読み物 2016.01.10
【第12回】個人的「これだけは食べておけ フリーズドライ」2015を発表します
2015年は魚釣りをしながら、山登りの休憩に、夏の甲子園のスタンドで、飯ごう炊さんのお供に、さまざまなシーンで多種多様なタイプのフリーズドライを味わってきたわけですが、ここで個人的なベスト3を選んでみたいと思います。
今回選んだ3つは本当に、「フリーズドライというものはここまで進化しているのか!まじでヤバいな」と驚いたものばかり。まだ食べたことがないという方はぜひ試してほしいなと思います。
それではいきましょう。
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第3位「ボルシチ」(現在は販売終了)
ボルシチ、なかなか食べないですよね。ロシア料理をいただく機会はそんなにないですし、ましてや自宅で作ろうなんてねぇ…。まず材料がよくわからない。
だからこそ、このフリーズドライの「ボルシチ」(現在は販売終了)には価値があります。なんだかよくわからない料理を、お湯を注ぐだけで完成させてしまう。こんなに素晴らしいことはありません。
さっそくお湯を入れてみましょう。ちなみにアマノフーズのオリジナルマグだと、内側に目盛りが記してあって、計量カップがなくてもお湯の分量がわかります。ボルシチは140mlなので、一番下のラインです。
あっという間にできた。
酸味とコクを感じる香りが一気に漂います。ボルシチといえば、このビーツによる赤。牛肉、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、ブロッコリーなど、具だくさん野菜の旨みが出ているし、ヨーグルトの隠し味も効いてる。
あえてざっくり言うと、ビーフシチューにほのかに酸味が加わった感じ。これは日曜日の朝にバゲットなんかと一緒にいただいたら最高だろうな。数年前、モスクワに滞在中に通ったCafe Pouchkine(カフェプーシキン)のボルシチを思い出しました。本格的なロシア料理が好きな人もきっと気に入るのでは。
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第2位「親子丼」
この「親子丼」はヤバいです。初めて食べたとき、「30秒でここまで美味いものが作れるのかよ!!」と驚愕した覚えがあります。正直、ちゃんと材料を揃えて料理してもこれほどまでの親子丼を作れる自信はありません。
卵がとろっとろで、細かく刻まれた鶏肉に絡みまくって超美味い。「ああ、こういう方向性の親子丼もアリなんだなぁ」と納得。もうどんどんご飯が進みます。
さっきまでガチガチの固形物だったとは信じられない輝き。ランチにもぴったりだし、忙しいときの夜食なんかにも嬉しいタイプの食事。たとえばコンビニでシンプルなおにぎりを買って、一緒に食べるのもいいですよ。
親子丼はもちろん有名店がたくさんあります。そういったスペシャルなお店でいただくか、あるいはフリーズドライでいただくか。もう、その両極端でいいんじゃないかと思う。中間層はいらんのだ。いやーこれは美味しい。
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第1位「蟹のみそ汁」
そして1位! フリーズドライといえば定番はおみそ汁。でもこの「蟹のみそ汁」は540円ですからね。ふつうのおみそ汁の5杯分くらいのお値段。だからもちろん、ただのおみそ汁では決してない。本当に、タダモノではない。
僕のように熟練してくると、フリーズドライのブロックを見ただけでお湯を注いで完成したときの味や風味、歯ごたえ、香りなどを推測できるようになるのですが、これは誰が見ても蟹の身がぎっしりなことがわかると思います。
横から見てみると一目瞭然。底の部分は味噌ですが、上半分は大きな蟹ですね。ブロックを見た時点で、540円なりのポテンシャルが感じられました。
さて、お湯を入れさせていただきます。
ほら、やばい。
こんなおみそ汁、あり得ない。
これね、当たり前ですけど、カニカマじゃなくて完全に蟹なんですよ。お正月に実家で食べるような、ふつうの蟹。足の部分の引き締まった身がごろごろと入ってる。しかもこの蟹、でかい。蟹を食べたい気分のときは、とりあえずこのお味噌汁をいただけば確実に満たされると思う。
このおみそ汁は本当に人にすすめたい。実際に僕は、「まじで、これ、すごいから。絶対感動するから飲んでみて?」って何人かの友人にプレゼントしたんですが、みんな「……うん、すごかった」って。ワンコイン出す価値はあります。
さっきの親子丼と、このおみそ汁を一緒にいただいたら最高だろうな。
というわけで、僕のベスト3でした。4位以降はカレーとか、なすのおみそ汁とか、チーズリゾットとかもう激戦です。みなさんのお気に入りもぜひ教えてください。
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※ランキングは2022年12月~2023年11月の弊社流通出荷実績です。