レシピ 2021.07.21
野菜の甘みたっぷり! メスティンで作る「夏野菜のコンソメ炊き込みごはん」
近年は空前のアウトドア・キャンプブーム! 家族や仲間と楽しむのはもちろん、大自然の中で1人ゆったりと過ごす「ソロキャンプ」にハマる人も増えています。芸能界にもソロキャンプ愛好家は多いですが、15年以上前からその魅力に取りつかれているのが、お笑い芸人の阿諏訪泰義さん。
今回は人気のキャンプギアのメスティンを使って、夏野菜を使った炊き込みごはんの作り方を教えてくれました!
「秋冬のキャンプは誰も付き合ってくれない」 から始めたソロキャンプ
お父さんが大のキャンプ好きで、子どもの頃からよく家族で出かけていた阿諏訪さん。今のようなソロキャンプに魅力を感じ始めたのは20歳頃からだそう。
阿諏訪さん:「20歳頃、夏に友人とキャンプでバーベキューをしたのが楽しくて! こんなに楽しいなら夏が終わっても行きたいなって思ったんです。でも寒くなると誘ってもみんな来ないんですよね。どんどん参加する人が減っていって、ついには僕1人に(笑)」
とはいえ15年前はソロキャンプをしている人はほとんどおらず、周りからは「変わった趣味だな」と言われていたんだとか。
阿諏訪さん:「グループキャンプはみんなでわいわい楽しむ。それもまたいいのですが、ソロキャンプは時間をゆっくりと贅沢に使う感じがいいんです。きっと自分の性格に合っていたんでしょうね。僕は、1人でのんびりしたいので、あえてあまり有名じゃない小さなキャンプ場に行って自然を感じるのが好きなんです」
紅葉や積雪の中でキャンプするうちに、季節を問わずその魅力にハマっていき自らを「オタク気質」と言います。とことん突き詰めたくなる凝り性を発揮し、かっこいいキャンプギアを国内外から取り寄せたり、山道に咲く花をポケット図鑑で調べてメモしているそう。
そうしたキャンプの思い出を残すために始めたのがYouTube。阿諏訪さんはスマートフォンで撮影し、編集まで1人で行っているそう。自然豊かな美しい映像に、見ているだけでも癒されます。
【阿諏訪さんYoutubeチャンネル「野あすわ」】
阿諏訪さん:「不思議なもので、過酷なキャンプの方がよく覚えてるんですよ。土砂降りに遭うとか虫に刺されまくるとか(笑)。逆に快適なキャンプは、楽しいという記憶だけで詳細は忘れてしまうことが多いです。忘れちゃうのは寂しいので、『動画に残しておけば後で見返せるかな』と思い、動画配信を始めました。実際にYouTubeをスタートすると、思った以上に見てくれる方が多くて驚きました。さらにキャンプ関連のお仕事にもつながって、本当に嬉しいですね」
キャンプ仲間・ヒロシさんが泣いて喜んだ? 阿諏訪さん自慢の1品
この日教えてくれる『夏野菜のコンソメ炊き込みごはん』は、ソロキャンプ仲間の芸人・ヒロシさんに作ったレシピ。
阿諏訪さん:「以前、ある番組で『お世話になっている人に感謝の気持ちを込めてお弁当を作る』という企画があったんです。ヒロシさんは野菜嫌いなんですけど、このレシピなら野菜の甘みがグッと引き出されるし食べてくれるかなと思いました。コンソメのおこげがとてもおいしいので、その後もキャンプや自宅で何度も作るようになりました」
肝心のヒロシさんの反応はどうだったのでしょうか?
阿諏訪さん:「もちろん『おいしい』って言ってくれましたよ! 何となく涙目になってたような気はしましたが(笑)」
自分で火の調節ができるのがキャンプの醍醐味。キャンプの焚火で炊く時、阿諏訪さんは何度かふたを開けてその都度水分量を確認しながら作るそう。それでは、詳しく教えていただきましょう!
夏野菜の甘みがしみ込んだ「夏野菜のコンソメ炊き込みごはん」
「夏野菜のコンソメ炊き込みごはん」のレシピ
(料理監修 / 阿諏訪泰義)
- 材料(2人分)
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・米…1合
・コンソメ(固形キューブ)…1個
・水…約180~200ml
・カラーピーマン…2〜3個(パプリカなら1/2個程度)
・アスパラガス…2〜3本
・ベーコン…3〜4枚分
※食材の量はお好みで調整してください
<盛り付け用>
・ミニトマト…お好みで
・パセリ…お好みで(みじん切りにする)
15分(浸水、炊飯時間をのぞく)
作り方
米を研いで浸水させます。30分浸水した米と水をメスティンに入れ、コンソメキューブを入れます。
POINT
メスティンで米を炊く際、少量のため短時間で炊きあがります。芯が残らないように、事前に浸水させておきましょう。
カラーピーマンは5mm幅の細切りに、アスパラガスは根本の固い部分の皮をむき4cm幅に切ります。ベーコンは1cm幅に切ります。
1の上に2をのせ、ふたをします。
沸騰するまで中火~強火、その後は弱めの中火で15分程度加熱します。その後火を止め、15分ほど蒸らします。仕上げにミニトマトを盛り付けたら完成です!
POINT
おこげをつくるポイントは「音」と「香」。底の部分からパチパチと乾いたような音があり、少し焦げたような香がしてきたら火を止める合図です。
メスティンのふたを開けると、コンソメの良い香り! 彩り豊かで、思わず嬉しくなるビジュアルです。これは、子どもから大人まで大好きな主食ですね!
ぜひ「Theうまみ 3種のきのこの豆乳スープ」と一緒にいただきましょう。野菜の甘みやベーコンの旨みがごはんにしみ込み、とっても優しい味わい。おこげの香ばしさも楽しめます。豆乳仕立てのきのこのスープと引き立て合うおいしさです。
阿諏訪さん:「キャンプでお米を炊く時、生煮えを防ぐためにお米は30分程度必ず浸水させるのがポイントです。メスティンを使ったレシピはお家でもできますが、焚火だったらもっと豪快なおこげができますよ(笑)。余ったらチーズリゾットにすると、また違った味わいが楽しめます」
メスティンは、アルミ製で軽い上に、熱伝導率も高く調理に使いやすいので、キャンパーの間では人気のグッズなのだそう。今回は「ご飯もの」を紹介しましたが、炒め物や蒸し物、煮物にも使えます。これ1つあればキャンプで重宝しますよ。
「今回のレシピを普段楽しみたい!」という方は、自宅の鍋や炊飯器を使って作ってもOK! 特に夏野菜は鮮やかな色のものが多いので、食卓に映えること間違いなしです。ぜひご家庭でも楽しんでみてください。
写真/パタヤナン・ワラット(vvpfoto)
文/田窪 綾
本日の一品
素材の風味を存分に引き出したTheうまみシリーズ。ソテーしたマッシュルーム、しめじ、しいたけの3種のきのこのコクと、豆乳の優しい味わいをお楽しみください。
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教えてくれた人
1983年生まれ、神奈川県出身。2009年から相方の金子学さんとお笑いコンビ「うしろシティ」を結成。ツッコミ担当(ネタによりボケも担当)。なだ万出身の店主が経営する創作料理店で6年半働いた経験から料理好きに。特技は一度食べた料理を再現できること。その能力を活かしバラエティ番組では“サイゲン大介”として出演、手掛ける料理が話題に。近年はキャンプ芸人としても活躍の場を広げている。
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