春に収穫される「新じゃが」。

男爵いもやメークインといった種類にかかわらず、春に掘りたての芋のことを新じゃがと呼びます。新じゃがと普通のじゃがいもでは、見分け方や保存方法などに違いはあるのでしょうか？

今回はおいしい新じゃがの見分け方や、おすすめの保存方法をご紹介します！

 

新鮮な新じゃがはここをチェック！おいしい新じゃがの見分け方

普通のじゃがいもは収穫後、長期貯蔵されたもの。それに対して、掘りたての新じゃがは、水分が多いため若々しい味わいです。

また、指でこするだけでむけるほど皮が薄いのも特徴。そのため、皮ごと味わう調理にも向いています。新鮮なものを見分けることで、そのおいしさを最大限に楽しみたいですよね。　新じゃがの選び方として重要なのは、次の3つのポイントです。

1．傷のないつるつるピカピカしたものを選ぶ

表面に傷がついていると、その部分からいたみが広がりやすいので、傷のないものを選びましょう。新じゃがは水分が多いため、普通のじゃがいもと比べても痛みやすいんです。

また傷のあるものは、虫に食われている可能性も。表面がつるつるピカピカとしたきれいなものを選んでください。ただし、新じゃがの皮はとても薄くはがれやすいので、ところどころ皮がむけかけている程度のものは、気にしなくてOK！

 

2．芽が出ているものは選ばない

普通のじゃがいもからは時々芽が出てくることがありますが、新じゃがから芽がでていたら、それはもう新じゃがとは言えません。芽が出ているものは選ばないようにしましょう。

 

3．緑色がかったものは避ける

いもの表面が緑色っぽく見えるものは避けましょう。表面や芽が緑色になっているものには天然毒素の一種である「ソラニン」を多く含んでいることがあるので、注意が必要です。緑色がかった新じゃがは選ばないようにしましょう。もし自宅の新じゃがが緑色がかってしまった場合は、しっかりと皮とむいてお召し上がりください。

 

プロも実践する失敗しない保存方法

普通のじゃがいもとはちょっと違う新じゃが。保存方法のポイントは次の3つ！

 

1．ビニール袋に入れない

水分の多い新じゃがは、普通のじゃがいもに比べてカビが生えやすいのが注意点。通気性の悪いビニール袋に入れてしまうと、より一層カビが生えやすい状態に…。紙で包むことによって余分な湿気を吸収し、空気も通るのでカビの発生を抑えられます。

 

2．光に当てない 

光に当たった新じゃがは、成長しようとして緑色になり、芽を出そうとします。それは新鮮で元気な芋である証拠。しかし緑色になると、食材としてのおいしさはダウン。そのため紙に包むなどして、光に当てないようにすることが重要です！

 

3．生のままでの冷蔵や冷凍は避けること

春に採れる新じゃがは、冷やして保存する必要はありません。春の気温、常温での保存がもっとも適しています。冷蔵庫に入れると水分が失われやすく、味も落ちます。また冷凍すると、解凍後に食感が変わってしまいます。

 

長期保存したい場合は冷凍保存を！

新鮮なうちに食べきりたい新じゃがですが、それでもたくさんあって、どうしても長期保存したい！という場合もありますよね。そんな時は、新じゃがを生のままではなく、加熱後にマッシュポテト状にして、冷凍保存するのがおすすめ！いつでも手軽に使えて、いろいろなアレンジ方法がありますよ。

 

保存方法はこちらで詳しくご紹介しています。

マッシュポテト状で保存する方法はこちらから＞＞

【じゃがいもの保存方法】冷凍保存もOK！ おいしく長持ちさせる方法は？

 

じゃがいもを使用したレシピとおすすめのスープ

旬の新じゃがを使ったおすすめ料理の1つが、「スモークサーモンヨーグルトのポテトサラダ」。普通のじゃがいもよりみずみずしくてしっとりとした新じゃがは、さらりとしたヨーグルトベースでの味付けにぴったり！

そしてこのポテトサラダに合わせたいのが『Theうまみ 揚げなすの完熟トマトスープ」。トマトと揚げ茄子のコクが、さっぱりサラダと相性抜群です。なすのトロっとした食感で満足感もたっぷり！完熟トマトの色あいで、見た目にも鮮やかな食卓のできあがりです。

 

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春の季節だけ出回る新じゃが。選び方と保存のポイントを押さえて、旬の味覚を楽しんでくださいね！

 

（文・編集／エドゥカーレ　写真／飯塚麻美）