読み物 2016.12.22
【第9回】アウトドアでフリーズドライを楽しむナイスな道具たち
こんにちは、たけだバーベキューです。
みなさま、冬のアウトドアは楽しんでますでしょうか?
これまでの連載では、いろんなアウトドアのシチュエーションでのフリーズドライの楽しみ方を書いてきました。バーベキューのとき、ピクニックの時、キャンプの時、ハイキングの時などなど…。
「なるほど!こんなときにもフリーズドライって役立つんだなぁ~」くらい思ってもらえたとは思うのですが、なかには
「いやいや…水筒はわかるけど、お前がいっつも湯を沸かしたりしてるアイテムは一体なんだ?」
「シルバーの平たいカップでやたら飲んでるけど、それは何なのだ?」
みたいな意見もあると思いますので、今回はそんなフリーズドライをアウトドアで楽しむための様々なアイテムをご紹介しましょう!
***
まずはカップ!
フリーズドライをいただくには欠かせません。写真奥のマグは、アウトドアする人がよく使うステンレス製のカップ。頑丈なのでガシガシ使えるのがいいんです。僕は家の中でも使っています。
そして右にある青いのが、ホーロー製のカップ。
家庭でも使われている方は多いのではないでしょうか。こちらもアルミやステンレスの金属にガラス素材の釉薬(ゆうやく)を吹き付けているので、頑丈です。これぞアウトドア!って感じがしますよね。
そして気になるでしょう?左のシルバーのカップが。
こちらは、「シェラカップ」と言いまして、前回の記事でも登場しましたね。ステンレス製で頑丈なのはもちろんのこと、なんとそのまま火にかけることができるので、シェラカップ自体で調理することも可能です。スタッキング(=積み重ね)もできるので、アウトドアマンならば1つや2つは持っているマスト・アイテムなんです。
ここで、「実際たけだはこう使う」ってところをご紹介しましょう。
バーベキューの時は、網で野菜を焼きながら、このように隣でシェラカップにバーニャカウダーのソースを作ります。オリーブオイルにチューブにんにく、アンチョビペーストを入れてシェラカップごと熱すれば、「焼き野菜のバーニャカウダー」が完成です!だいたいのシェラカップは目盛りがついているので計量するのにも非常に便利です。
次に、水筒!
ピクニックに行って、お湯を注いで簡単にフリーズドライを作れるのでアウトドアでは必須のアイテムですよね。僕はSTANLEY(スタンレー)というブランドの水筒が大好きで、この武骨な見た目がたまりません!ちょっと男っぽい印象ではありますが、保温性も抜群なのでおすすめです。
登山に行くときなどは、このような水筒も持っていきます。100%ミリタリー系の水筒です。男くさいですね!
でも、ご覧ください。これを袋から出すと…
このような驚きの構造で、水筒を取り出すと持ち手の付いたカップになります。これでお湯を沸かしたり、大きめなのでラーメンを炊いたりすることが可能です。僕が大好きな番組「サバイバルゲーム MAN vs. WILD(邦題)」で、“人類最強の冒険家”と呼ばれるイギリス人のベア・グリルスが番組中にこのようなものを使っていたので、僕も愛用しています!(ただし、これを女子が使っていたら僕は引いてしまうことでしょう)
お次は野外でお湯を沸かすための、バーナーたち。
いわゆる「シングルバーナー」と呼ばれるものです。まず、右上の緑色のケースに入っているのがコレ。
手のひらサイズでして、ゴトク部分を広げることができます(写真右)。
そして、こちらとガス缶をジョイントして炎を。
ガス缶と言っても、ご家庭で鍋をするときなどの細長いガス缶とは違い、「OD缶」と呼ばれるアウトドア専用の丸っこくてずんぐりむっくりした形のガス缶を使います。アウトドアしない人にとってはなじみの薄いアイテムかもしれませんね。
次に、残り2つはケースから出すとこんな感じに。
この2つは、SOTO(ソト)というブランドが出しているバーナーで、左が「レギュラーストーブst-310」。右が「シングルバーナーst-301」。ともにゴトク部分が広いのでとっても調理がしやすいのです。
さらには、先ほどの「OD缶」とは違い、コンビニなどでも売っているガス缶を使用するので、アウトドア初心者にも親しみやすいシングルバーナーと言えます。
いやー、どうですか?ついて来てますか!
アイテムがちょっと難しくなってきましたねー(笑)。でもまだまだ行きます!
バーナーときたら、お次はその上に乗せるケトル類をご紹介しましょう。
左がホーロー製のケトル。西部劇などを観ていたら、これでコーヒーを温めていますよね。やはり醸し出す雰囲気抜群!
右は一見普通のポットですが、実はその名を「パーコレーター」と言いまして、コーヒーを抽出する専用アイテムです。(抽出方法が気になる方はネットで調べてね!)
もちろん、お湯を沸かすこともできます。
このような、スタッキング可能なアルミの調理器具セットなどもあります。どうですか、この機能美!ちなみに内蔵されているやかんは、少人数のキャンプや登山などにおすすめです。(よく見ると網も入っていますが、これでバーベキューをしたことはまだありません!)
かなり飛ばしてご紹介してきましたが、ここまで知っていただけたらもう十分に!アウトドアでフリーズドライ食品を楽しめます(笑)。
***
ではここからは番外編に行きましょう!
まずはこちら。
手のひらサイズのステンレスのプレートが数枚。これを組み合わせると…
このように、簡易的な「ミニ焚き火台」に変身します。中に木の枝や落ち葉を入れて燃やし、その上にシェラカップなどを置いてお湯を沸かします。最高ですね!
最後はこちら。
…見たことありますか?
ちょっと近未来的でもありながらレトロな雰囲気を醸し出すこのアイテム。ケリーケトルと言いまして、こちらもお湯を沸かす専用のアイテムなのですが、この構造がおもしろいんです。
まず、写真のオレンジの部分の栓を抜き、そこにお水を注入します。実は、筒状の本体が二重構造になっているので、お水は本体の外側に注入されている状態。
次に、底の部分に枯葉や木の枝を入れて火をつけ本体を乗っけます。
すると…二重構造の内側にあたる煙突のような穴から、勢いよく底で燃やされている枯葉などが燃え上がり、外側に入っている水を内側から温めるという原理です。火力が弱くなれば、煙が出ている穴にどんどん木の枝や松ぼっくり(よく燃えます)を投入して、火力を上げればいいというわけですね! そしてお湯が沸いたら、フリーズドライをセットしたカップに注ぐだけ。
ほ~ら…
使ってみたくなってきましたか?
ナイスバーべ!!!
***
いかがでしたでしょうか。
フリーズドライをアウトドアで楽しむためのアイテムたちをつぎつぎご紹介しましたが、最後までついてこれましたでしょうか…(笑)?これらをすべて揃えなくても全然構いません。「アウトドアの世界にはこんなアイテムがあるんだなぁ〜」と思っていただけたら幸いです。
なかには、紹介したアイテムを欲しくなった人もいるのでは?そんな方は是非一度アウトドアショップ足を運んでみてください。もっとマニアックなアイテムが山ほどありますから!
さぁ、この週末はこれらのアイテムとフリーズドライをバッグに詰めて、アウトドアでフリーズドライを楽しんでみてください!アイテム片手にプリーズトライ!
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