レシピ 2016.05.25
岡本ゆかこさんの愛用品|揚げもの以外、何でもできる。自在道具「香味鍋」
蚤の市や海外でもお気に入りの料理器具を揃えるなど、キッチン道具にこだわりを持つ岡本ゆかこさん。フードコーディネーターでもある岡本さんの自宅には、お米や豆をおいしく炊きあげてくれる特別な鍋があります。
松田美智子さんプロデュースの自在道具「香味鍋」
「自在道具(じざいどうぐ)」は、料理研究家・松田美智子さんがプロデュースする調理道具のこと。彼女の長年の知恵から生まれた、機能美と使い勝手のよさが特徴です。なかでも、料理好きから特に高い支持を受けているのが、松田美智子さんの「こんな鍋があったらいいな」という想いをもとに陶芸家・中川一志郎さんが焼き上げたこの香味鍋(こうみなべ)です。
なんとこれ、揚げ物以外は何でもできるという、これまでにない鍋。煮たり炊いたりするだけでなく、炒め物に使えたりオーブンや電子レンジにだって使用できちゃいます。「土鍋は冬しか出番がない」という一般的なイメージを覆すオールシーズン使える万能選手です。
温かみのある飴色で見た目もかわいい鍋ですが、底の部分までしっかり釉薬がかかっているところも特長の一つ。一般的な土鍋の場合、底は塗装されておらず土がむき出しのままなことが多いそう。
「底の部分が塗装されていない“土のままの土鍋”は、傷がつきやすくなってしまうので、使い終わった後にすぐには洗えないんです。でもこれ(香味鍋)なら下の部分が塗装されているのですぐ洗えるのも便利ですね」と岡本さん。見た目のどっしり感に加えて、使い勝手の良さもポイントなのです。
じっくり温めた分、保温効果は抜群
職人さんの手仕事によって作られた土鍋は、沸騰するまでに時間がかかるけれど、その分保温効果が抜群だといいます。
「以前この鍋でビーフシチューを作った時、お肉がトロットロに仕上がって『何時間煮込んだの?』って聞かれたんです。本来は1日がかりのところを、実際は数時間しか煮込んでいないんですけどね(笑)。鍋中央の空気穴が熱効率を高めてくれるので、じっくり火が通るんです」(岡本さん)
そして、ステンレスの鍋にはない土鍋ならではの魅力が「保温性」。できあがりからしばらく時間をおいた料理でも、3~4時間であればホクホクの状態を維持できるのだとか。今すぐに食べることができなくても、時間に余裕があるときに作り置きできるのも嬉しいですね。
土鍋で炊いたご飯はじっくり土鍋のなかで蒸されるため、ツヤツヤでふっくらした仕上がりに。お米なら3合、煮込み料理なら2~3人前がこれ一つでできちゃいます。
ほかほかのご飯の上にまろやか麻婆なす丼の素をかければ、食べ応え満点の麻婆なす丼のできあがり。赤みそ仕立てのしじみのおみそ汁も一緒にどうぞ。
時間が経っても冷めにくいので、鍋ごと食卓に出してもできたてのご飯をいただけます。「おかわり」だってこれなら楽チン!
名前の通り使い方“自在”な香味鍋。一度このスゴさを体感したら、もう他の鍋は出番がなくなってしまうかも。
【愛用品の詳細】
販売価格:23,760円(税込)
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教えてくれた人
フードスタイリスト
岡本ゆかこさん
アフターヌーンティ・ティールーム勤務後、フードコーディネーターアシスタントを経て独立。スタイリング、メニュー考案など広告・書籍で活躍中。『おうちで作るアイスケーキ』『アップサイドダウンケーキ!』(ともに河出書房新社)などレシピ本も絶賛発売中。
HPアフターヌーンティ・ティールーム勤務後、フードコーディネーターアシスタントを経て独立。スタイリング、メニュー考案など広告・書籍で活躍中。『おうちで作るアイスケーキ』『アップサイドダウンケーキ!』(ともに河出書房新社)などレシピ本も絶賛発売中。
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