レシピ 2018.03.12
お弁当作りの3つのコツとは? 阪下千恵さんの「枝豆入り 唐揚げ酢どり弁当」レシピ
この春から、学校や職場に持っていくお弁当をがんばって作る!と意気込んでいる方も多いはず。でも、毎日続けるとなるとさすがに大変そう…と億劫になっていませんか?
せっかくなら手間なく作れて見栄えも良い“特製弁当“でお昼もパワーチャージしたい♪ 今回はここぞ!という日にぴったりなレシピをご紹介します。
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レシピを教えてくれたのは、料理研究家・阪下千恵さん。これまで、お弁当本を多数出版しているお弁当のスペシャリストです♪ 阪下さんのレシピ本、『園児のかわいいお弁当』(新星出版社)は8万部超え。毎朝レシピに迷うママからも注目されています。
そんな阪下さんに、毎日続けられるお弁当レシピと、3つのコツを教えていただきました♪
|レシピ手帖|
彩り野菜をプラス!「枝豆入り唐揚げ酢どり弁当」
【調理時間】
20分
【材料】
・鶏もも肉…1枚
・パプリカ(赤・黄)…各1/3個
・たまねぎ…1/3個
・ごま油…小さじ1
・片栗粉、サラダ油…適量
・まるごと素材 フリーズドライの枝豆(普通に茹でた枝豆でもOK!)…大さじ2
[A]
・しょうゆ…大さじ1.5~2
・酒…大さじ1/2
・しょうがすりおろし…小さじ1/2
[B]
・水…100ml
・鶏がらスープの素…小さじ1
・酒・ケチャップ…各大さじ1
・砂糖・しょうゆ…各大さじ2
・酢…大さじ2
・しょうがすりおろし…小さじ1/2
・片栗粉…小さじ2(少量の水で溶いておく)
※[B]はあらかじめ合わせておく
【作り方】
1. 鶏もも肉の余分な皮と脂を取り除き、ひと口大に切る。その後、[A]をよく揉み込む。
2.【1】に片栗粉を大さじ1~2混ぜて、味を馴染ませる。
3. 漬けダレから取り出した鶏肉に衣用の片栗粉をまぶし、170度の油で約6~8分ほど揚げる。(火が通るまでしっかり揚げましょう!)
<POINT!>
片栗粉を2度に分けてまぶすことで短時間でも味がしっかりと馴染みます。時間があるときは15~20分程度漬け込むと◎! 夜のうちに付け込んでもOKです。
4. たまねぎ(くし形切り)と、パプリカ(乱切り)をごま油を敷いたフライパンで中火で炒める。
5.【4】に、まるごと素材 フリーズドライの枝豆と[B]を加え、ひと煮立ちさせる。
6. とろみがついてきたら唐揚げを加えて、煮絡めたらできあがり!
パプリカ、たまねぎ、枝豆と、野菜もたっぷり食べられます。フリーズドライの枝豆はそのままでも食べられるので彩りが欲しい時にすぐ使えて便利。色鮮やかなおかずが1品加わるだけで、気分がグンと華やぎそう。
でも、結構悩んでしまうのが、他のおかずとのバランスやお弁当箱の詰め方。そこで、お弁当スペシャリストの阪下さんに、すぐに実践できるお弁当作りのコツを教えてもらいました。
すぐ真似できる!阪下千恵さんのお弁当テク3つ
①「紫&黒の食材」を入れる
「紫と黒の食材を入れると、バランス良く仕上がるんですよ」と阪下さん。この2色が加わることで全体の色味が締まるのだそう。
「例えば、“紫”なら紫キャベツや紫玉ねぎ、紫イモもおすすめ!“黒”ならゴマにひじき、なすなど、身近な食材があります。この2色を意識するだけで、見栄えの良さが格段にアップします」
② 斜めに詰めていく
おかずは、ただ詰め込むだけだと見栄えよく仕上がりません。ボリューム満点に仕上げるコツはあるのでしょうか?
「おかずを“斜め”に差し込むイメージで詰めましょう。立体的に盛り付けられるので、ぜひ試してみて下さいね。あと、ちょっとしたところにお弁当に映える工夫があります。スナップエンドウを裂いてみたり、卵焼きを斜めに切ってみたり」
③ 作り置きやフリーズドライ食材を使って「がんばりすぎない」工夫を
「がんばってしまうとお弁当作りは続きません。おかずは作り置いたものを3品と、ご飯を入れれば充分です。今回はフリーズドライの“まるごと素材シリーズ”も使いましたが、これはそのまま食べられるので使い勝手がいいです。
もちろん、あらかじめ茹でた枝豆を使ってもいいのですが、手軽で彩り良く仕上げてくれるので、お弁当以外にも重宝しますね」
出来あがったお弁当がこちら!きれ~い。今回作った唐揚げ酢どり以外は、すべて作り置きのおかず。毎日食べるものだからこそ、負担なく作れておいしいものがいい。お弁当作りには「工夫」が必要なんですね!
誰でも実践できる工夫が随所に散りばめられた、阪下さんのお弁当。
柚子こしょうがピリッと効いた水炊き風のスープ(現在は販売を終了しています)を添えたら、お弁当の満足感がさらにアップ。この具だくさんのスープも、実はフリーズドライなんです。お弁当にはスープジャーに入れて持っていくと場所を選びません!がんばりすぎずにおいしく作る、お弁当のコツかも知れませんね。
手間なくサクッと作れるおかずのレパートリーが増えるだけで、お弁当の幅がグングン広がりそう。まずは無理なく作ることを楽しむことが上達の秘訣かも!
ぜひ、これからのお弁当作りに役立てみてくださいね♪
【Information】
毎日のお弁当作りをサポートしてくれる作り置きレシピは、 阪下さんの著書『作りおきのやせるお弁当』(新星出版)でもたっぷりご紹介。なんと389レシピも掲載されています!ぜひ参考にしてみてくださいね♪
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教えてくれた人
料理研究家・栄養士
阪下千恵さん
東京都在住。栄養士。料理研究家としてテレビ、ラジオ、新聞、企業レシピ開発まで幅広く活動。著書は、『料理のきほんlesson』『園児のかわいいお弁当』『とっておきのおもちよりレシピ』他、多数。園児のお弁当部門売り上げ1位。
HP東京都在住。栄養士。料理研究家としてテレビ、ラジオ、新聞、企業レシピ開発まで幅広く活動。著書は、『料理のきほんlesson』『園児のかわいいお弁当』『とっておきのおもちよりレシピ』他、多数。園児のお弁当部門売り上げ1位。
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