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食品ロスに向き合い、世界の未来を照らす! 「グーグーの日」イベントレポート

毎年9月9日は「子どもと食」を考える「グーグーの日」。

 

「子どもと食」のあらゆる問題をクリエイティブの力で解決する団体「ノーペコ ラボ」が制定し、食料廃棄を軽減して世界の子どもの飢餓をなくそうと、啓発活動を行っています。

 

今年の9月9日にもきっかけ作りのイベントが開催され、私たちアマノフーズも協賛ブランドとして参加! 今回は、東京・武蔵野大学内のロハスカフェを舞台に開催されたイベント「冷蔵庫の闇に光を当てろ! 極上のウマイごはんフェス2023」の様子をお届けします。

 

もったいないじゃ終われない、食品ロスと飢餓の関係

 

「食品ロス」とは、本来は食べられる食材が捨てられてしまうこと。問題は想像以上に深刻で、廃棄食材の処分には、大量のCO₂の排出が伴います。CO₂は地球温暖化の原因の一つ。地球温暖化が進行することによって、作物の不作にもつながります。

作物が不作になれば、食べられる食料が減ってしまいます。そして、農業を生業としている人たちは、生活が立ち行かなくなってしまいます。食品ロスはもったいないだけでなく、世界の飢餓や貧困とも深く関わっているのです。

 

出典元:電通報

 

イベント会場に設置されたアマノフーズのブース

 

食品を扱うアマノフーズも、食品ロスの問題から目を背けることはできません。この問題について考え、向き合い続けることはもちろん、私たちが販売しているフリーズドライ食品は、実は食品ロスの削減に貢献できる可能性を秘めています。

 

フリーズドライ食品の強みは、賞味期限が約1年と長めであること。賞味期限内であれば、常温保存で傷むことはありません。また、食べたいときに食べたい分だけ、さっとお湯を注ぐだけで作れるという手軽さがあります。ご家庭の「もったいない」を解消し、食品ロスを減らせるはずです。

 

いつもとはちょっと違った角度からフリーズドライ食品の魅力をお伝えし、食品ロスに少しでも貢献したい。これがアマノフーズがこの取り組みに共感し、イベントに参加した理由です。私たちのほかにも食品ロスに向き合う企業が参加し、さらには食の未来を支える学生さんたちもイベントを牽引!

 

にぎやかなオープニングダンスを皮切りに、学生団体の皆さんが食品ロス削減にまつわる活動をプレゼン。ほかにもコンビニ食品を用いたアレンジレシピが披露されたり、クイズ大会が行われたり。クイズの優勝者には、アマノフーズのフリーズドライ食品詰め合わせBOXが贈られました。

 

 

冷蔵庫の闇に光を! イベントの目玉はレシピコンテスト

なかでも今回の目玉は、イベントのタイトルでもある「冷蔵庫の闇に光を当てろ! 極上のウマイごはんレシピコンテスト」。せっかく購入した食材が冷蔵庫に残り、捨てられてしまう前に、残りがちな食材に光を当て、おいしい料理に生まれ変わらせる企画です。

 

残りがちな食材として挙げられたのは、きゅうり、キャベツ、パン(食パン)、レタス、もやし、豆腐、玉ねぎ、トマト、納豆、牛乳。この10食材から好きな材料を選び、30分以内で作れる料理のレシピを全国の学生から広く募りました。

 

その結果、応募総数はなんと147作品! イベントでは寄せられたレシピから特に秀逸な5作品がノミネートされ、実際の料理を審査員が試食して受賞作品が選ばれました。審査委員長を務めたのは、一ツ星フレンチ「ルカンケ」のシェフである古屋壮一さんです。

 

最終審査に先立ち、ノミネート作品を考案した5組の学生さんたちが順番に登壇し、プレゼンを行いました。レシピを考えついたアイデアの源や作り方、さらに食品ロスを減らすためのポイントまで、それぞれが披露。
さらに実際のお料理の試食が会場の皆さんにも振る舞われ、あちこちから「おいしい」の声が挙がりました!

 

最優秀賞は「中華風きゅうりのくるくるサラダ」!

