レシピ 2017.03.07
花生師 岡本典子さんの愛用品|オリジナリティを食卓に。井山三希子さんの鍋
植物本来の美しさを生かした豊かな感性で、雑誌やイベント、店舗スタリングなどを手掛ける花生師(はないけし)の岡本典子さん。日常に溶け込む、緑と花のある暮らしを提案する岡本さんが揃えるアイテムには、オリジナリティあふれるセンスが光ります。
そんな岡本さんにご紹介いただいたのは、おしゃれなのに直火も可能な万能鍋。陶芸家・井山三希子さんが造るやさしいフォルムに、食卓の温度がほんわかあたたまります。
手作業でつくられた、温かみある鍋
「鍋料理が大好きなんです」という岡本さんのご自宅には、大小さまざまな鍋が揃っています。なかでもお気に入りなのが、手作業の温もりを感じるこの鍋。
「以前、二子玉川でお花屋さんをやっていたときに、この鍋の作り手である井山さんとのコラボ企画で特別に鉢を作っていただいたこともあって。ずっと井山さんの黒い鍋が欲しいなと思っていたんです。光沢のある独特の質感がとても気に入っています」
井山三希子さんのつくる器は白や黒のシンプルな色合いが多く、丸みを帯びたほっとするシルエットが魅力。一点一点手づくりならではの造形美もまた個性的で、食卓に置かれているだけで空間がぐんとおしゃれになります。
岡本さんにスタイリングしていただいたのはご自宅のダイニング。緑や花に囲まれた、創造的な空間が広がっていました。「以前から、器や家具を集めるのが趣味で…。」とのことですが、ところ狭しと並べられたどのアイテムも唯一無二の存在感を醸しだしながら、がちゃがちゃした印象がなくまとまっているのが不思議です。
「物を買うのは“出会い”。欲しいものを探し求めて、それと出会うまでは決して手を出さず、これ!というものに出会ったときは惜しみなく投資します。なんだか男女の関係みたいですね(笑)」
枠にとらわれないアイデアを食卓にも
友人を招いたり、お子さんのお友達が集まったりすることの多い岡本さんのご自宅では、大人数の料理もできるこの鍋が大活躍してくれるそう。食卓にも映える鍋は、直火もOKでおもてなしにも欠かせない一品です。
さらに“花器”としても使えるというこの鍋。「黒地だと、グリーンやカラフルな花がよく映えるので、全体のバランスを引き締めてくれる効果もある」のだとか。「鍋は料理に使うもの」という発想を柔軟に変化させ、いろんな暮らしのワンシーンに活用する岡本さん。洋のアイテムに和のものを取り入れたり、「和洋」の壁を飛び越えて、食卓に映えるようなコーディテートを意識する。その自然体で自由なスタンスこそが、誰もが真似したくなるオリジナリティの根源なのかも。
【愛用品の詳細】
井山三希子さんの鍋
参考価格:不明
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教えてくれた人
花生師
岡本典子さん
Tiny N主宰。日本の短期大学で園芸を学んだ後、渡英。英国内での花のコンペティションにて多数 の優勝や入賞経験あり。国家技能資格上級を取得し帰国。帰国後、TVや雑誌、広告、展示会、店舗 の空間スタイリングなどを手がける。その他イベント、ワークショップなどを通して花や植物にま つわる活動に取り組んでいる。
Tiny N主宰。日本の短期大学で園芸を学んだ後、渡英。英国内での花のコンペティションにて多数 の優勝や入賞経験あり。国家技能資格上級を取得し帰国。帰国後、TVや雑誌、広告、展示会、店舗 の空間スタイリングなどを手がける。その他イベント、ワークショップなどを通して花や植物にま つわる活動に取り組んでいる。
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