「もう一品欲しい！」と思った時、パパッと作れるレシピがあるととっても便利。しかも、そこにちょっと特別感を味わえたら良いですよね。そこで今回は料理家の今井真実さんに、メイン料理の添え物にも、おつまみにもぴったりな「じゃがいも料理」を教えてもらいました。

 

味と香りがイメージできるユニークなレシピ名

ふわふわのホイップバターがたまりません！

 

料理教室『nanamidori』を主宰するだけなく、雑誌やWEB媒体でも活躍する料理家の今井さんは、簡単でおいしい家庭料理をSNS等で発信しています。そこで紹介しているレシピ名は「一期一会の白いポタージュ」や「ジューシーな丸々茹で茄子」など、ちょっとユニークでワクワクするものばかり。

 

今井さん：「実際に自分が食べた時に、一番自分がここがいいなと思う部分をそのままレシピ名に込めています。その言葉から味や香りを連想できるようなレシピ名になるよう意識していますね」

 

今回作ってもらうレシピ名は『蒸したじゃがいも　ホイップバター添え』。“蒸したじゃがいも”でほくほくのじゃがいもから湯気がたつ様子が目に浮かびますよね。一方で、「ホイップバターとは？」と少し引っかかりがあるのも、興味を引くポイントです。

 

今井さん：「ホイップバターは、生クリームに塩を加えて泡立てたバターのようなホイップクリーム。生クリームがあればあっという間にできて、料理に添えればちょっとスペシャル感も味わえます」

 

どんな料理か、気になります！ さっそく作っていきましょう！

 

 

ほくほくのじゃがいもに、ふわふわのホイップバターをたっぷりのせて。思わずうっとりする組み合わせです。レモンの爽やかな香りも加わって、ついつい手が伸びるおいしさ。お子さんから大人まで、みんなが大好きな味わいですよ。白ワインのおつまみなどにもおすすめです。

レモンの香り漂う「蒸したじゃがいも　ホイップバター添え」に合わせたのは柚子の香りがアクセントの「Theうまみ ねばねば具材の和風スープ」 。柑橘の香りを存分に楽しめるセットです。

 

今井さん：「レモンは香り付けだけでなく、生クリームを固める効果があります。柑橘なら、すだちやゆず、市販の果汁でも大丈夫ですよ」

今回はじゃがいもを蒸籠で蒸しましたが、他の方法でも大丈夫なのでしょうか？

 

今井さん：「蒸籠で蒸すとほくほくとした仕上がりになりますが、茹でても電子レンジでチンしてもOK。ベイクドポテトやフライドポテトにホイップバターを添えても絶対においしいですね！」

ちなみに、今井さんに教えてもらったホイップバターはいろんな使い方ができます。ポタージュに入れたり、甘いスイーツに添えても塩キャラメルのような風味になっておいしいんだとか。ホイップバターはフリーザーバッグに入れて冷凍保存も可能なので多め作っておくと便利です！ 解凍すると柔かくなるので、解凍したホイップバターは料理に入れて使うのがオススメです。

 

今井さんの一押しは「バゲットこんもりのせ」。止まらないおいしさだそうです。ぜひこの機会にホイップバターの作り方を覚えておきましょう！