レシピ 2016.03.22
つむぎや・マツーラユタカさんの愛用品|陶芸家 石原稔久さんの「手付きスープボウル」
金子健一さんとマツーラユタカさんからなる男性2人組のフードユニット・つむぎや。彼らが作り出すアイデアとユーモアに溢れたレシピの数々は、新しくもどこか懐かしい素朴な味わいが特長です。そんなつむぎやさんの料理には、必ず個性豊かな器たちが顔を覗かせます。
器は料理を彩るものであり、「おいしい」以上の楽しみを与えてくれるもの。本日はマツーラユタカさんがなかでも気に入っているという“ごひいき”のスープボウルを紹介していただきました。
陶芸家・石原稔久さんの「手付きスープボウル」
マツーラさんが愛用するこの「手付きスープボウル」は、福岡県出身の陶芸作家・石原稔久さんの作品です。「石原稔久さんの手付きスープボウル」は、福岡県出身の陶芸作家・石原稔久さんの作る食器です。持ってみると、すべすべとしていて軽く、淡い白の色合いも手伝って、ふんわりとした雰囲気を感じさせるスープボウルです。モダンなデザインですが、アンティークのような味わい深さもまとっています。
石原さんはもともと彫刻家だったそうで、箸置きなどその他の食器もアーティスティック。一度見たら忘れられない存在感があります。
実は、マツーラさんの奥様と石原さんの奥様が大学時代の友人ということもあり、お2人は以前から親交があるのだとか。今でも石原さんの展示会でつむぎやさんがフードケータリングを用意することもあるそうです。料理を作る人と器を作る人、何とも素敵なつながりですね。
この白いスープボウルはかなり長く愛用しているものだそうで、ちょっと欠けた縁の土色がこれまたかわいい。「もう少ししたら金継ぎにしようかなと考えています」とマツーラさん。使い込むほどに使い手の個性や味わいが出る食器って、愛着が湧いてきますね。
手に収まるころんとしたシルエット
一つ一つ丁寧に手作りされている石原さんの食器は、どれを取っても同じ形がありません。マツーラさんは、少しずつ形の違うこのスープボウルを5つ持っています。重ねて置いてあるだけでテーブルを彩るインテリアのよう。マツーラさんもまた、「重なっているこのスープボウルを見て『いいな』と思い、ついまとめ買いしてしまいました」と話してくれました。
ちょこんとした取っ手、まんまるのフォルムは、思わず両手で包み込みたくなるかわいさです。
デザインはもちろん、ちょうどいいサイズ感もお気に入りのポイント。じっくりおしゃべりしたい時や調べものをする時のドリンクカップにも重宝するのだとか。もちろん料理の器としても万能で、和洋問わずさまざまなシーンに馴染む汎用性の高さも魅力です。
「いつも使っているスープカップや小鉢を石原さんのスープボウルに変えるだけで、食卓の雰囲気がぐっとおしゃれになるんです」とマツーラさんがイチ押しする石原稔久さんの手付きスープボウル。晴れた朝、1杯のスープをゆっくりと味わいながら飲みたくなる…そんな不思議な器です。
【愛用品の詳細】
石原稔久さんの手付きスープボウル
作家の個展にて購入
参考:石原稔久さん公式サイト:http://www.toshihisaishihara.com/
[今月の料理人]
つむぎや/フードユニット
金子 健一とマツーラユタカからなる2人組フードユニット。「食を通して、人と人とを、満ち足りたココロをつむいでいく」をモットーに、和食ベースのオリジナル料理を、雑誌、イベント、ケータリングなどで提案している。「あっぱれ!おにぎり」(金園社)などの著書多数。金子健一名義の新刊「ぱんぱかパン図鑑」(地球丸)が好評発売中。http://www.tsumugiya.com/
いつものおみそ汁人気商品ランキング
※ランキングは2022年12月~2023年11月の弊社流通出荷実績です。