レシピ 2021.09.25
シャリ切りの良さが特長! ご飯のプロがおすすめする『極しゃもじプレミアム』と基本の土鍋ごはんレシピ
ごはんをよそう時に欠かせない「しゃもじ」。普段から何気なく使うことが多いですが、実はとても奥深い道具なんです。
お米料理研究家でフードユニット「ごはん同盟」としても活躍するしらいのりこさんが「このしゃもじは最高です! 」と太鼓判を押すのは、マーナの『極しゃもじプレミアム」。今回は、その推しポイントを伺うとともに、土鍋ごはんのおいしい炊き方を教えていただきました。
二人三脚でごはんのおいしさを発信! 夫婦で活動するフードユニット「ごはん同盟」
お米料理研究家のしらいのりこさんは、夫のシライジュンイチさんととともに炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として活動。“おかわりは世界を救う”の理念のもと、のりこさんはレシピ考案と調理を、夫のジュンイチさんは企画と試食を担当、お米のおいしい炊き方や食べ方を日々発信しています。
米どころの新潟県出身のおふたり、「ごはん同盟」結成のきっかけは何だったのでしょうか?
しらいさん:「夫の実家はお米農家だったこともあって、最初は夫と一緒にお米のおいしさをもっと広めようと小売りなどをしていたんですが、それよりもお米の研ぎ方や炊き方、ごはんに合う料理を発信した方がより多くの方に伝わるのではないかと『ごはん同盟』として活動を始めました」
コロナ禍になる前までは全国各地で炊飯教室や料理イベントなどを精力的に行ってきたそう。現在はオンラインイベントでお米の魅力を伝えるほか、雑誌やWEB、テレビなどでごはんに合うおかずレシピを提案しています。
ごはん粒が付きにくい! “シャリ切り”に特化したマーナの『極しゃもじプレミアム』
お米のプロが開発!ご飯粒が付きにくい仕様。クリアタイプが「極しゃもじ プレミアム」(左)、ホワイトとブラックは「極しゃもじ」(右2点)。「極しゃもじ プレミアム」はホワイトもあります。
これまでたくさんのしゃもじを使ってきたおふたり。なかでも「これは本当に使いやすい」と惚れ込んでいるのが、3年ほど前から愛用しているマーナの『極しゃもじプレミアム』。
全国の米穀卸売業者からなる『全米販』とお米の品質やご飯の炊き方などを研究する「お米マイスター」が共同開発した商品で、おいしさの秘訣である「シャリ切りのしやすさ」にこだわったしゃもじ。スリム幅できれいにご飯をよそえるだけでなく、ロングタイプで炊飯器や鍋の底から混ぜやすいように設計されています。剥離性の高いTPX®樹脂が使われており、ごはん粒が付きにくいのも特長のひとつです。
しらいさん:「炊きたてのごはんでも混ぜた時に粘りがまったく出ないので、米離れが本当にいいんです。角度や幅がしっかり考えられていて鍋炊きでも隅や縁の部分がきれいにすくえるし、持ち手の細さちょうど良く手にしっかりなじみます。開発した方、本当にすごいと思いますよ(笑)!」
そこで今回はしらいさんにおいしい土鍋ごはんの炊き方を教えていただき、炊きたてのごはんをマーナの『極しゃもじプレミアム』でよそってもらうことにしました!
