対談 2016.11.23
SHIORIさん×クック井上。さん|【第3回】おもてなしの達人が伝授する「最強の一品」はコレ!
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- SHIORI
- 1984年、埼玉県生まれ。料理家・フードコーディネーター。22歳のときに出版した『作ってあげたい彼ごはん(宝島社)』が女性の料理バイブルとして大ヒットし、続編も続々と刊行。レシピ本としては異例のシリーズ累計300万部を超えるベストセラーになる。現在は、「料理で女性をハッピーにする」をモットーに2014年に自らオープンさせたキッチンスタジオ「L'atelier de SHIORI」を活動拠点に料理教室の他、様々なワークショップなど多数開催している。
- L'atelier de SHIORI
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- クック井上。
- 1974年、兵庫県生まれ。フードコーディネーター、野菜ソムリエ、食育・BBQインストラクターと数々の食にまつわる資格をもつ、最強料理芸人。お笑いコンビ「ツインクル」のツッコミ担当。芸人として笑いを取り入れながらも、作る料理は本格的!なギャップを武器に料理講師を始め、商品開発、ラジオMC、雑誌やWEBの料理コラム連載など活動は多岐に渡る。毎週日曜日18時・ニッポン放送『渡部陽一「明日へ喝!」』のコーナー番組「クック井上。ココロ飯」にてレギュラー出演中。
- ようこそブログへ クック クック♪
アマノ食堂に訪れる、お客さんの“おいしいお話”をお届けする「今週のお客さん」。全3回でお届けするおもてなし対談も、今回がラスト!ゲストは、料理家・SHIORIさんと料理芸人・クック井上。さんのお2人です。
最終回の今回は、お2人が考案した「最強のおもてなし料理」と、この冬のホームパーティにぴったりなメニューを伝授してもらいます!
ー今回の“おもてなし料理”をテーマに、お2人が考案したイチオシメニューを作って頂きました。すぐに挑戦できるうえ、簡単でおいしく、さらにテーブル映えもする一品です。
(SHIORIさんには、「ハーブごろものフリット」を作って頂きました!まぶしい!)
私が作ったのは、「ハーブごろものフリット」です。
うわ〜めっちゃおいしそう!これは、たまらんなぁ。タッパーに入れて、このまま奥さんに持って帰りたい!
「ハーブごろものフリット」はローズマリーと粉チーズを下味にしていて、フリットするものは季節のお野菜とかお好みで。今回は、さつまいも、舞茸、インゲン、鶏ささみを使いました。仕上げにレモンを絞って食べるとおいしいですよ~。
さつまいもも舞茸も季節感があって良いよね。それに、ささみの天ぷらって珍しい。じゃ、いただきます!(パクッ)…ん~!ささみがしっとりしていて、全然しつこくない!これは驚愕だ…!
すごい!コメントが秀逸(笑)。
白ワインとかハイボールとか…絶対お酒に合いますよね。これは、最高のおもてなし料理だわ〜。天ぷらっておいしいけど、みんなが集まったときに普通の天ぷらを出しちゃうと、“実家感”が出るじゃない?でも、ハーブが入っていて、レモンを絞って食べる天ぷらならスペシャル感は十分ある。もうこれはみんなが納得するよ。
大人も子供も揚げ物が好きな人は多いので、人が大勢集まるときには何かしら揚げ物を作るように意識しているんです。見た目が地味になりがちな揚げ物も、こうすることでパッと華やかになるのでパーティシーズンにもおすすめなんですよ!あの、クックさんが作った料理も食べてみて良いですか?
(クック井上さんには、「ローストビーフのシュラスコ風ソース添え」を作って頂きました!ボリューミー!)
どうぞ、どうぞ。僕が今回作ったのは「ローストビーフのシュラスコ風ソース添え」です。牛肩ロースに、彩りのいいクレソンを添えて。今回はクレソンを添えましたけど、他の葉物野菜でもOKです。
料理を振る舞う時って、自分もおしゃべりに加わりたいから、こういう机に置いておけるような料理も必要ですよね。
ホームパーティってホストが全部もてなすってイメージだけど、ホストがずっと台所にいて結局ぜんぜん喋れなかった!なんてことになると寂しいからね。みんなで料理を持ち寄ったり、仕込めるものは仕込んどいて、できるだけ自分も参加できるようにしておくのがベストだよね。それこそ、本物のおもてなしのような気がする。
スパイシーな感じですね、ふんふ〜ん〜♪
「ふんふん〜♪」出ました!女子の「ふんふん〜♪」を聞くために、料理の腕をあげてきたと言っても過言じゃないです。うれしい!
