レシピ 2020.12.25
【ポリ袋でつくる防災食レシピvol.2】フリーズドライのスープがパスタソースに!「お湯ポチャレシピ® ペペロンチーノ」
災害時にもおいしく食べられる調理法「お湯ポチャレシピ®」※の名付け親・今泉マユ子さんは、“レトルトの女王”“缶詰の達人”という異名も持っています。
防災食としても備蓄必須な常温保存食材から、フリーズドライのスープを使ったレシピを教えてもらいました!
※お湯ポチャレシピ®は株式会社オフィスRMの登録商標です
食べながら備蓄する「ローリングストック」を習慣に!
防災食アドバイザーとし活躍している今泉さんのご自宅には、水をはじめ、レトルト、缶詰、乾物といった大量の常温保存食が備蓄されています。その中にはもちろんフリーズドライ食品も入っています。
今泉さん:
「フリーズドライ食品は、お湯を注ぐだけで一品が完成するのでとっても便利。しかも軽くて持ち運びに負担がないのも大きなメリットです」
――ところで、さまざまな形状の保存食材がありますが、それぞれ違いはあるのでしょうか?
今泉さん:
「缶詰は開けてすぐに食べられ、レトルト食品は温めたほうが美味しいですが、実は温めなくても食べられます。フリーズドライはお湯を注ぐだけですぐに食べられ、温かい物を食べてほっとできて良いですね」
そして食材を備蓄する上で大切なのが、“賞味期限の見える化”です。
今泉さん:
「長期常温保存ができるとはいえ、賞味期限はあります。我が家では賞味期限を一目ではっきりと確認できるようラベリングして保存しています。お子さんに賞味期限パトロールをしてもらうのもおススメです。ローリングストックで大切なのは備蓄することでなく、消費すること。まずは食べる。そして買い足すことを繰り返さないとローリングストックは習慣化しないです。普段の食事でどんどん食べて、自分の好きなものを買い足しましょう」
長期保存できる食材に詳しい今泉さんですが、その食材をアレンジした料理を作るのもお手の物。今回は、フリーズドライのスープを使ったらパスタレシピを作ってもらいました!
お湯ポチャレシピ®の注意点①
「お湯ポチャレシピ®」には、必ず耐熱性が高い「高密度ポリエチレン製のポリ袋」のみを使用してください。透明のポリ袋は熱に弱いため絶対に使用しないように!
熱に強い「高密度ポリエチレン製のポリ袋」はスーパーやドラッグストアなどでも市販されています。原料表示を確認の上、備蓄品の1つとして購入しておくと便利ですよ!
お湯ポチャレシピ®の注意点②
「お湯ポチャレシピ®」を実践する際は、鍋底の熱でポリ袋が溶けないよう、必ず鍋底に耐熱性の皿を敷いてから調理してください。
ちょうど良いサイズの皿がなければ、アルミホイルを巻いた紙皿やザルでも代用できます。
フリーズドライのスープがパスタソースに変身!「お湯ポチャレシピ®ペペロンチーノ」
「お湯ポチャレシピ® ペペロンチーノ」のレシピ
(料理監修 / 今泉マユ子)
- 材料(1人分)
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・パスタ…1束 (100g)
・水…1カップ(200㎖)
・「Theうまみ ガーリックスープ」…1個
・ツナ缶(油漬け、食塩あり)…1缶
・ドライパセリ…お好みで少々
15分
作り方
高密度ポリエチレン製のポリ袋に、半分に折ったパスタと水を入れます。空気を抜きながらねじり上げ、袋の開口部の近くで結びます。ムラができないよう、全体を広げ平らにします。
お湯ポチャレシピ®でパスタを茹でる場合は、切れ目の入っている早ゆでタイプでなく、普通のパスタの方がおいしく仕上がります。
POINT
「お湯ポチャレシピ®」には、必ず耐熱性が高い高密度ポリエチレン製のポリ袋を使用してください。気になる方は二重に使用してもOK。
底に耐熱性の皿を敷き、鍋の1/2まで水を入れ、1のポリ袋を入れて蓋をします。火をつけて沸騰したら中火にし、パスタの表示通りの時間、加熱します。
POINT
鍋底の熱でポリ袋が溶けないよう必ず耐熱性の皿を敷いてください。ちょうど良いサイズの皿がなければ、アルミホイルを巻いた紙皿やザルでも代用できます。また、ポリ袋が焦げないよう端まで全て鍋の中に入れましょう。
結び目ギリギリのところをキッチンバサミで切り、「Theうまみ ガーリックスープ」をイン。お湯大さじ1(分量外)を加えてフリーズドライを柔らかくふやかしてからよく混ぜます。
さらにツナ缶を汁ごと加えてよく揉み、仕上げにドライパセリをかけたら完成です。
鍋に入れ、通常の茹で時間と同じ時間加熱しただけで、つるんと滑らかなパスタに茹で上がります。
今回の味付けはツナ缶とガーリックスープのみ。シンプルながら、ガーリックの食感とパンチのある香り、ツナのうまみを存分に楽しめます。
災害時はポリ袋をお皿代わりにそのまま食べましょう。洗い物が減り、貴重な水を節約することができます。
お湯ポチャレシピ®パスタには「Theうまみ 揚げなすの完熟トマトスープ」を添えました。ガーリックの風味が利いたパスタと、イタリアンな味わいのトマトスープがベストマッチ。
今泉さん:
今回は「Theうまみ ガーリックスープ」で作りましたが、トマトスープならトマトパスタ、コーンスープで作るとカルボナーラ風になってお子さんも喜びますよ。お湯を少し多めに入れてスープパスタにしてもおいしいです。
スープだけでもおいしいですが、今回のようにツナやドライサラミ、コーン(ドライパック)などの具材を加えるとさらにボリュームもアップし豪華になります。
ぜひ、いろんなフリーズドライスープでお気に入りの「お湯ポチャレシピ®パスタ」を作ってみてくださいね。
写真/パタヤナン・ワラット(vvpfoto)
<この記事でご紹介した商品>
ガーリック本来の旨みを充分に引き出した、あふれる「うまみ」のガーリックスープです。4種類のガーリック(スライス・粗挽きフライドガーリック、おろしにんにく、ローストガーリックパウダー)を使用し、やみつきになるガーリックづくしのスープに仕上げました。
本日の一品
具材に注目した、あふれる「うまみ」の揚げなすのスープです。とろっとした食感が楽しめる揚げなすを使用し、相性の良い完熟グリルトマトと完熟トマトペーストで濃厚な味わいの一杯に仕上げました。
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教えてくれた人
管理栄養士・防災士
今泉マユ子さん
1969年徳島市生まれ。管理栄養士として大手企業社員食堂、病院、保育園に長年勤務。食育、災害食に力を注ぎ、2014年に管理栄養士の会社「株式会社オフィスRM」を起業。レシピ開発、商品開発に携わるほか、防災食アドバイザーとして資格をいかし、全国各地で講演、講座を行うだけでなく、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などでも活躍中。
1969年徳島市生まれ。管理栄養士として大手企業社員食堂、病院、保育園に長年勤務。食育、災害食に力を注ぎ、2014年に管理栄養士の会社「株式会社オフィスRM」を起業。レシピ開発、商品開発に携わるほか、防災食アドバイザーとして資格をいかし、全国各地で講演、講座を行うだけでなく、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などでも活躍中。
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