レシピコラム 2024.07.05
「キャベツのツナオイル蒸し」のレシピ|子どもが喜ぶ野菜レシピ【お悩み解決めしvol.15】
日々自分のため、家族のために行う自炊。毎日献立作りに頭を抱えている…。きっと皆さんもそれぞれ自炊に関する悩みをお持ちなのではないでしょうか?
そんなお悩みに料理家の橋本彩さんが向き合い、レシピという形で解決方法をご提案するコラム「お悩み解決めし」。
第15回は、アマノフーズの公式インスタグラムに寄せていただいたお悩みの中から「子どもが食べてくれる野菜料理のレパートリーが少ない」というお悩みをご紹介!
橋本さんが教えてくれたのは、「キャベツのツナオイル蒸し」。野菜が主役のおかずで、橋本さんのお子さんも大好きなレシピなんですよ。
野菜が苦手な子どもは、どうすれば食べてくれる?
今回のお悩みはこちら。
「子どもがどうしても野菜を積極的に食べてくれません。どうすればいいですか?」
小さなお子さんがいる家庭でのお悩みの代表といえば、子どもの野菜嫌い。
「子どもが喜んで食べてくれる野菜レシピのレパートリーを増やしたい」というお悩みを解決する方法とは…?
橋本さん
「子どもって本当に野菜が苦手だし、好きな野菜があっても、結局そればかり食べてしまい、なかなかレパートリーが増えないですよね…。
また、生野菜が苦手なお子さんも多い印象です。
なので、我が家では無理に生野菜は出さず、調理した野菜料理を用意することが多いです。小さく切ったり、繊維質を断つように切るのがおすすめです。
それから、ツナや卵など甘味や旨みがある食材を加えると、子どもたちもよく食べてくれますよ」
・加熱調理して食感をやわらかくし、食べやすくする
・ツナや卵などの食材と一緒に調理する
「今回紹介するレシピは、ざく切りにしたキャベツをオイルで蒸し焼きにします。そうすることで、食感もやわらかくなり、甘味も出て食べやすくなります。
プラス食材は子どもたちが大好きなツナ。
ツナの旨みがキャベツに染み込むので味付けは塩とコショウだけでOK! とても簡単だし、子どもたちもよく食べてくれるので、我が家でもよく作るんですよ」
ストックされているご家庭も多い食材だと思うので、身近なものでサッと作ることができるのも嬉しいですね。
野菜をたっぷりおいしく食べられ、しかも時短で調理できる「キャベツのツナオイル蒸し」を、早速作っていきましょう!
キャベツの甘味とツナの旨みのやさしい味わい!「キャベツのツナオイル蒸し」の作り方
「キャベツのツナオイル蒸し」のレシピ
ザク切りにしたキャベツと、千切りにしたにんじん、そしてツナを入れて、あとはフライパンで蒸し焼きにするだけ! 素材の甘味と旨みを存分に味わえる時短レシピです。
- 材料(4人分)
-
・キャベツ…300g(約1/4玉)
・にんじん…40g(約1/3〜1/4本)
・ツナ…1缶 ※水煮ではなくオイル漬けタイプを使用
・塩…小さじ1/2
・料理酒…大さじ1
・塩・コショウ(仕上げ用)…適量
15分
作り方
キャベツはザク切り、にんじんは千切りにする。
POINT
野菜は、小さめにカットすると子どもでも食べやすく、火も通りやすくなり調理時間を短くできます。
フライパンに塩をふり、キャベツ、にんじん、ツナ缶の順に重ねる。
POINT
フライパンにあらかじめ塩をふることで、野菜から水分が出て焦げにくくなります。
油は、ツナ缶に含まれているものを使用するため、水煮タイプではなくオイル漬けタイプを使いましょう。
[2]のうえに料理酒を全体的に回しかけ、フタをして中火で4〜5分蒸す。
POINT
料理酒を加えることで、ツナの臭みを消しつつ、野菜の旨みを引き立ててくれます。
フタを開けて火を強め、水分を飛ばすように炒める。キャベツがしんなりしたら味をみて、塩とコショウで味をととのえたら完成。
「オイル蒸し」というレシピ名ながら、使う油はツナ缶の油のみ。実際に食べてみると、油っぽさはなく、想像以上にやさしい味わいです。
そんな「キャベツのツナオイル蒸し」に添えたのは、さけのほぐし身とふんわりたまごが入った『ほぐし身入り さけ雑炊』。
ふんわりとツナの香りがするオイル蒸しと、国産米を魚介だしで炊き上げた旨みたっぷり雑炊は、ベストマッチ!
橋本さん
「小さなお子さんには、食感をやわらかくしたり食べやすい食材と組み合わせたりしてあげると良いですよ。
今回は蒸すことで甘みを出しましたが、焼くのもおすすめ。私は、ピーマンなどの苦味のある食材と甘味のあるにんじんを一緒に調理するなど工夫しています」
今回紹介したレシピは、フライパン1つで作れるとても簡単なレシピなので、忙しいママパパにもおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。
次回の「お悩み解決めし」もお楽しみに。
写真/秋山枝穂
過去のレシピはこちら▼