モロヘイヤ
季節の食材のHOWTO 2019.08.22
【モロヘイヤの保存方法】おいしさをキープする! 冷蔵&冷凍テク
夏野菜の代表「モロヘイヤ」。葉物野菜の中でも日持ちしにくいと言われていますが、せっかくの旬野菜、できるだけ長くおいしく味わいたいですよね。
そこで今回は、モロヘイヤのおいしさをキープしながら上手に保存するためのポイントをご紹介します。
モロヘイヤは常温保存できる?
結論から言うと、モロヘイヤは常温保存は適しません! 葉物野菜のモロヘイヤは温度や湿度の変化に弱いため、当日に食べきる場合でも冷蔵庫に入れることをおすすめします。
ただ、どうしても常温保存しなければいけない場合もありますよね。それぞれの保存方法のポイントをお伝えします。
●常温保存
●冷蔵保存
●茹でてから冷凍 ※おすすめ
●生のまま冷凍
やむを得ない場合の「常温保存」
やむを得ず常温に置く場合は、ざるに乗せて新聞紙とふきんをかけ、風通しが良く涼しい場所に置くようにしましょう。
モロヘイヤの「冷蔵保存」
モロヘイヤを冷蔵保存した場合の日持ちの目安は2日ほど。
茎の部分に湿らせたキッチンペーパーを巻き、全体を新聞紙で包んで、ビニール袋に入れて野菜室で保存しましょう。
葉に余分な水分が付いていると傷みが早まってしまうので、キッチンペーパーを巻く際はできるだけ葉に触れないよう注意。水滴などが付いていたら拭き取っておくと安心です。
おいしさをキープ! 「冷凍保存」
すぐに食べきれない場合は冷凍保存がおすすめ。おいしさをキープするための冷凍保存のポイントをご紹介!
◆茹でてから冷凍保存する方法 ※おすすめ
いちばんおいしさをキープできるのは、茹でてカットしてから冷凍する方法です。アク抜きもできるので凍ったまま気軽にお料理に使えて便利!
・モロヘイヤの下処理&基本の茹で方はこちら
1. モロヘイヤを茹でてから水気をよく切り、葉は2cm幅、茎は3〜5cm幅にカットする。茹で時間は通常より10秒ほど短くし、歯ごたえを残すのがポイントです。
2. [1]のモロヘイヤをチャック付き保存袋に入れる(葉と茎は別の袋)。
手で軽く押さえて平たくしておくと均等に凍ってくれるほか、使いたい分だけパキっと折って取り出せるようになって便利です。
◆生のまま冷凍保存する方法
葉と茎を分けてチャック付き保存袋に入れて冷凍する。使うときは、できれば一度軽く湯がくようにしましょう(生のままだとアクが残っているため)。
「どうしても茹でる時間がない…!」という時には、ひとまず生のまま冷凍することで冷蔵保存よりも少しだけ長く日持ちさせることができます。
ただし、霜がつくと早く悪くなってしまうので、1週間以内に使い切るようにしましょう。
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ポイントを押さえて保存すればおいしさをキープしやすくなります。茹でて冷凍しておけばすぐに料理に使えて便利。みなさんも上手に保存して、旬の味を楽しんでくださいね。
※モロヘイヤの茎と家庭菜園で育てた場合の毒性について
食品安全委員会のコメントによると、モロヘイヤの成熟中の種子、成熟種子のさや、発芽からしばらくまでの若葉などには毒性が含まれますが、収穫期と蕾(つぼみ)発生期の葉、茎、根には含まれないとされています。
スーパーなどで野菜として売られているモロヘイヤの茎は毒性を持っていないため安心して食べることができます。しかし、家庭菜園で作られている場合は注意が必要です。茎は、喫食可能かどうかの判断が難しいため、食べるのはやめましょう。また、子供が誤って種子を口にしないよう注意しましょう。
(文/笹沼杏佳、写真/飯塚麻美)
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教えてくれた人
訪問調理師/子ども料理研究家
ごはんさん
累計1,500件以上のお宅を訪問し、各家庭の味に寄り添った簡単で身体に優しい料理を提案している。著書『数カ月先まで予約でいっぱい! 訪問調理師ごはんさんのどんどんおかわりする子ども大好きレシピ78』『訪問調理師ごはんさんの野菜大好きレシピ』等。
累計1,500件以上のお宅を訪問し、各家庭の味に寄り添った簡単で身体に優しい料理を提案している。著書『数カ月先まで予約でいっぱい! 訪問調理師ごはんさんのどんどんおかわりする子ども大好きレシピ78』『訪問調理師ごはんさんの野菜大好きレシピ』等。
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