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枝豆 枝豆

冷蔵or冷凍、目的にあった枝豆の保存方法を伝授。おいしい枝豆の見分け方も!

冷凍した枝豆

初夏から夏にかけて旬を迎える、おつまみにぴったりの「枝豆」。「夏の食卓には欠かせない!」という方も多いのではないでしょうか。

でもスーパーに並ぶ生の枝豆は一袋200〜300gほどが主流で、一度に食べきれないことも多いのでは?そこで今回は、おいしく長持ちさせるための枝豆の保存テクをご紹介します。おいしい枝豆の見分け方も、ぜひ参考にしてみてください。

 

ここに注目!おいしい枝豆の選び方

左が品質が落ちてしまった枝豆で、右が新鮮な枝豆です。スーパーや八百屋で枝豆を購入する際は、以下のポイントをチェックしましょう!

新鮮な枝豆

新鮮な枝豆の見分け方

・きれいな緑色(茶色や黄色になっていない)
・さやがふっくらとしている
・産毛がまんべんなくついている

 

 

冷凍がベスト?枝豆をおいしく保存する方法

【生のまま】冷蔵保存

枝豆をおいしく食べるには、できるだけ早く下茹ですることが重要です。枝豆は時間が経つほどに豆がしぼみ、風味が落ちてしまうためです。購入後は当日中に下茹でするのが理想ですが、難しい場合まずは生のまま冷蔵保存しましょう。
※おいしく食べられる保存期間の目安…2日ほど

手順

枝豆を新聞で包む
1

新聞紙で枝豆を包む。

※新聞紙がなければキッチンペーパーで代用してもOK!

2

[1]をポリ袋に入れ、口を軽く縛って冷蔵庫の野菜室で保存する。

POINT

新聞紙で包んだり、ポリ袋の口を軽く縛ったりすることで乾燥を防ぐことができます

【茹でて】冷蔵保存

茹でた枝豆をすぐに食べ切れそうな場合は、冷蔵保存が簡単です。
※保存期間の目安…2〜3日

手順

茹でた枝豆を保存
1

枝豆は洗って枝から外して塩もみする。枝豆100gに対して塩5gが目安です。

2

500mlの水に塩を8g(大さじ1/2)入れた塩水を沸かし、[1]の枝豆を入れて強火で5分茹でる。

POINT

・鍋の大きさにもよりますが、水の量は500mlほどがベスト。豆がしっかりと浸かる量で茹でましょう。

・さやが少し開いてくるくらいまで茹でるのが目安。豆が膨らんでくると、茹で上がったサインです。

3

ザルにあげて冷ます。

POINT

食べる直前に、枝豆100gに対して小さじ1/4から1/3の塩をまぶすと良い塩加減になります。

4

保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。

 

☆枝豆の基本の茹で方はこちらの記事をチェック!

【枝豆の茹で方&茹で時間】おいしく茹でるポイントや保存テクも!

 

※上記記事では塩味を行き渡らせるためにさやの両端をカットしてから茹でていますが、保存することが前提の場合はカットせずに茹でるのがおすすめです。枝豆から水分が出にくくなり、おいしさをキープしやすくなります。

【茹でて】冷凍保存

茹でた枝豆は冷凍保存が便利。おつまみが欲しい時にサッと解凍して食べることができます。
※保存期間の目安…1ヶ月

さやから豆を取り出して冷凍しておけば、そのまま鍋やフライパンに入れるだけでスープや炒めものに活用することもできますよ。炊きたてのご飯に混ぜたら少し蒸らして、彩り鮮やかな枝豆ご飯になります。

※さやごと冷凍した場合の解凍方法はこのあとの「冷凍した枝豆の解凍テク」のパートで紹介します。

手順

枝豆をからごと保存
枝豆をむいて保存
1

枝豆を洗い、枝から外してボウルなどに入れ、塩もみする。枝豆100gに対して塩5g(小さじ1)が目安です。

2

500mlの水に対して塩を8g(大さじ1/2)入れた塩水を沸かし、[1]の枝豆を入れて強火で5分茹でる。

POINT

さやが少し開いてくるくらいまで茹でるのが目安。豆が膨らんだら茹で上がったサインです。

3

ザルにあけたまま冷ます。

POINT

食べる直前に小さじ1/3の塩をまぶすと良い塩加減になります。

4

キッチンペーパーで水気を拭き取り、チャック付き保存袋に入れて冷凍保存する。

POINT

冷凍保存のポイントは「速く、均等に凍らせる」こと。凍るまでに時間がかかると、食材から水分と風味が逃げてしまいます。保存袋の中でできるだけ空気を抜いて、平らにして冷凍庫に入れるとおいしさをキープしやすくなりますよ。ステンレスやアルミ製のトレーに乗せて冷凍庫に入れると、より速く凍らせることができます。

 

冷凍した枝豆の解凍テク

冷凍保存した枝豆は、解凍してそのまま食べることができます。いくつか解凍方法があるので、その時に合った方法を試してみてくださいね。

 

熱湯をかけて解凍(すぐに食べられる)

すぐに食べたい時は、お湯を沸かせばあっという間に食べごろに解凍できるこちらの方法がおすすめです。

枝豆にお湯をかける1.ボウルにざるを重ねて、凍った枝豆を入れる。

2.熱湯を全体に回しかける。

3.ボウルからざるを上げて、水気を切る。

 

自然解凍(ほったらかしで楽ちん)

できるだけ手間をかけずに解凍するなら自然解凍しましょう。温度変化が緩やかで水分が流失しにくい冷蔵庫での解凍がおすすめです!

ボウルに入った枝豆1.ボウルに冷凍した枝豆を入れる。

2.冷蔵庫の場合は5〜6時間ほど、常温の場合は30分〜1時間ほど置く。

 

POINT

夏場は常温で放置すると劣化につながることがあるため、水を張ったボウルに冷凍枝豆を入れて30分ほど置くようにしてください。枝豆同士が凍ってくっつかないよう、15分おきに手でかき混ぜます。

 

電子レンジ解凍(早い&温かい)

すぐに食べたい&温かい枝豆を楽しみたいなら、電子レンジ解凍がおすすめです。

枝豆を電子レンジで加熱1.耐熱皿に凍った枝豆を乗せる。

※気にたくさんの枝豆を電子レンジで解凍すると加熱ムラが生じることがあるので、一度に解凍する量は100gほどがベストです。

 

2.中心はふんわり、皿の縁はぴったりとラップをかける。

※加熱中は枝豆から出る蒸気でラップが膨らむので、ラップが破れるのを防ぎながらも蒸気を逃さず加熱できます。

 

3.電子レンジで加熱する。枝豆100gあたり500wで2分加熱が目安。

 

***

 

一度に食べきれない枝豆は上手に保存して、おつまみやおやつ、そして料理に活用して楽しみましょう!

 

 

(文/笹沼杏佳、写真/中村英史)

  • 教えてくれた人

    ごはんさん

    訪問調理師/子ども料理研究家

    ごはんさん

    累計1,500件以上のお宅を訪問し、各家庭の味に寄り添った簡単で身体に優しい料理を提案している。著書『数カ月先まで予約でいっぱい! 訪問調理師ごはんさんのどんどんおかわりする子ども大好きレシピ78』『訪問調理師ごはんさんの野菜大好きレシピ』等。

    累計1,500件以上のお宅を訪問し、各家庭の味に寄り添った簡単で身体に優しい料理を提案している。著書『数カ月先まで予約でいっぱい! 訪問調理師ごはんさんのどんどんおかわりする子ども大好きレシピ78』『訪問調理師ごはんさんの野菜大好きレシピ』等。

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