レシピ 2020.10.22
カレーが映える、カラフルなお皿! 淡路島生まれの『Awabi ware』
もはや定番になりつつあるスパイスカレー。アマノ食堂でも過去にカレーレシピを紹介し、その度に反響があります。おいしいカレーを作ったら、お気に入りの器に盛りたいですよね。
今回は流しのカレー屋さん『and CURRY』の代表・阿部由希奈さんのキッチンにお邪魔して、カレーにぴったりなお皿を教えていただきました。
渋谷のカレー屋さんで開眼! カレーの世界へ飛び込む
以前は、会社員としてオフィスワークをしてきた阿部さん。あるお店でカレーの洗礼を受け、独学でカレーを学び始めたのだそう。
阿部さん:「渋谷にある『ネパリコ』というネパールのカレーを出す店に行った時、『ネパールのカレーってこんなにおいしいんだ!』と衝撃を受けました。そこからカレーの虜になり、もう数え切れないくらいのカレー屋さんを食べ歩き、SNSでレポートしていました」
国内だけでなく、インドにもカレーの旅に出た阿部さんはそこでもカレーの魅力に取り憑かれたそうです。
阿部さん:「日本人が3食和食を食べるように、インドでは3食カレー。でも種類が豊富なので、いくら食べても飽きないんです。具材や、テクスチャー、スパイスの調合も多種多様なので、いくらでも食べられました」
当初は食べ歩きレポートをしていた阿部さん。その後、独学でカレーを学び、自身でもカレーを作るようになります。
阿部さん:「ある時、行きつけのたこ焼き屋さんでカレーの話をしたら『だったらうちのキッチン使って販売してみたら?』と声をかけられ、間借りのカレー屋さんを始めることになりました。当時はまだ会社員だったので月に1回だけのオープン。次第にイベントにも出店するようになり、流しのカレー屋『and CURRY』を設立したのです」
「Kitchen and CURRY」の日替わりメニュー。季節の食材を取り入れ、毎日少しずつ変わるバリエーション豊かなカレーが人気です。
“流し”のみの営業でしたが、2018年に京王井の頭線新代田駅の近くに拠点となる『kitchen and CURRY』をオープン。実店舗として、営業をスタートさせました。
阿部さん:「“間借りカレー”をしていた時『お店で待っているスタイルは苦手だな。お客さんに会いに行きたい』と感じていたので、“流し”にこだわっていました。『kitchen and CURRY』はカレーの研究をすることが本来の目的ですが、せっかくなので週に2回だけ『キッチン開放日』としてオープンしています。今は“お店”というスタイルで、お客さんにたくさん足を運んでいただけるのがうれしいですね!」
豊富なカラーバリエーションで、カレーが美しく!
『kitchen and CURRY』のカレーは、淡路島の陶芸作家・岡本純一さんのブランド『Awabi ware』の器に盛って提供されます。
阿部さん:「私のルーツが淡路島で、祖父は今でも淡路島で暮らしています。お店を始めるなら淡路島で作られる器を使いたいな。と淡路島を巡りながら探していた時に出会ったのが岡本さんの作品です」
『Awabi ware』のお皿は、ツヤのあるもの、マットなもの、円形やオーバルなどバリエーション豊か。
“受け継ぐ器”をコンセプトに日用食器を生み出す『Awabi ware』の器は、美しさと使いやすさを両立。手にしたときに、しっくりと手に馴染むのも魅力的です。
阿部さん:「縁が程よく立ち上がっているので、カレーを最後まですくいやすいんです。またカラーバリエーションも豊富なので、『どのお皿にしようかな』とワクワクします。そして、カラフルなカレーとの相性もよく、カレーがとてもおいしそうに見えるんですよ」
今回はこのお皿に合うドライキーマカレーを作っていただきました。
牛肉ゴロゴロ!トマトの酸味が決め手「ドライビーフキーマ」の作り方
「ドライビーフキーマカレー」のレシピ
(料理監修 / 阿部由希奈)
- 材料(2人分)
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・玉ねぎ(中サイズ)…1個
・にんにく(みじん切り)…小さじ2
・しょうが(みじん切り)…小さじ1
・青唐辛子…1個
・トマト(中サイズ)…1個
・牛ひき肉…500g
・赤ワイン…100ml
・塩…小さじ1〜2
・サラダ油…大さじ3
<ホールスパイス>
・チリホール…2本 ※赤唐辛子でもOK
・ブラックペッパー…小さじ1
・クミンシード…小さじ
<パウダースパイス>
・コリアンダー…大さじ1
・チリパウダー…小さじ1/2
・ターメリックパウダー…小さじ1/3
20分
作り方
玉ねぎは粗みじん切りに,青唐辛子は小口切りに、トマトは一口大にざく切りにします。
鍋に油をひきチリホール、ブラックペッパーを入れます。チリホールの周りから小さな気泡が見え出したら、クミンシードを入れます。クミンシードがしゅわしゅわと動き始めたらにんにく、しょうが、青唐辛子を入れて炒めます。
POINT
スパイスの香りをしっかり出すため、音や動きをしっかり観察しましょう!
