レシピ 2024.12.13
【おせち料理の基本】定番レシピや具材の切り方のコツ
寒さが増し、冬らしい季節になってきました。忘年会などが開かれるにぎやかな年末が終わると、あっという間にお正月! 今回は、知っておくと便利なおせち料理の基本をご紹介します。
定番のおせちレシピから、具材の下処理方法、料理をきれいに見せる切り方まで。今年は、「おせち料理を手作りしたい!」という方に役立つ情報をピックアップしました。盛り付けやレシピに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
おせち料理に使われる食材の由来や意味とは? 縁起の良い食べ物まとめ
日本には「縁起が良い」とされる食べ物がたくさん。
例えば、海老は、その名前から「海の老人」を意味し、長寿を表す食材。昆布は「よろ“こんぶ”=喜ぶ」の語呂合わせで愛されてきました。
おせち料理に登場する食材には、それぞれに幸福を願う由来があります。
「縁起が良い」とされる食べ物を味わうこともお正月ならではの楽しみ。由来や意味を知ることで、お正月の食卓で話すネタにもなりますよ♪
- 季節の行事やお祝いに! 鯛や小豆など縁起の良い食べ物まとめ
https://www.amanofoods.jp/season/15642/
おせち料理の煮物に活用! 里芋の「六方むき」のコツ
料理を美しく仕上げるために大事になるのが食材の切り方。
里芋の「六方むき」は、球形の食材を六角形に(側面が六面になるように)整える皮のむき方のこと。「六方むき」は亀の甲羅のように見えることから「亀甲(きっこう)切り」と呼ばれ、縁起が良いとされています。
面があることによって、お鍋の中でグラグラとぶつかりあうのを防ぐことができるので、煮崩れしにくいという点もポイント。
洗った里芋の上下を切り落としたら、側面が六面になるよう、身に沿ってカーブを描くように皮をむきます。対面同士を交互にむくのがポイントです。
お料理にグッと品を持たせてくれる「六方むき」。コツを掴めば簡単に切ることができます。
- 里芋の「六方むき」のコツ。調理メリットや縁起が良い理由も
https://www.amanofoods.jp/season/23969/
良縁の縁起担ぎにも!「手綱こんにゃく」の作り方
幅広いお料理で活躍してくれるこんにゃくも、実はおせち料理に欠かせない食材。
「手綱こんにゃく」は、馬の手綱の形に見立てられたことから「手綱を締めて戦いに備えるように、自分の心を引き締める」といった意味や、結び目のようにも見えるため、良縁の縁起担ぎの意味が込められることもあります。
こんにゃくを約1cmの薄さに切り、上半分に切り込みを入れます。切り込み部分に下半分のこんにゃくをくるりと通して完成。
切り込みが入っているので、味が染みやすく煮物に最適です!
- 【こんにゃくの切り方】ちぎり・手綱・隠し包丁…料理に合わせた切り方を紹介!
https://www.amanofoods.jp/season/14468/
おせち料理の定番食材「れんこん」のアク抜き方法
れんこんは、穴から「先(将来)を見通せる」という意味で縁起が良いとされており、おせち料理でも定番の食材。断面の美しい白色を長持ちさせるためには「アク抜き」が必要です!
ピーラーを使ってれんこんの皮をむき、調理方法に応じてカットします。白色をより目立たせたい場合は皮をむくのがおすすめです。
水500mlに対して酢大さじ1の量で酢水を作り、そこにれんこんを浸して10分ほど置いたらアク抜き完了です。
- 【れんこんの変色を防ぐ下処理方法】アク抜きでこんなに色が違う!
https://www.amanofoods.jp/season/26403/
おせち料理を華やかに! 「花れんこんの甘酢漬け」
れんこんの穴を生かして、飾り切りすれば、華やかな一品ができます!
さっぱりとした味わいで、おせち料理にぴったりな「花れんこんの甘酢漬け」のレシピです。
れんこんは皮をむき2〜3cmほどの厚さに切ります。穴と穴の間に三角に切り込みを入れてから、角をとって花形に。
さらに、5〜6mmの厚さに切り、アク抜きをしたら、れんこんが透き通るまで茹でます。保存袋に調味料をすべて混ぜ合わせ、冷蔵庫で1時間以上漬け込んだら完成!
れんこんのシャキッとした食感と甘酢の爽やかな風味が味わえる一品。おせち料理だけでなく普段のお弁当に入れれば、見た目も美しく仕上がります。
れんこん…100g(中1/2節)/酢…大さじ4/砂糖…大さじ2/塩…小さじ1/2/鷹の爪(輪切り)…お好みで
- れんこんの穴は何個?なぜ空いてるの?れんこんの秘密
https://www.amanofoods.jp/season/17366/
冷凍むき栗でもOK! 「栗の甘露煮」基本の作り方
ツヤのある金色が鮮やかな、おせち料理の定番「栗の甘露煮」。少し手間のかかるメニューではあるものの、基本をおさえればおいしく作ることができますよ!
皮をむいた栗と潰したクチナシの実を弱火で煮て一晩冷ましておきます。鍋にグラニュー糖と水を合わせて火にかけ、グラニュー糖が溶けたら、一晩冷ました栗を入れて煮詰め、さらに一晩寝かせたらできあがりです。
しっとりした食感と栗の甘みがおいしい「栗の甘露煮」。冷凍むき栗を使えば、手軽に調理できるので、初心者の方もぜひ挑戦してみてくださいね。
栗(皮付き)…400g/グラニュー糖…150g/水…200cc/クチナシの実…1粒
- 「栗の甘露煮」の作り方&保存方法。ホットケーキミックスで作る「栗どら焼き」アレンジも
https://www.amanofoods.jp/season/23784/
アマノフーズのおみそ汁を使った簡単お雑煮アレンジも!
お正月には欠かせない「お雑煮」。手軽に楽しみたい方は、アマノフーズのフリーズドライおみそ汁を使った簡単アレンジを試してみてはいかがでしょうか?
おすすめはアマノフーズの「いつものおみそ汁 里いも」。フリーズドライブロックにお湯を注ぎ、焼いたお餅を入れたら、あっという間に里芋のお雑煮が完成! さらに茹でた鶏肉を加えれば食べ応え抜群です。
やさしい甘さの合わせみそ、かつおと昆布だしが香るおみそ汁の味わいにほっとします。やわらかな食感の里芋やねぎ、油揚げも入って満足感のある一品が簡単に作れますよ。お好みで三つ葉やゆずなどの薬味を入れても◎。
お正月に余ったお餅を活用したい時にも役立つレシピ。お正月だけでなく、夜食や在宅ランチにもぴったりです。
***
おせち料理の由来や基本をおさえて、お正月の食卓を楽しんでくださいね!