あはは(笑)。すごくさっぱりとしていて、ソースの野菜がシャキシャキ。お肉だけど全然重くないから、いくらでも食べられちゃう!バーベキューにソースだけ持っていくのも良いですね。
その通りです。このソースは作るのもすごく簡単なんですよ。ベースは市販のイタリアンドレッシングです。具材はトマト、ピーマン、玉ねぎをカットして、タバスコ、塩こしょう、ビネガー、チューブにんにくと混ぜ合わせる。
しかもソースのベースに市販品を使っていると、絶対に味の失敗がないから心強いですよね。
ドレッシングを選ぶときは、油とドレッシングが二層になっているものがおすすめです。野菜の具材で彩り豊かで、クリスマスシーズンにもぴったりですよ。あと、残りがちなドレッシングの救済措置でもあるわけです。
—お2人に作って頂いた“おもてなしメニュー”でテーブルがグンと華やかになりましたね。本日は、そのお隣にパーティシーズンにもぴったりなメニューをもうひと皿プラス。アマノフーズの「三ツ星キッチン 3種のチーズのクリームパスタ」です。
何これ、ほんとにフリーズドライなの!?チーズがすごく本格的な香りでびっくり。
ほんとだ、おいしい〜。すごいクオリティ高いですよね。しかも、この腹持ち感で146キロカロリーしかないっていうのも嬉しい!
ゴルゴンゾーラの香りがすごく良いですね。僕、もう家でパスタを作るのやめようかな(笑)。
アマノフーズのおみそ汁ってほんとにおいしいんですよね。ここだけの話、実は私、以前から愛用してるんです。海外に行くとき現地の友達に持っていきますもん!個人的に「なすのおみそ汁」が一番のお気に入りです。
ー最後に、これから年末にかけてイベントシーズンということで、冬のホームパーティにおすすめのメニューも教えてもらいました。
見た目も華やかな
土鍋で煮込む「アクアパッツァ」
(クック井上。さん)
「アクアパッツァ」ですね。煮魚に使うような赤魚とか鱈(たら)を買って、オリーブオイルと刻んだにんにくを入れた土鍋や鉄鍋で煮込みます。そこに砂抜きしたあさりや貝、ミニトマト、黒オリーブ、ケーパー、色合い重視ならブロッコリーやカリフラワーもおすすめですよ。後はドバっと料理酒をかけて、隠し味に昆布茶やクレイジーソルトとか、ハーブソルトを少し入れてもいいですね。みんな集まったときにドーンとテーブルの上に乗せたら、見た目も華やかだし温まるし、最高です。残ったスープには、ちょっとツナを足して、パスタで〆る。
色合い的にも“クリスマスカラー”で良いですね。しかも、アクアパッツアって普通フライパンで作って皿盛りだと思うんですけど、土鍋だったら熱もキープされるし、冬らしくていいですね!
『彼ごはん』史上人気No.1!
体も温まる「納豆キムチ鍋」
(SHIORIさん)
冬の鉄板メニューは、「納豆キムチ鍋」ですね。これは『彼ごはん』史上人気ナンバーワンの鍋で、本当に温まります。お肉は豚バラ肉とか牛薄切り肉でもOK。ベースのキムチ鍋にじゃがいもをゴロゴロ入れて、最後にひきわり納豆を入れるんです。キムチを2回に分けて入れるのがポイントで、最初半量を味出しのために鍋全体に入れちゃって、残りを最後に上に散らします。その上にネバネバのひきわり納豆をたっぷりのせて、最後にネギをドバッと入れ、白ゴマを振ったらできあがりです。
おいしそう!しかも豪快!鍋は、最後に雑炊にしたり麺を入れたりと、展開を楽しめるところも盛り上がるしね〜。そうだ、クリスマスパーティはアマノフーズにも頼ったらいいよね!世の中のお母さんたち、パスタを仕込む時間でちょっとだけ、昼寝もできますよ(笑)。
—料理の道への第一歩からおもてなしの極意まで、ホームパーティーシーズンにぴったりな素敵なトークをありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。
撮影協力 / L’atelier de SHIORI
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