にんにく、しょうがのいい香りがしてきたら玉ねぎを加え炒めます。
POINT
途中水気がなくなってきたら少しずつ水を加えながら茶色になるまで炒めましょう。
牛ひき肉を軽くほぐして3に加え、色が変わるまで炒めます。
POINT
牛ひき肉は加熱前にほぐしておくことで、塊になりにくくのなるので◎。
いったん火を止めたら、<パウダースパイス>の材料を全てを加え、混ぜ合わせます。さらに赤ワインを加え、水分を飛ばしながら炒めます。
最後にトマトを加え、さっと炒めて塩で味を整えたら完成!
今回はトッピングにスプラウトを添えて彩りよく仕上げました。
とにかく材料を炒めていくだけ。じっくりコトコト煮込まなくても、ビーフのコクと野菜の爽やかさが際立つキーマカレーに仕上がりました! シンプルな材料をスパイスの香りが引き立てています。
ドライビーフキーマカレーに添えたのは「まごころ一杯 定番五種の野菜」。お肉たっぷりのカレーに、五種の野菜が入った優しい味わいのおみそ汁がよく合います。みそ汁は、ガラスの器に入れるといつもとちょっと違った印象に。おしゃれな「スープ」風に盛り付けられ、カラフルなお皿にもよく合います。
阿部さんが愛用している『Awabi ware』のお皿。もちろんどんなお料理とも相性抜群。サラダでもグリル料理でも、お料理が美しく、そしておいしそうに映えます。
『Awabi ware』のオンラインショップは不定期オープン。オンラインショップの開催はSNSで告知されます。また、全国のセレクトショップでも取り扱っているので、手に取ってみたい方は『Awabi ware』のサイトをチェックしてみてくださいね。
【愛用品の詳細】
『Awabi ware』のお皿
※記事公開当時の情報のため、商品の名称や仕様、お取り扱い状況などが変更となっている場合がございます。
写真/パタヤナン・ワラット(vvpfoto)
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教えてくれた人
『and CURRY』代表
阿部由希奈さん
1984年生まれ、大阪府出身。流しのカレー屋『and CURRY』として、様々なイベントや店とコラボして個性的な創作スパイスカレーを提供している。2018年7月にカレー活動の拠点となる「kitchen and CURRY」をオープン。週2日ほどを“キッチン開放日”とし、カレーを提供している。スパイスカレーのレシピ本『スパイスでおいしくなるandCURRYのカレーレッスン』(立東舎)『野菜が主役季節のカレー』(世界文化社)も発売中!
andCURRY HP / instagram1984年生まれ、大阪府出身。流しのカレー屋『and CURRY』として、様々なイベントや店とコラボして個性的な創作スパイスカレーを提供している。2018年7月にカレー活動の拠点となる「kitchen and CURRY」をオープン。週2日ほどを“キッチン開放日”とし、カレーを提供している。スパイスカレーのレシピ本『スパイスでおいしくなるandCURRYのカレーレッスン』(立東舎)『野菜が主役季節のカレー』(世界文化社)も発売中!
andCURRY HP / instagram
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