レシピコラム 2023.10.06
アレンジ次第で色んなメイン料理にマッチする!「千切り野菜とわかめの中華サラダ」【お悩み解決めしvol.10】
日々自分のため、家族のために行う自炊。毎日献立作りに頭を抱えている…。きっと皆さんもそれぞれ自炊に関する悩みをお持ちなのではないでしょうか?
そんなお悩みに料理家の橋本彩さんが向き合い、レシピという形で解決方法をご提案するコラム「お悩み解決めし」。
第10回は、アマノフーズの公式インスタグラムに寄せていただいたお悩みの中から「副菜のレパートリーを増やしたい」というお悩みをご紹介!
橋本さんが教えてくれたのは、「千切り野菜とわかめの中華サラダ」。切って和えるだけ、食材や調味料をアレンジすればどんな主菜にもマッチする副菜レシピです!
アレンジの幅が広いレシピを覚えて♪
今回はこんなお悩みを紹介します。
「副菜のレパートリーが少なくて、献立がマンネリ化してしまいます…。副菜作りのコツが知りたいです!」
橋本さん:
「以前の記事でもお話いたしましたが、私は魚や肉などのタンパク質と、野菜のビタミン類が一緒に食べられる主菜があれば、わざわざ副菜は必要ないと思っています。
それでも焼き魚など野菜が含まれない主菜の時は、野菜の副菜が欲しくなりますよね。
そんな時は、ガスやIHのコンロを使わずに簡単に作れて、彩りもよい和え物がおすすめですよ」
・常備しやすい食材を使う!
・切って和えるだけ。など調理が簡単!
・味付けなどでアレンジしやすい!
橋本さん:
「今回紹介するレシピは食材を細切りにして和えたもの。きゅうりとにんじんをベースに、カニかまとわかめを加えて、中華風に味付けしています。
特ににんじんは私にとってスーパースター(笑)!オレンジ色が鮮やかで彩りがよくなりますし、栄養面も◎。しかも加熱すると甘みも増すので、味付けのまとまりも良くなるんです。
また、カニかまをツナやハムに変えたり、味付けをマヨネーズやマスタードしょうゆに変えたりすると、また違った味わいになり、和洋中それぞれにマッチする副菜にアレンジできます。
何度か作ってみたり一緒に食べる方の好みに合わせて、色々試してみるのが副菜のレパートリーを増やす近道なのではないでしょうか」
それでは、早速作っていきましょう!
アレンジ自在の名脇役!「千切り野菜とわかめのサラダ」
「千切り野菜とわかめの中華サラダ」のレシピ
野菜とカニかまを細切りにして、調味料を和えるだけ。主菜を調理している間にささっと作れて、作り置きも可能な副菜です。
- 材料(3人分)
-
・きゅうり…1本
・にんじん…1/2本(約100g)
・乾燥わかめ…5g(水で戻しておく)
・カニかま…40g
・塩…ひとつまみ
<調味料A>
・しょうゆ…小さじ2
・ごま油…小さじ2
・酢…小さじ2
・炒りごま…小さじ1
・にんにくすりおろし…小さじ1/2 ※チューブタイプでもOK
15分
作り方
きゅうり、にんじんを千切りにする。
POINT
きゅうりはスライサーを使うと便利!もちろん包丁で千切りにしてもOKです。
にんじんに塩を振り、耐熱ボウルに入れてふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで1分加熱する。加熱後、にんじんを底から混ぜて粗熱をとる。
POINT
にんじんは加熱することで柔らかくなり食べやすくなるだけでなく、甘みも増し、調味料と馴染みやすくなります。
ほぐしたカニかま、きゅうり、水気を絞って食べやすく切ったわかめと<調味料A>を[2]に加えて和える。冷蔵庫でよく冷やし、味が馴染んだら完成!
POINT
<洋風のアレンジ>
【材料】
・カニかまの代わりにハムを4枚
<調味料A>
・しょうゆ、レモン汁、オリーブオイル…各大さじ1/2
・粒マスタード…小さじ1
・にんにくすりおろし…小さじ1/2
工程2までは同じ。細切りにしたハムと<調味料A>を加えて和える。
POINT
<和風のアレンジ>
【材料】
・カニかまの代わりにツナを1缶
<調味料A>
・マヨネーズ…大さじ2
・しょうゆ…小さじ2
・かつお節…1パック(約2〜4g)
・すりごま…小さじ1
工程2までは同じ。水気をきったツナと<調味料A>を加えて和える。
味が馴染んで少ししっとりとしたにんじん&きゅうりと、にんにくがアクセントの味わいは、主菜を引き立ててくれます。1人のランチなら、この副菜とごはん、そして「まごころ一杯 定番五種の野菜」だけでも満足できちゃいます!
このおみそ汁は、キャベツ・ほうれんそう・オニオンソテー・ねぎ・にんじんが入っていて食べ応え抜群。野菜の甘みと旨みが溶け出したコクたっぷりのおみそ汁で、忙しい合間のランチタイムにホッと一息ついてみては?
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橋本さん:「副菜作りのポイントはアレンジしやすいこと。
先ほど味付けのコツをお伝えしましたが、にんじんときゅうりの代わりに、切り干し大根やほうれん草、小松菜でもおいしく作れます。
切り干し大根は長期保存もできるので、副菜におすすめの食材ですよ!にんじんを使わない場合は、ひとつまみ程度砂糖を加えましょう。そうすると酸味が和らぎ、味もまとまります。
汎用性が高いレシピだからこそ、繰り返し作って、好みの味や食材の組み合わせ、そしてパターンを見つけてみてくださいね」
橋本さん、ありがとうございました!次回の「お悩み解決めし」もお楽しみに。
写真/大童鉄平