レシピ 2016.06.20
ツレヅレハナコさんの愛用品|1人暮らしの人こそ使うべき。「照宝」のせいろ&蒸し板
『女ひとりの夜つまみ(幻冬舎)』『ツレヅレハナコのじぶん弁当(小学館)』など、等身大で思わず真似したくなるレシピが話題の“ツレハナさん”こと、ツレヅレハナコさん。そんな彼女が「これを使えば、蒸し料理が驚くほど簡単に作れる!」と紹介してくれたのが、「照宝(しょうほう)」のせいろと蒸し板です。
せいろに興味はありつつも「使い方がわからない」「何となくハードルが高そう」と今まで避けていた人も多いはず。そんな人こそ必見!
きっかけは「おいしい肉まんが食べたかったから」
照宝は、横浜の中華街にある調理器具専門店。開業50年以上と歴史が古く、一流の料理人たちも集う有名店です。販売・メンテナンス・アフターケアまで行い、道具の歴史から使い方まで聞けば熱く語ってくれるのだとか。
ツレハナさんが照宝のせいろを使い始めたのは約10年前。きっかけは「肉まんをおいしく食べたいと思ったから」なのだそう。「何でも時短するのではなく、必要なところに手間をかけて、逆に不要なものは省く」そんなモットーを持つツレヅレさんらしいエピソードに、取材スタッフも共感しきり。
せいろ初心者が使うべき「蒸し板」
そのせいろを使ううえで欠かせないのが、ツレヅレさんが大プッシュする「蒸し板」。通常、せいろには大きさに合わせた専用の下鍋が必要です。そのため、大きさの異なるせいろを買うたびに鍋も一緒に買うよう勧められることが多いそう。
ところが、この蒸し板さえあればどんな鍋でも使えるんです。上に乗せるせいろは、板の中央に空いた穴(蒸気の抜け道)より大きいせいろであればサイズは問いません。専用の下鍋は必要なし。普段使っている鍋でいいので、せいろ初心者にとっての必須アイテムと言えるでしょう。
ちなみにツレハナさんが愛用しているせいろは、大(26cm)小(18cm)とサイズ違いの2種類。照宝のせいろは直径10cm〜60cmまでさまざまな大きさのものがあるので、1人暮らしの方や台所が狭い場合でも、小さなせいろであればスペースにも困りません。
意外なほど簡単!使い方&お手入れ
使い方以外で気になるのが、せいろの“お手入れ”。難しそうなイメージを持たれがちですが、実は意外すぎるほど簡単!使い終わったら、水で洗わずに水分を拭き取って乾かすだけ。「え、それだけ?」とびっくりしてしまうほど楽チンですよね。洗剤でガシガシ洗うと壊れやすくなってしまうのだそう。
「せいろは高温で蒸すから殺菌は常にされていますし、油が出る肉や魚は器に、野菜はクッキングシートの上に乗せれば、洗う必要はないんですよ」(ツレハナさん)
そして、せいろの魅力は何と言っても「便利さ」。例えば、仕事でヘトヘトに疲れて帰宅した夜。「お腹空いたけど今から料理を作るのは面倒…夜遅いからカロリーもちょっと気になるし…」なんて葛藤、一度は経験があるのではないでしょうか。そんな時におすすめなのが、せいろを使った野菜蒸しです。
作り方はとても簡単。たっぷりと水を入れた鍋に火をかけ、クッキングシートを敷いたせいろにカットした野菜を並べ、沸騰した鍋に蒸し板&せいろをセット。火が通るまでの間に、服を着替えたりメイクを落としたりしていると、あっというまにヘルシーな夜ごはんが完成!あとは、オリーブオイルや塩・ポン酢・マヨネーズなどお好みの味付けでいただきましょう。
「1人暮らしの人にこそ使ってほしい」
ちなみに照宝のせいろと蒸し板は、ツレハナさんの著書『女ひとりの夜つまみ』にも登場します。ツレハナさんの本を参考に、せいろデビューするのもいいですね。
「せいろは、1人暮らしの人にこそ使ってほしい。最近栄養が足りていないな〜と感じたら、好きな野菜を並べて蒸すだけで野菜不足も解消できちゃいますから。私も普段からよくせいろで蒸し野菜を作って食べているんですけど、本当におすすめ!野菜に限らず魚や肉も、レンジで温めるよりせいろで蒸したほうが格段においしいですよ」(ツレハナさん)
「せいろはお値段だけ見れば、決して安いものではありません。でも、一生ものと思えばむしろお手頃すぎるくらい。私はこのせいろと蒸し板を10年近く使っていますが、照宝のせいろはメンテナンスもしっかりしてくれるし、いい買い物をしたな〜とつくづく感じています」(ツレハナさん)
レシピと同様、道具のセレクトからも「手間をかけるべきところ」と「省くところ」を直感で選び取っていく、ツレヅレさんらしさを感じました。せいろの木の香りにホッと癒されながら、蒸し上がるまでの時間をゆっくり待つ。そのちょっとした時間も「手間をかけるべき」ひとときなのかもしれません。
[愛用品の詳細]
照宝のせいろ[18cm 2段] 9,936円(税込)
照宝の蒸し板[19.5cm] 907円(税込)
本日の一品
中華だし仕立てのとろみスープに、色鮮やかな具材と尾付えびが入った中華丼です。尾付きえびやきくらげの歯ごたえも楽しめ、ご飯に絡むコク深いとろみは絶品!小腹が空いた時、料理を休憩したい時にちょうどいい小どんぶりサイズで食べ応えもばっちり。
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教えてくれた人
フードブロガー
ツレヅレハナコさん
内臓料理と玉子料理と香味野菜とお酒をこよなく愛するフードブロガー。日々の飲み食いをつづったブログ「ツレヅレハナコ」管理人。つくる料理のおいしさや、食べ歩きのレポートには定評がある。趣味は中東旅行と昼酒。家には「あんきも」という名の猫が一匹。 イラストは渋谷直角さん画。
X内臓料理と玉子料理と香味野菜とお酒をこよなく愛するフードブロガー。日々の飲み食いをつづったブログ「ツレヅレハナコ」管理人。つくる料理のおいしさや、食べ歩きのレポートには定評がある。趣味は中東旅行と昼酒。家には「あんきも」という名の猫が一匹。 イラストは渋谷直角さん画。
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