レシピ 2017.08.14
芯まで活用! 「とうもろこしの丸ごと冷製スープ」レシピ
暑い日が続くと食事も偏ってしまいがち。そんな夏は旬食材を上手に活用して、食欲そそる一品を作ってみませんか?
今回レシピを教えてくれるのは、出張料理人としてケータリングや情報の発信基地「cafe #101(カフェイチマルイチ)」の運営を行い、食にまつわる様々な活動が注目されるフードアレンジャー・キムラカズヒロさん。
夏の風物詩“とうもろこし”をまるごと使った冷製スープは、子どもや大人にも喜ばれること間違いなし!
芯でだしを取る!ひんやり濃厚「とうもろこしの冷製スープ」
とうもろこしの冷製スープ
- 材料(2人分)
・とうもろこし…2本
・塩…適量
・こしょう…適量
【トッピング用の夏野菜】
・パプリカ…1/4個
・ズッキーニ…1/5本
・オクラ…1本
15~20分
作り方
包丁でとうもろこしの粒を切り落とす。
とうもろこしの芯は3等分程度に切り分ける。お湯に塩を少々加えて15分ほど煮る。(芯をだしに使用することで甘みが増し、より味わい深くなるそう!)
芯を取り出して、【1】を鍋に入れ強火で茹でる。しっかりと茹でないと、仕上がりがざらざらした舌触りになるので注意。(※最後に粒を使うので、茹でたら少しだけ残しておきましょう!)
粒が柔らかくなったら、ざるでしっかり水を切り、キムラさん愛用のバーミックス(ご家庭のミキサーでもOK!)で滑らかになるまで混ぜる。
冷蔵庫で30分ほど冷やした後、器に移し、【3】で残しておいたとうもろこし数粒&炒めた夏野菜(今回はパプリカ・ズッキーニ・オクラを使用)をアクセントに加えて、完成!
とうもろこしの優しい甘みと香りがふんわりと広がる一皿。まさか芯まで活用できるとは驚き!この冷製スープは、スパイシーで熱々なカレーともバランスが良くて夏におすすめの組み合わせ。今回は「ひきわり豆のトマトカレー」と一緒に。
「アメリカでは“ベジブロス(野菜の皮からだしを取る)”という調理法が流行っています。野菜の皮やヘタを煮込んでいくとアクが出ますよね。肉類を煮込んだときに出るアクは、“たんぱく質”であるのに対して、野菜のアクには“旨味”があるんです。僕はそのアクも含めて、食材本来のおいしさだと思っているので、あえて捨てず使っています」
普段は迷わずに捨ててしまう部分にこそ、料理をさらにおいしくするヒントが隠されているのかも。まずは先入観を捨て、食材を余すことなく活用してみることで、料理の腕もさらにレベルアップできるはず!
【今月の料理家】
キムラカズヒロ/料理家・フードアレンジャー
1981年生まれ。 兵庫県明石市出身。 フードアレンジャー(food arranger)。19歳から料理人としてのキャリアスタート。大阪、フィレンツェ、東京で腕を磨き、専門学校の調理講師を経て独立。 出張料理、ケータリングをメインに、レシピ開発、フードコンサル、プロデュース業など様々な事業を展開。また、地域活性への強い想いから、地方生産者の訪問を重ね、商品開発や販路開拓及びマーケティングやプロモーションのサポートも積極的に行う。 食材廃棄を減らす取り組み「サルベージ・パーティ」にも関わり、サルベージ・シェフとしての顔も持つ。
https://ctl-llc.jimdo.com/
本日の一品
※写真はイメージです。
野菜スムージーで煮込んでつくりました。コクやうまみを引き出した、芳醇なスパイスの香りが楽しめる濃厚なカレーソースです。
具には3種類のひきわり豆を使い、豆それぞれの食感が楽しめます。
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※ランキングは2022年12月~2023年11月の弊社流通出荷実績です。