レシピ 2016.12.12
桑原奈津子さんの愛用品|幼少時代からの憧れ「ARABIA」の北欧ヴィンテージ食器
雑誌や書籍、広告などで活躍する料理家の桑原奈津子さん。幼少期をベルギーで過ごした経験を持つ桑原さんのキッチンにはヨーロッパブランドのキッチンツールが多く並びます。
なかでもお気に入りだというのが、ノスタルジックな柄が印象的な、北欧のヴィンテージ食器。固く冷たい材質のはずが、手に持つと柔らかく、独特の味わいとあたたかみを感じるデザインが魅力的な一皿。
食卓に馴染む華やかさが、他の食器とも相性抜群
“北欧の食器”と聞くと、色鮮やかでポップな絵柄や色合いを想像する方も多いはずですが、実際に使うとなると日本の食卓には少し浮いてしまいそう…。けれど、撮影のスタイリングもご自身で行う桑原さんが選ぶ北欧食器は、自然と日々の食卓に馴染むものばかり。
「アンティークというほど古くなく、新品ほど鮮やかでもない。ヴィンテージの少し落ち着いたあたたかみのある色合いって、他のどんな器とも相性がいいんです。不思議と和食器ともよく合うんですよ」
桑原さんがつくるお菓子やパンには、北欧のヴィテージ食器が持つ、控えめな華やかさがよく似合います。実際に、料理がのったお皿を見れば、料理と食器がお互いを引き立て合っていることがわかるはず。
10年以上かけて、コツコツと集めてきたという北欧のヴィンテージ食器。いまや数えきれないほど揃い、食器棚を埋めつくしているそう。どれも日本にはない個性にあふれたデザインなのに、なぜか懐かしい気持ちになるから不思議です。
「北欧食器好き」のルーツはお母さんのカップ&ソーサー
そもそも桑原さんがARABIAの食器に興味を持ったのは幼少期。当時ベルギーに住んでいた桑原さんのご実家には、ヨーロッパブランドの食器がたくさんあったそうです。その中で、お母さんが食器棚に飾りながら大切に使っていたという特別なアイテムがARABIAのカップ&ソーサーでした。
「母がカップを使っている姿をみて、『かわいいな』と幼心に憧れていました。もしかしたら、当時の思い出があるから、今でも北欧の食器に惹かれてしまうのかもしれません」(桑原さん)
日々の食卓を彩りつつ、幼少期の憧れを思い出させてくれるレトロな北欧食器たち。これこそが桑原さんにとっての「特別なヴィンテージ」といえるのでしょうね。
桑原さんの食器棚には、幼少時代から憧れていたという「ARABIA」の食器がたくさん!
何年たっても欠けることない丈夫な北欧の食器は、ふだん使いにもぴったり。仕事のパートナーとしても重宝する素朴で丁寧な絵付けには、受け継がれてきた人の歴史が詰まっているのかもしれませんね。
【愛用品詳細】
ARABIAの食器
参考URL:http://www.le-noble.com/d/s/sm.php?mk=035
-
教えてくれた人
料理研究家
桑原 奈津子さん
カフェのキッチンとベーカリー、製粉会社の開発室を経て独立。雑誌や書籍へのレシピ提供を中心に活動中。著書に「しっとりとふかふか 生地がおいしいパンケーキ」(家の光協会)、「バターで作る/オイルで作る ビスケットとショートブレッドの本」(主婦の友社)等のレシピ本の他、Twitterにアップしている朝食と犬の写真をまとめた「パンといっぴき」「パンといっぴき2」(パイインターナショナル)がある。
Xカフェのキッチンとベーカリー、製粉会社の開発室を経て独立。雑誌や書籍へのレシピ提供を中心に活動中。著書に「しっとりとふかふか 生地がおいしいパンケーキ」(家の光協会)、「バターで作る/オイルで作る ビスケットとショートブレッドの本」(主婦の友社)等のレシピ本の他、Twitterにアップしている朝食と犬の写真をまとめた「パンといっぴき」「パンといっぴき2」(パイインターナショナル)がある。
X
いつものおみそ汁人気商品ランキング
※ランキングは2022年12月~2023年11月の弊社流通出荷実績です。