厳正なる審査の結果、最優秀賞に輝いたのは、学習院女子高等科の伊藤天音さんが考案した「中華風きゅうりのくるくるサラダ」!

 

薄くスライスしたきゅうりを数枚ずつ重ねてくるっと丸め、その中に水切りした豆腐、角切りにしたトマト、中華だし、ごまを混ぜたものを入れるだけ。最後に、焼肉のたれと甜麺醤、ごま油、豆板醤で作ったソースを添えて完成です。

 

残りもので作ったとは思えないほど、見た目も華やかな仕上がりに。冷蔵庫で余りがちな調味料をブレンドしたオリジナルのタレもポイントです。

 

学習院女子高等科
伊藤天音さん

まさかの最優秀賞、とても嬉しく思います。以前は食事をするにも料理をするにも、ちょっと残してしまうことがあったんです。それが学校の活動から食品ロスの問題を知り、自分の意識が変わりました。今回考案したレシピも、その意識から生まれた気がします。

 

審査委員
服部栄養専門学校 中山広報室⻑

脇役になりがちな食材を主役に、おいしく料理する。この高度な取り組みに対し、見事なレシピを披露くださいました。特に最優秀賞のレシピは、率直においしい。試食ではなく、もっとたくさん食べたいくらいでした。現代に大切なのは「ないものねだり」ではなく「あるものさがし」。今後も今ある食材に光を当てた、おいしい料理に挑戦してほしいです。

 

審査委員長
ルカンケ 古屋壮一シェフ

余りがちな食材を少しずつ使って、とてもバランスの良い味に仕上げていました。見た目も、まるでレストランの料理のように華やか。これが評価のポイントです。これからも食品ロスやSDGsといった問題意識を入り口に料理に興味を持ってくださる方が増えたなら、日本の食文化のレベルはさらに上がるはずです。期待しています。

 

さすがの逸品! 一ツ星シェフもアレンジ料理を披露

 

イベントでは、審査委員長を務めた古屋シェフも食品ロスを削減するための料理を披露。古屋さんが手掛けるフレンチレストラン「ルカンケ」では、普段からコース料理の中でサステナブルな料理をお出ししているそう。今回のイベントでは、コースの一品をプチサイズにアレンジ!
学生さんたちが考案した料理の試食セットと合わせて、会場で振る舞われました。

 

「廃棄前野菜のクレープ サーモン添え」

「ケールとブロッコリーを掛け合わせた“ケロッコ”という野菜のピューレから作ったクレープが主役です。ケロッコの表面の葉は、そのままではとても硬くておいしく食べられる状態ではありません。しかし、これをピューレ状にすることで食べやすくなります。さらには持続可能性の観点から、サーモンはあえて養殖を使用。サステナブルにおいしいお料理は、私のモットーの一つです。」と、古屋シェフ。

 

おいしく味わうことが、実は食品ロス削減のアクション!

イベントを主催した、株式会社電通「ノーペコラボ」担当の本間絹子さん

 

「グーグーの日」に開催されたイベントは大盛況。冷蔵庫に残った食材に光を当ててみれば、捨ててしまうことのもったいなさに、改めて気づくはず。学生さんたちが考案した料理を味わう皆さんの「おいしい」の声に、今後の明るい未来が見えてきます。イベントを主催した本間絹子さんは、こう話します。

 

「今回のイベントの告知を見て、食品ロス削減に興味のある地方の学生さんが東京のノーペコに会いにきてくれ、実際に食品ロス削減の活動をしている学生団体さんとつなぐことができました。
また、イベントに参加くださった学生団体の皆さんと古屋シェフの間でも交流が生まれ、廃棄前の果物をレストランに卸す取り組みが始まったりと、グーグーの日をきっかけに輪が広がっています」

 

残りがちな食材を用いたレシピコンテストが教えてくれたように、食品ロスを減らすためのアクションは、私たちのすぐ身近にあります。

 

その一つが、賞味期限が長く、食べたいときに食べたい分だけ食べられる、アマノフーズのフリーズドライ食品。手軽さからお選びいただくフリーズドライ食品が、実は、地球と世界の子どもたちを守ることにつながっています。

 

 

写真:大童 鉄平
文:大谷 享子

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