわかっていませんが、メインは任せるとして、うちでは娘のためのスープを作ることにします。

 

うちの娘、保育園では給食を残さずとてもよく食べるらしいんですよ。

それなのにうちではやたらワガママで、好きなものしか食べない。

 

例えば、肉と野菜を入れた“うどん”みたいなものを食べさせたとして、“うどん”は好きなので喜んで食べるのですが、肉や野菜を食べさせようとするとベーッと出すのです。

 

これは決して肉や野菜が嫌いなのではなくて、「せっかく好きな“うどん”を楽しんでいるのに、余計なもので水を差すな!」ということなのでしょう。

 

それならばと、そっと“うどん”に紛れさせて別のものを食べさせようとしても、ものすごく敏感に察知してベーッと出してしまいます。

 

給食のないゴールデンウィークはイチイチそんな調子だったので、特に野菜不足が心配でした。

 

そこで、よりに巧妙に好きなものの中に野菜を紛れ込ませるべく開発したのが、野菜入りのコーンスープです。

 

娘は暴飲が心配になるくらいコーンスープが好きなので、ほかの野菜をしっかり溶かし込むことでベーッと出す対策をします。

 

刻んだにんじん、ブロッコリー、玉ねぎ

にんじん、ブロッコリー、玉ねぎ。

どれも煮れば柔らかくなる野菜です。

 

コーンスープへ野菜を加える

先にレンジである程度加熱しておいてから、コーンスープへ投入。

 

野菜がたくさん入ったコーンスープ

これを食べてくれれば大量の野菜が摂れます!

 

ホルモンうどん

そうこうしていたら、友人が材料を持ってきてホルモンうどんを作ってくれました。

夫婦揃って好きなB級グルメと、残り物も出して、楽しく頂きました。

 

娘は、予定通りスープをガンガン食べてくれました。

 

娘とコーンスープ

感想は、

 

「コン!(コーンスープもっとよこせ)」

 

とのことです。

 

ところで、今年の8月もまた9連休があるって本当ですか?

 

***

 

ゴールデンウィークは大変だった… by妻・犬山紙子

コーンスープは娘のためのレシピなので私はモツを堪能しました。

ありがたいことですね、友人が作ってくれるごはん…泣

 

ゴールデンウィークは夫が書いた通り、トンデモスケジュールでして…なおかつ娘が吐いたりして体調崩すハプニングもありました。

 

で、見事に私もゴールデンウィーク明けに体調を崩しました。年齢ですねぇ、無理はできないもんです。

 

自治体によっては、ゴールデンウィークに仕事を休めない人はシッターさん代を補助してもらえるところもあるようです。

でも、そもそもゴールデンウィークに働いてくれるシッターさんを探すのも一苦労ですから、というか人手不足ですし。

 

しかし保育園の栄養を考えたごはんって本当にありがたいものですね、そのありがたさがほんと~に沁みます。

 

10連休、娘とたっぷり一緒にいられたことは素直に嬉しい、でもせめて5連休と5連休の間に3日あるとか、そういうの!そういうの!泣

 

劔樹人

劔樹人(漫画家・ミュージシャン)

[PROFILE]
男の墓場プロ所属。「あらかじめ決められた恋人たちへ」のベーシスト。著書に「あの頃。〜男子かしまし物語〜」(イースト・プレス)、「高校生のブルース」(太田出版)、「今日も妻のくつ下は、片方ない。 妻の方が稼ぐので僕が主夫になりました」(双葉社)。「小説推理」、「みんなのごはん」、「MEETIA」などで連載中。

犬山紙子

犬山紙子(イラストエッセイスト)

[PROFILE]
大阪府生まれ。ニート時代に書いたブログを書籍化した『負け美女』(マガジンハウス)でデビュー。現在はイラスト・エッセイストとして多くの雑誌で執筆。テレビ、ラジオにも出演している。2017年1月に女児を出産。近著にさまざまな生き方の女性たちにインタビューし、自らの妊娠、出産も描いた新刊『私、子ども欲しいかもしれない。』(平凡社)

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