土鍋でお米をおいしく炊く基本のプロセス
「土鍋ごはん」のレシピ
(料理監修 / しらいのりこ)
- 材料
【2合分】
・米…2合(300g)
・水…2カップ(400ml)
※この日は伊賀焼窯元「長谷園(ながたにえん)の『かまどさん』を使用しました。『かまどさん』の推奨の水量は1合に対して200ml。土鍋は製品により水量や炊き方が異なるので、各メーカーが推奨する炊き方を参考にしてくださいね。
40分(加熱10〜12分+蒸らし20分)
作り方
<研ぎ>お米をボウルに入れ、かぶる程度の水を入れます。1回目は表面の汚れを落とす程度に大きく2~3回混ぜます。ザルでしっかり水を切ります。
2回目は、水を捨てた状態で、指を大きく開いてお米同士をこすりあわせるように素早く10~15回程度かき混ぜ、糠をはぎ落すようなイメージで研ぎます。研いだら、水を注いで、汚れた水を洗い流します。3回目も同じように行います。
POINT
・お米はギュッと力を入れて強く研がないように注意しましょう。お米に傷がつき、ねばつきが出てしまいます。
・ザルの上で研ぐとお米が割れやすくなるため、ボウルがおすすめです。
・お湯で研ぐとお米の中のでんぷんが酵素の働きで変化を始めてしまい、旨み成分が流れ出てしまいます。夏でも冬でも冷たい水で研ぐのがおいしいごはんを炊く秘訣。
水が透明になるまで研がなくても、写真の通りうっすら透ける程度になれば大丈夫です。精米してから時間が経っていたり、においが気になるようだったら、もう1回研いでください。“研ぎ”が終わったらザルにあげ、水気を切ります。
<吸水>研いだお米は保存容器に入れ、しっかり浸かる程度の水を加えます。炊飯器で炊く場合は、炊飯器が自動でやってくれますが、鍋炊きの場合は事前に行う必要があります。この作業を省くと、芯が残ってしまい上手に炊けません。冷蔵庫で2時間程度、ゆっくりと吸水させましょう。
POINT
しっかり吸水できているかどうかは目視で確認できます。写真の右手が研いだ直後、左手が吸水後のお米。しっかりと吸水できたお米は真っ白に変化します。半日以上、時間をかけて吸水させると、水が臭くなり、お米に匂いが移ってしまうので注意しましょう。
<炊飯>鍋に研いだお米を入れ、水を注ぎます。『かまどさん』の場合、水の量はお米1合(150g)に対し200mlが目安。ふたをしたら鍋底から火が出ない程度を目安に、中火で10~12分加熱します。沸騰したら火を止め、そのまま20分蒸らします。
POINT
・吸水に使った水にお米の旨みが溶け込んでいるので、その水を使って炊くのがおすすめです。
・土鍋は蓄熱性が高いため、沸騰後に火を止めてしまっても、しっかりと炊き上がります。
・おこげを作りたい時は沸騰してから30秒~1分程度そのまま加熱を続けてください。
火を止めて20分蒸らしたら完成!ふっくらつやつやのお米が炊き上がりました!
蒸らし終わったら、しゃもじでまず十字に切り、底から上下を返して、やさしくほぐしていきます。
空気を包み込むようにふんわりと、2~3回に分けてお茶碗によそってくださいね。
炊きたてのほかほか土鍋ごはんには、「金のだし お揚げ」のおみそ汁を添えると、シンプルながらもちょっぴり贅沢な朝食になります。
土鍋の隅までしっかりすくえて、ごはんを潰さずに盛り付けられる『極しゃもじプレミアム』。しゃもじにごはんがこびりつくことがないため、乾いてもパリパリにならずに使いやすい! しらいさんがおすすめする理由が一目瞭然です!
しらいさん:「このしゃもじは裏手の中央に突起が付いているので、テーブルに平置きしても先端部分が浮くんです。衛生的に使えるのもお気に入りのポイント。もう何人の人におすすめしたかわからないくらい、いろんな人におすすめしています(笑)」
ちなみにもっと詳しい「お米の研ぎ方」はごはん同盟のnoteでもご紹介しています。ごはん道を極めたい方はぜひチェックしてみてくださいね。
使いやすいしゃもじを知ってしまったら、もういつものしゃもじには戻れないかも? 新米が出回るこの季節、よりおいしくお米を楽しむためにもぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
【愛用品の詳細】
マーナの『極しゃもじ プレミアム』
1078円(税込)
※記事公開当時の情報のため、商品の名称や仕様、お取り扱い状況などが変更となっている場合がございます。
撮影/佐藤 侑治
文/田窪 綾
本日の一品
かつお節や昆布の旨みを効かせたおみそ汁の仕上げに、香りのかつおだしを重ねた「重ねだし製法」の「金のだし」シリーズ。かつおだしをたっぷり含ませた油揚げのふくよかな味わいが楽しめます。
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教えてくれた人
新潟県出身。日本の米料理や郷土料理を研究し、ごはんがすすむおかずを中心にレシピを提案する料理研究家。「おかわりは世界を救う」の理念のもと、夫のシライジュンイチさんと結成した炊飯系フードユニット「ごはん同盟」でもおいしいごはんの炊き方を指南。ワークショップや料理教室などでもお米のおいしさを全国に発信している。近著に『ポリ袋でレンチンおかず 電子レンジでこんなにおいしい!』(主婦の友社)など。
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