レシピ 2021.03.31
みそでコクがアップ! のっけトーストにもアレンジできる「みそきんぴら」
最近注目されている「発酵食品」。私たちの食生活で馴染みのある発酵食品といえば「みそ」ですよね。みそは日本の代表的な発酵食品ですが、じつは塩味を加える調味料としても優秀なんですよ。そこで今回は料理家の榎本美沙さんに、みそを使ったきんぴらを教えてもらいます。
おいしくて体に嬉しい発酵食品
料理家の榎本さんは、「発酵マイスター」の資格を持つ発酵のスペシャリスト。日常的に発酵食品を多く取り入れています。
榎本さん:「もともとみそ汁が大好きで、会社員時代も毎朝のみそ汁だけは食べるようにしていました。そのおかげか、どんなに忙しくても、毎日元気に過ごせました」
その後料理家として活動するようになり、もっと発酵への知識を深めようと発酵マイスターの資格を取得。榎本さんのレシピサイト『ふたりごはん』には発酵食品を使ったレシピが多数紹介されています。
榎本さん:「個人的には、特に植物性の乳酸菌による発酵食品がお腹の調子が良くなる気がします。一番気軽に食べられる発酵食品はキムチ。乳酸発酵ではないですが、みそや塩麹は、調味料として手軽に取り入れることができますよ」
そこで、定番惣菜の「きんぴら」をみそを使って作ってもらいました! アレンジレシピとして、みそきんぴらを使ったトーストもご紹介します。
しょう油代わりにみそを使った「みそきんぴら」
「みそきんぴら」のレシピ
(料理監修 / 榎本美沙)
- 材料
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・ごぼう…1本(150g)
・にんじん…1/4本(50g)
・赤唐辛子…1本
・ごま油…小さじ1
・白いりごま…適量
<調味料A>
・みそ、みりん、酒…各大さじ1
●みそきんぴらトースト
・食パン…1枚
・ピザ用チーズ…30g
・みそきんぴら…30g
・刻み海苔、七味唐辛子…各適量
20分
作り方
ごぼうはささがきにして水に5分さらします。にんじんは千切りにします。
<調味料A>と水大さじ1を合わせておきます。
POINT
みそは水でのばすことで液状になり、味のムラができにくくなります。
フライパンにごま油を中火で熱し、輪切りにした赤唐辛子、水気を切ったごぼう、にんじんを入れて2〜3分炒めます。
ごぼうに透明感がでてきたら1で合わせた調味料を加え、水気がほぼなくなったら、白いりごまを散らして完成!
<みそきんぴらトーストにアレンジ>
食パンにピザ用チーズ、きんぴらをのせてトースターでこんがりするまで4〜5分焼きます。こんがりと焼き色がついたら、刻み海苔、七味をのせてお召し上がりください!
POINT
トースターの機種によって焼き加減が変わるので、焼き時間は調整してください。
みそを使うことで、コクがより増したみそきんぴら。ごぼうだけでなく、れんこんなどでも作れる常備菜です。多めに作っておけば、お弁当に副菜に大活躍! トーストだけでなく、みそ汁の具材(※)にしたりと、アレンジの幅も広いんです。
※みそ汁にアレンジする場合は、後で入れるみその量を少なめにしましょう
みそきんぴらに「まごころ一杯 定番長ねぎ」とごはんを添えれば、まさに日本の朝食! ひとくち口に含めば、心も体もほっとします。
また、アレンジレシピのみそきんぴらトーストも味わい深い一品。チーズのコク、海苔の香り、七味唐辛子の刺激が食欲をそそります!
榎本さん:「みそのコクを活かして、ミートソースやロールキャベツ、クッキーの隠し味にも使えるんですよ。今回はみそきんぴらトーストにアレンジしましたが、実はそのままうすーくパンに塗って焼くだけでもおいしい! みそは多彩な使い方ができるので、『ふたりごはん』で紹介しているレシピも参考にいろいろなみそレシピを作ってみてくださいね」
みそがお菓子の隠し味にも使えるなんて驚きです! 今まで気づかなかったみその可能性を改めて感じますね。
おいしくて、体にも優しいみそのレシピ、ぜひ日常的に取り入れてみてはいかがでしょうか?
本日の一品
国産具材100%にこだわった、定番の一杯。長ねぎの風味が引き立つ和風だしを効かせ、すっきりとした味わいに。風味豊かなかつおだしと、とろりと柔らかく甘い長ねぎの食感をお楽しみください。
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教えてくれた人
会社員時代から始めた料理サイト『ふたりごはん』、Instagram(@misa_enomoto)やYouTubeチャンネル『榎本美沙の季節料理』が人気の料理家。発酵食品と旬の食材を使ったレシピが得意。「野菜のべんり漬け」(主婦の友社/2019)、「ジッパー袋でかんたん 季節の手仕事」(家の光協会/2020)。
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