ズッキーニ
季節の食材のHOWTO 2016.07.27
【ズッキーニの種類と違い】緑と黄色で味や食感は違う?食べ比べて検証!
夏野菜の代表格、ズッキーニ。今の時季はスーパーで見かけることも多いのではないでしょうか。一般的に出回っているのは定番の「緑色のズッキーニ」ですが、実は「黄色のズッキーニ」も存在します。
そんな緑と黄色のズッキーニ、味や風味・食感・食べ方に違いはあるのでしょうか…?そこで今回は、この2色のズッキーニを実際に食べ比べてみました!
緑と黄色のズッキーニ、見た目の違い
早速、2色のズッキーニを比べてみましょう。どちらも表面は滑らかで、きゅうりにあるようなトゲや凹凸もなく、鮮やかな色でおいしそう!では中身は…? ザクっと半分に切ってみると、どちらも断面は淡白な色合い。硬さにもあまり違いはなく、皮の色以外はほぼ同じでした。
「生・炒める・茹でる」の3パターンを食べ比べてみました
まずは、下ごしらえから!
ズッキーニの下ごしらえは、とても簡単。
流水でよく洗い、へたの部分を包丁でカットします。次に輪切りや乱切りなどメニューに合ったサイズにカットしましょう。(※皮が硬いようなら剥きましょう) 続いて「アク抜き」。塩をふりかけるか塩水に漬ければOK。約10分経ったら水分を拭き取ります。この一手間で、ズッキーニはすごくおいしくなるのだとか!
下ごしらえが済んだら、早速調理方法で両者を比べてみましょう。緑と黄色のズッキーニを、生(=輪切り)、炒め(=半月切り)、茹で(=スティック)の3パターンで食べ比べ。果たしてズッキーニの味や風味に違いはあるのでしょうか?
①生で食べる
まず、輪切りにした生のズッキーニを、取材スタッフが食べ比べてみました。 緑色のほうが少し苦味が強いという意見が挙がりました。はたまた、黄色のズッキーニは緑色に比べて味が薄く青臭さもないようで、どんな食材にも合う優等生といえそう。生で食べるなら黄色のほうが万人ウケしそうですね。薄くスライスしてサラダにするのがおすすめ!
【緑色のズッキーニ】
●緑色のズッキーニは、生で食べると少し青臭さがある
●食感や舌触りは、少しかぼちゃに似ている
【黄色のズッキーニ】
●青臭さやクセがないので生でも食べやすい。あまり味がしない。
●中心部分が、フワフワしていて綿のような食感
②炒めて食べる
次に、半月切りにして炒めたものを食べ比べ。緑のズッキーニは、炒めることでズッキーニ本来の味わいが強く出るのかコクがある味わいに、逆に黄色はさっぱりした淡白な味になりました。黄色のズッキーニには「塩をかけたらおつまみになりそう、スティック菓子感がある」という意見もありました。
【緑色のズッキーニ】
●味が濃い。炒めると黄色のズッキーニよりコクが出る
●炒めると油を吸収して、中心部分は「なす」のような食感に!
【黄色のズッキーニ】
●中心部分がトロッとし、表面には歯ごたえが残る
●油で炒めてもさっぱりした味わいになる
③茹でて食べる
最後に、茹でたズッキーニを食べ比べてみたところ、さほど大きな違いはありませんでした。食感の他には色の違いがわかるだけ。結果はこちら。
【緑色のズッキーニ】
●茹でると、皮の色が鮮やかな黄緑色になる
●中心部分がプヨプヨした食感になる
【黄色のズッキーニ】
●茹でると、皮の部分の黄色が少し薄くなる
●炒めた時よりも皮が柔らかくなる (好みによっては食べやすいかも?)
〜まとめ〜
調理方法によって、緑色と黄色を使いわけるのがツウ
取材スタッフが3パターンの調理方法で食べ比べてみた結果、「生で食べる」「炒めて食べる」場合ははっきり違いがわかりましたが、「茹でて食べる」場合は違いがほとんどありませんでした。
サラダなど生で食べる場合は黄色、ソテーにする場合は緑色…など、メニューによって使いわけると楽しいかも! 茹でて野菜スティックとして食べるなら両方使うのもいいですね。色とりどりで華やかさがグッと増します。
入手が簡単で身近な野菜であるうえ、「生」「炒め」「茹で」と調理方法の幅が広い今が旬のズッキーニ。家庭でもさまざまな料理に活用できること間違いなし! 2色のズッキーニを活用して、料理の幅を広げてみては?
参考文献:『花図鑑』(草土出版)
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