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【第18回】揚げなすを食べた時、僕はこの世界に生まれたことに感謝した【四コマ漫画】

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キムケン四コマ漫画
 

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「なす」というものの存在を考え始めたときを思い返すと、それは私が20歳を過ぎた頃の話となります。

それまで——そう、私がまだ幼い頃は、なすという食べ物は「紫色をしたよくわからないもの」という存在でした。なにがおいしいのかよくわからない。不思議な食感と、そして特に味もない野菜で、どうして大人たちが好んで食べているかわかりませんでした。

 

1富士、2鷹、3なすびというめでたい言葉の中に、なぜ「なす」が入っているのもなんだかよくわかりませんでした。

 

しかし20歳を過ぎた頃、初めて「揚げたなす」というものを食べました。その時の衝撃たるや、私のつたない日本語力で表現するのは非常に難しいですが、ごく控えめに言って、「この世に生まれて良かった」というレベルだと言っても差し支えないでしょう。

 

例えば、通常のなすのおいしさが1nusだとします。そして、通常とは違う「揚げなす」となった場合……そのおいしさは100nusを超えると言います。ここまではわかりますかね。わかりますよね?

そうなったとき、我々がどうするべきかと考えたら、やはり1nusよりも100nusを優先すべきだと思うんですよね。普通のなすじゃ満足できないなら、油とコラボするのが正義だと思います。

 

例えばこちらをご覧ください。

 

なすとトマトのマカロニパスタ

なすとトマトのマカロニパスタです。自分で言うのもなんですが、これがまあうまいこと。なぜならば、ここにチラリと見えるなすは、実はサッと揚げてあったりします。

たったこれだけのことで、なすのおいしさは格段にあがるのです。ちょっとした料理にも全力を尽くす、それが私という男です。

 

1nusで終わるか、100nusで終わるか——。

 

それを決めるのは、あなた自身です。

 

※と、自分で揚げたようなこと言っておきながら、今回使ったなすはフリーズドライの揚げなすです。フリーズドライなのに油でサッと素揚がった食感になるのが不思議。

 

アマノフーズ「まるごと素材 フリーズドライのなす」のパッケージ

ほら、自分で揚げると、油がはねたり後片付けがめんどくさいですからね。ちょっとした料理でも平気で手を抜く、それが私という男です。

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