スナップエンドウ
季節の食材のHOWTO 2022.03.16
スナップえんどうの冷蔵&冷凍保存テク!鮮度の見分け方も解説
鮮やかなグリーンとシャキッとした食感がおいしい春の味覚、スナップえんどう。やさしい甘みと香りが食欲をそそりますよね。
今回は、新鮮なスナップえんどうの見分け方と、冷蔵・冷凍での保存方法をご紹介します。上手に保存して、旬のおいしさを長く味わってください。
おいしいスナップエンドウの選び方
写真は新鮮なスナップえんどう。スーパーで新鮮なスナップえんどうを見分けるには、以下のポイントをチェックしてみてください。
・シワやキズがなく、表面にハリツヤがある
・色鮮やかで黒ずみがない
・“がく(※)”がきれいについている※ひらひらした弁がついている根本の部分
冷蔵?冷凍?スナップえんどうをおいしく保存する方法
スナップえんどうは乾燥に弱いため、生のまま保存する場合にはひと手間加えることで鮮度をキープしやすくなります。
すぐに食べない場合や、ストックして上手に食べきりたいときは、下茹でしてから冷凍保存するのがおすすめ。お弁当用のおかずにも活用できて便利ですよ。
【生のまま保存】冷蔵保存の場合(保存期間の目安…1週間ほど)
すぐに使うときは生のまま保存してOK。
ただし、乾燥させないようスナップえんどうをキッチンペーパーに包んで保存します。
作り方
キッチンペーパーでスナップえんどうを包む。(もし土や汚れが気になるときは、サッと洗ってよく拭いてから包む)
キッチンペーパーに包んだ状態でポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存する。
POINT
袋の口はゆるく結んで中にふんわり空気を入れると、スナップえんどう同士が擦れて傷つくのを防げます。
【茹でて保存】冷蔵保存(保存期間の目安…3〜4日ほど)
すぐに食べ切れそうなときは茹でて冷蔵保存がおすすめ。
スナップえんどうはサッと固茹ですることで、シャキっとした食感と甘みが引き出されます。
下茹でしてから冷凍保存しておけば、解凍してそのまま食べたり、凍ったままスープや炒めものに活用することも可能。お弁当の彩りおかずとしても活躍してくれます。
作り方
スナップえんどうの“がく”と筋を取り除く。
<がくと筋の取り除き方>
ヘタが付いていない方の先端を爪を立てて曲げ折り、そのままスーッと引っ張って短いほうの筋を取ってから、がくが付いている方も同じように曲げ折って引っ張り筋を取る。
>>スナップエンドウの茹で方や下処理の方法を詳しく知りたい方はこちら
沸騰したお湯に筋を取ったスナップえんどうを入れて茹でる。(スナップえんどう10本に対して2分が目安)
POINT
保存する前提で茹でる場合、塩を入れないほうが茹で上がったあとに水気が出にくく、おいしさがより長持ちするのでおすすめです。
下味を付けたいときは水1Lに対して大さじ1/2(9g)の塩加減で茹でてください。塩茹でしたスナップえんどうは、冷蔵保存で2日以内に食べきることをおすすめします。
ざるにあげて冷ます。
粗熱がとれたら、冷蔵保存する場合は保存容器に入れて冷蔵庫へ。
<注意>
保存したスナップえんどうを何度かに分けて使う際は、必ず箸を使って取り出しましょう。菌が繁殖する危険性があるので、素手で触るのはNGです。
【茹でて保存】冷凍保存の場合(保存期間の目安…1ヶ月ほど)
ストックして長持ちさせる場合は冷凍保存がおすすめ。冷凍保存する場合、下茹でまでは冷蔵保存と同じです。パッキングを少し工夫して、上手に保存しましょう。
作り方
茹でてざるにあげ、粗熱をとったら、チャック付き保存袋に重ならないよう並べて入れ、空気を抜いて冷凍庫で保存する
お弁当にも! 冷凍保存したスナップえんどうの解凍テク
スナップえんどうは固茹でして冷凍すれば、自然解凍後も食感が損なわれにくい野菜です。解凍してそのまま食べることも可能ですあと一品ほしいときや、お弁当おかずにぴったり。凍ったままお弁当箱に入れて持っていくこともできますよ。
ここからは、下茹で冷凍したスナップえんどうを「電子レンジで解凍する方法」「凍ったままお弁当箱に入れて自然解凍する方法」やコツをご紹介します。
お弁当にも! 冷凍保存したスナップえんどうの解凍テク
スナップえんどうは固茹でして冷凍すれば、自然解凍後も食感が損なわれにくい野菜です。解凍してそのまま食べることも可能ですあと一品ほしいときや、お弁当おかずにぴったり。凍ったままお弁当箱に入れて持っていくこともできますよ。
ここからは、下茹で冷凍したスナップえんどうを「電子レンジで解凍する方法」「凍ったままお弁当箱に入れて自然解凍する方法」やコツをご紹介します。
●すぐに使いたいときにおすすめ!「電子レンジ解凍」の方法
電子レンジで解凍する場合は、冷凍したスナップえんどうをラップに包み、耐熱皿の上に乗せて加熱します。スナップえんどう2本につき500wで30秒が目安です。
【POINT】
加熱ムラや加熱のしすぎを防ぐためには、一度にたくさん電子レンジにかけるのではなく、なるべく少量ずつ解凍します。
●お弁当にもおすすめ!「自然解凍」の方法
お弁当の場合は、凍ったスナップえんどうをそのままお弁当箱に入れるだけ。水っぽくなるのを防ぐために、霜がついている場合はできるだけ落としてから入れます。前もって解凍したい時や、お弁当に入れずに自然解凍したい場合は、冷蔵室に移して1晩置きましょう。
寒い日はお昼までに解け切らないことがあるので、お湯(給湯器のお湯でOK)にサッとくぐらせて水気をよくふいてからお弁当箱に入れると◎。夏場など気温の高くなる季節には、食中毒のリスクを避けるためにレンジなどでしっかりと加熱してからお弁当に入れることをおすすめします。
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春の味覚のスナップえんどう。上手に保存して、香りと甘味、そして食感を存分に楽しみましょう。下茹でして冷凍保存したスナップえんどうは、毎日のおかずやお弁当に便利!ぜひ活用してみてくださいね。
(文/笹沼杏佳、写真/中村英史)
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教えてくれた人
訪問調理師/子ども料理研究家
ごはんさん
累計1,500件以上のお宅を訪問し、各家庭の味に寄り添った簡単で身体に優しい料理を提案している。著書『数カ月先まで予約でいっぱい! 訪問調理師ごはんさんのどんどんおかわりする子ども大好きレシピ78』『訪問調理師ごはんさんの野菜大好きレシピ』等。
累計1,500件以上のお宅を訪問し、各家庭の味に寄り添った簡単で身体に優しい料理を提案している。著書『数カ月先まで予約でいっぱい! 訪問調理師ごはんさんのどんどんおかわりする子ども大好きレシピ78』『訪問調理師ごはんさんの野菜大好きレシピ』等。
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