レシピ 2019.03.25
愛用歴100年以上のビンテージ品! ひいおばあさんから受け継いだ「伸ばし棒」
“かわすぎる男性料理研究家”として、テレビにWEBメディアにひっぱりだこの“いんくん”ことファン・インソンさん。母国韓国の料理を専門にした料理教室は女性だけでなく、男性にも大人気なのだとか。
そんないんくんが愛用してるキッチン道具は、ひいおばあさんから譲り受けたという「伸ばし棒」。
実はもともと違う用途で使うものなんだそう……。その正体とは一体?
伸ばし棒は服を叩く“○○棒”!?
いんくんが毎日料理をする台所にお邪魔すると、壁一面に漢方薬が入った瓶がずらり。 それもそのはず、いんくんのお母さん、おばあさんは韓国の宮廷料理人という家系。料理だけでなく、漢方にも造詣が深いんです。
宮廷料理人にルーツを持ついんくん。料理に目覚めたのは10代の頃でした。しかし、韓国ではかつての日本のように「男子厨房に入るべからず」という考えが今でも根強くあり、お母さんから直接料理を教えてもらうことはなかったそう。それでも料理がしたくて仕方なかったという、いんくん。1人暮らしを始めると同時に、それまで食べてきた家庭料理を再現するようになったそうです。
「レストランのシェフは男性がほとんどですし、最近は韓国でも料理をする男性が少しずつ増えてきたんですよ」とのこと。その先駆者が彼というわけですね。
今回紹介してもらった「伸ばし棒」は、いんくんのひいおばあさんが使っていたというもの。実はこの「伸ばし棒」、もともとは「洗濯棒」として使用されていました!
洗濯機がない時代に、麻など硬い生地をこの棒で叩き柔らかくしていたそうです。
ところがこれを料理に使ってみたらぴったり! 今ではいんくんの料理に欠かせない道具になりました。
100年たっても大丈夫! ヴィンテージ伸ばし棒
いんくんが愛用する「伸ばし棒」は、使い込まれていて味わい深いビジュアル。手に持つと、どっしりとした重厚感があります。叩くことが目的の棒なので、固い材質のオーク材で作られています。
グリップ部分は程よいカーブがあり、握ると手にしっかりフィット。
胴の部分は中央から先端にかけて緩やかに細くなっていて、思っている以上に小回りが利きます。
表面はキメが細かく、100年以上経っているとは思えないほど劣化していません。
すべすべしているので、柔らかい生地を伸ばしても棒に生地がくっつくことはありませんでした。そして、適度な重みがあるからこそ、ちょっと力を加えるだけでしっかりと生地を伸ばすことができるのです。
生地が韓国テイストの“いんくん流ピザ”
愛用の「伸ばし棒」を使っていんくんが作ってくれたのは、生地から手作りする「ピザ」。
いんくん特製ピザは、生地をマッコリで発酵させた韓国風です。
「イーストじゃないから発酵するのにちょっと時間はかかるけど、生地も手作りします。チーズだって簡単に作れちゃうんですよ♪」といんくん。
この「伸ばし棒」を使って餃子の皮も作ってしまうというから驚きです!
マッコリで発酵したピザの生地はほんのりと甘く、この生地にバターやジャムを塗れば朝食の主役になりそうです。
いんくんと同じ道具を手に入れることはできませんが、生地を伸ばす棒を探している方はオーク材などしっかりした素材で作られた棒をお求めになるといいですよ♪
【愛用品の詳細】
ひいおばあさんから譲り受けた「伸ばし棒」
参考価格:不明
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教えてくれた人
料理研究家
ファン・インソンさん
韓国出身の料理研究家、通称いんくん。商品開発・レシピ考案だけでなく、自宅で料理教室も主宰。専門は韓国料理で、テレビやTSUTAYAの動画コンテンツ『いんくんのハンサムごはん』でも活躍中。レシピとライフスタイルをテーマにしたスタイルブック『fantastic!いんくん-beaty recipe-』も絶賛発売中!
X韓国出身の料理研究家、通称いんくん。商品開発・レシピ考案だけでなく、自宅で料理教室も主宰。専門は韓国料理で、テレビやTSUTAYAの動画コンテンツ『いんくんのハンサムごはん』でも活躍中。レシピとライフスタイルをテーマにしたスタイルブック『fantastic!いんくん-beaty recipe-』も絶賛発売中!
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