夏野菜の代表でもある「なす」。今の季節は、スーパーの目立つ場所にツヤっとした「なす」が並んでいるのをよく目にします。煮たり炒めたり、毎日のお料理に大活躍の食材です。

 

今回お届けするのは、そんなみずみずしくジューシーな「なす」を使ったお弁当にぴったりの簡単おかずレシピ！  汁漏れを防ぐためのコツもお伝えするので必見です。

 

 

さっぱり派もがっつり派も！ 夏にぴったり「なす」のお弁当レシピ

 

◆さっぱり！冷めてもおいしい「なすの梅和え」

ごま油の香ばしい風味と梅の酸味がくせになる、簡単おかず。冷めてもおいしいのでお弁当にぴったりです。

 

【材料】

・なす…2本

・梅干し（大）…1個

・ごま油…大さじ2

・かつおぶし…大さじ2

・めんつゆ…大さじ2

・しょうが（すりおろし）…小さじ2/3

 

【作り方】

1．鍋にごま油を熱し、小さめの乱切りにしたなすを優しく炒める。なすにまんべんなく油を吸わせるようにするのがポイント。

全体に油がまわり、皮にきれいなツヤが出たら火を止める。

 

2．[1]のなすに、叩いた梅としょうが、かつおぶし、めんつゆを加えて軽く和えたら完成！

 

◆がっつり！ 照り焼きだれが食欲そそる「なすの豚バラ巻き」

こってりとした味付けでご飯がもりもり進むスタミナおかず。ジューシーな油を含んだ豚バラ肉と、なすの相性が抜群です！

 

【材料】

・なす…1本

・豚バラ肉…12枚

・塩…小さじ1/3

・ごま油…小さじ1

・醤油…小さじ1

・みりん…大さじ1

 

【作り方】

1．なすは横2等分にしてくし切りにし、塩をふっておいた豚バラ肉で巻く。

 

2．ごま油を熱したフライパンに、[1]を巻き終わりが下になるように並べ、全面に焦げ目がつくよう回しながら焼く。焼き色がついたら火を弱めて蓋をし、3分蒸らす。最後にみりんと醤油を回し入れ、タレを煮絡ませたら完成！

 

 

なすの汁漏れが心配？ そんな時のひと工夫！

 

水分を多く含む「なす」。調理方法によっては、お弁当に入れるときの汁漏れが気になることもありますよね。今回は、そんなときの対処法を2つご紹介します。

 

①ボックスinボックスで汁漏れ防止

なすのおかずを小さな容器に入れたうえでお弁当に詰めれば、汁漏れのリスクもぐんと下がります。

小さな容器は使い捨てタイプのものや、洗って繰り返し使えるものなどさまざまな種類があるので、お弁当箱のサイズや用途に合ったものを探してみてください。密閉できる容器を使えば、さらに汁漏れ知らずに！（その場合、料理が冷めてから密閉するようにしましょう）

 

②フリーズドライのなすを活用する

「まるごと素材」シリーズの「フリーズドライのなす」を使えば、なすが水分を吸ってくれるので余分な汁気が出ずに済みます。そのまま料理に使えるので、お弁当にもう一品欲しいときの救世主としても◎！

今回は「フリーズドライのなす」を使った超簡単おかずレシピもご紹介します。

 

【オススメレシピ】フリーズドライなすの煮浸し風

つゆと和えるだけ！ とっても簡単な「煮浸し風」おかずです。

「フリーズドライのなす」が余分な汁を吸ってくれるので、びちゃっとなりません。短時間で味がしっかりしみてくれるのもうれしいポイントです。

 

【材料】

・フリーズドライのなす…15g（1/2袋）

・輪切り唐辛子…お好みで

 

（★）

・めんつゆ…大さじ2

・みりん…小さじ1/2

・水…小さじ1

・しょうが（すりおろし）…小さじ1/3

 

【作り方】

鍋に（★）を入れて温め、沸騰したら火を止める。「フリーズドライのなす」に温めたつゆを数回に分けて少しずつ加えてよく混ぜる。なす全体につゆがしみたら、お好みで輪切り唐辛子を添えて完成！

 

＊＊＊

今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ「なす」のお弁当おかずを楽しんでみてくださいね。

 

日頃から、もっと手軽に「なす」を味わいたいという“なす好き”さんは、「フリーズドライのなす」もたくさん活用してみてはいかがでしょうか？

 

 

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（文／笹沼杏佳、写真／中村英史）