レシピ 2021.10.19
黄身と白身が均一に混ざる『たまごのなめらかスティック』と、基本の卵焼きレシピ
卵かけごはんに卵焼き、スクランブルエッグなど、普段から出番の多い卵料理。でも卵の黄身と白身がうまく混ざらず、白身の部分が塊で残ってしまうこと、ありませんか?
「タマリエ(たまごソムリエ)」の資格を持つ料理研究家・ゆかりさんが愛用しているのは、サンクラフトの『たまごのなめらかスティック』。その使い心地と、なめらかスティックを使って美しく仕上げる卵焼きのレシピを教えていただきました。
体調を崩したとき、医師にすすめられて「卵」にハマる
調理師免許やたまごソムリエの資格を活かし、おうちでも簡単においしく作れるレシピや、普段の料理に役立つコツを教えてくれる料理研究家のゆかりさん。コロナ禍を機に「もっと多くの人に料理を楽しんでもらいたい!」と本格的にスタートさせたYouTubeチャンネル『料理研究家ゆかりのおうちで簡単レシピ』は登録者数40万人を突破。卵料理に限らずお菓子など、日々幅広いレシピを発信しています。
そんなゆかりさん、もともとは美容師をされていたそう。料理研究家になったきっかけは何だったのでしょうか?
ゆかりさん:「美容師をしていた頃に体調を崩してしまって…、その時お医者さんに『たんぱく質が足りていない。1日卵を2個食べるようにしなさい』と言われました。そこで卵を意識的に食べるようにしたところ、卵の魅力にすっかりハマって、色々な卵料理を研究するように。卵ってとても奥が深いんですよ。色々調べているうちに、たまごソムリエの資格も取得しました」
では、ゆかりさんが考える「卵の魅力」とはどんなところでしょうか?
ゆかりさん:「卵は完全栄養食品とも言われるほど栄養豊富。それに調理方法も多種多様で飽きないし、肉や魚に比べて賞味期限も長め。ひとり暮らしでも使いやすいのも嬉しいポイントです」
黄身と白身がなめらかに! たまごソムリエが愛用する『たまごのなめらかスティック』
実はいろんな使い方ができる『たまごのなめらかスティック』
卵に興味を持ち始めた頃から色々な卵グッズを使っているゆかりさん。なかでも「もう5~6年の付き合い」というのが、さまざまなキッチン用品を取り扱うサンクラフトの『たまごのなめらかスティック』。
ゆかりさん:「生卵を混ぜるとき、できるだけ黄身と白身を馴染ませるように均等に混ぜることで、食感よく仕上がります。ただ、菜箸だとどうしても白身が残ってしまいがち。このスティックはそんな時に役立つグッズです。先がリング状になっているので、名前の通り白身と黄身がなめらかに混ざります。また、輪っかの部分が細く鋭くなっているため、白身を素早く綺麗にときほぐせるんです。反対側はヘラになっているので、マヨネーズなどの調味料をまぜるときなどにも活用できます」
また、小さなヘラ部分は、うっかり入った卵の殻を取ったり、調味料を瓶からすくったり、ボウルに少し残ったソースをぬぐったりするのに役立つのだとか。今では卵料理を作る上で欠かせない存在になっているそうです。
ゆかりさん:「お値段は400円程度なのに、丈夫なのも嬉しいですよね。このスティックは最初に買ったものですが、未だに現役なんです(笑)」
色ムラなし&ふわっとなめらか! たまごソムリエ直伝の「基本の卵焼き」
「基本の卵焼き」のレシピ
(料理監修 / ゆかり)
- 材料(2人分)
-
・卵…3個
・水…大さじ3
・マヨネーズ…大さじ1
・塩…ひとつまみ
・砂糖…ひとつまみ
・サラダ油…適量
10分
作り方
ボウルにサラダ油以外の材料を全て入れ、よく混ぜます。卵と調味料がしっかりなじむようにかき混ぜましょう。
POINT
・水は卵のたんぱく質をゆるめる作用があるため、少量加えると卵焼きが固くならず、ふんわりとした食感になります。卵1個に対し大さじ1が目安です。
・マヨネーズは味付けとしての目的のほか、色味を美しく仕上げるために入れます。マヨネーズの酸味は加熱で飛ぶため、酸っぱくなりません。
1で混ぜた卵液を茶こしなどでていねいに濾(こ)します。
POINT
濾すことで混ざり切っていない白身を取り除くことができます。卵液がなめらかになるので、焼く工程での巻きやすさもグンとアップします!
キッチンペーパーなどにサラダ油をしみ込ませ、温めたフライパンに薄くひきます。中火の状態で2を流し込み、表面の卵液が動かなくなったら、手元から奥方向に3~4回に分けて巻きます。
POINT
菜箸よりも、柔軟性のある耐熱性のゴムベラを使うのがおすすめ。卵の表面をキレイに持ち上げられるので、上手に巻けます。
フライパンの空いた部分に再度油をひき、卵液を流し込みます。1回目に作った卵焼きを持ち上げて、下の部分にもしっかり流し入れましょう。2回目では奥から手元に向かって3~4回に分けて巻いていきます。卵液がなくなるまで数回位分けて巻いたら、最後にフライパンの端で形を整えて完成です。
POINT
フライパンが熱くなってきたり、卵焼きが焦げやすいと感じた時は弱火にしましょう。形が崩れてしまった場合はフライパンからまな板などに移し、キッチンペーパーで上から軽く押さえて形を整えます。
白身と黄身がしっかりと混ざることで、色鮮やかに美しく仕上がった卵焼き。調味料は最小限にしているので、卵のコクと風味をしっかりと味わうことができます。
ほかほかごはんに『金のだし 五種の野菜』を添えると、栄養バランスばっちりの朝食セットに!
ゆかりさん:「卵の味がしっかり伝わるシンプルなレシピです。卵を3つ使うとボリュームが出て巻きやすくなります。しょう油を入れると焼き上がりが茶色になり焦げ付きやすくなるので今回は使用していません。もし入れたい場合は薄口しょう油がおすすめです」
シンプルながらも奥深い卵焼き。上手に作れると食卓に並べるのが楽しくなりますね!
【愛用品の詳細】
サンクラフトの『たまごのなめらかスティック』
価格:396円(税込)
※記事公開当時の情報のため、商品の名称や仕様、お取り扱い状況などが変更となっている場合がございます。
写真/パタヤナン・ワラット(vvpfoto)
文/田窪 綾
本日の一品
かつお節や昆布の合わせだしに、さらに香りのかつおだしを重ねた「重ねだし製法」の「金のだし」シリーズ。だしの旨みが素材の旨みをひき立て、キャベツ・小松菜・ねぎ・たまねぎ・にんじんの五種の野菜はシャキシャキ食感が楽しめます。
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教えてくれた人
調理師免許、そして日本卵業協会が認定する「三ツ星タマリエ(たまごソムリエ)」の資格をもつ料理研究家。体調を崩した際、自身の健康を見つめ直す過程で卵の栄養価に着目。以来料理の研究を重ね、YouTubeやブログなどで料理の楽しさ、奥深さを発信。バラエティ番組『得する人損する人』では卵のスペシャリスト「タマミちゃん」として出演。現在は卵にとどまらず幅広い料理レシピを分かりやすく伝え、雑誌やメディアなどで活躍中。著書に「たまご大好き」(アールズ出版)。
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