長芋
季節の食材のHOWTO 2018.10.22
とろろの冷凍保存が便利! 長いも・山いもの冷凍保存テク
すりおろして熱々のご飯の上にかければ、それだけで絶品の「とろろご飯」の完成!思わずかき込んで食べてしまう人も多いのではないでしょうか?
しかし、長いもはその名の通り「長さ」のある食材です。1度に使い切れなかったり、すりおろしたものの食べきれずに残してしまったり、保存方法がわからず困ってしまうこともあるのではないでしょうか。
また、すりおろしたまま置いておいたら茶色く変色していた!なんてことも…。
「とろろって冷凍しても良いの?」「変色は防げるの?」
今回はそんな疑問を解消させる、長いものおいしさが長持ちする保存方法をご紹介します。
変色させずに冷凍保存する方法
1.皮をむいた長いもを薄い酢水(2%〜3%ほど。1リットルに対して大さじ2程度)に5分ほど浸けておく。酢水に浸けるとアクによる変色を防ぐことができます。
2.おろし金やすりおろしたとろろを入れる容器にも1と同様の薄い酢水を回しかけて、水気を切っておく。
3.1をすりおろし、すぐに冷凍する。
時間を置くと、空気に触れて変色が進みやすくなります。すりおろしたらすぐにチャック付き袋等に入れて冷凍庫で保存しましょう。
「とろろ」を冷凍保存するポイント
●凍らせる時はなるべく薄くする
ぴっちりととろろを密閉したら、なるべく薄く平らにして凍らせます。使うときに手でパキッと折れるので、使いたい分量をすぐに取り出すことができて便利ですよ。
●解凍は冷蔵庫で自然解凍
とろろは熱に弱いので、加熱しすぎると固まってしまう可能性があります。食べるときは冷蔵庫でゆっくりと自然解凍しましょう。
●丸ごと冷凍して、凍らせたまますりおろすと、ふわふわ!
皮を向いて酢水に漬けた長いもをキッチンペーパーで水気を切ってから凍らせます。凍った状態の長いもをすりおろすとキメが細かいふわふわのとろろに。とろろご飯やとろろ蕎麦をちょっとリッチに味わいたいときにオススメ!
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今回ご紹介した方法で余った長いもを冷凍保存すれば、2週間ほどおいしく食べることができます。「全部食べきれないから…」なんてもったいないことは言わずに、スーパーで見かけたらぜひ手に取ってみてくださいね。
(文/佐倉ひとみ、写真/中村英史)
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教えてくれた人
訪問調理師/子ども料理研究家
ごはんさん
累計1,500件以上のお宅を訪問し、各家庭の味に寄り添った簡単で身体に優しい料理を提案している。著書『数カ月先まで予約でいっぱい! 訪問調理師ごはんさんのどんどんおかわりする子ども大好きレシピ78』『訪問調理師ごはんさんの野菜大好きレシピ』等。
累計1,500件以上のお宅を訪問し、各家庭の味に寄り添った簡単で身体に優しい料理を提案している。著書『数カ月先まで予約でいっぱい! 訪問調理師ごはんさんのどんどんおかわりする子ども大好きレシピ78』『訪問調理師ごはんさんの野菜大好きレシピ』等。
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