レタス
季節の食材のHOWTO 2022.07.28
サンドイッチ専門店直伝!シャキッとレタスの「サンドイッチ」を作るコツ
サンドイッチに欠かせない「レタス」。自作のサンドイッチは、レタスがシナっとしてしまって、今一歩、なんて経験ありませんか?
そこで今回はレタスのシャキシャキ食感をキープするテクニックをご紹介。新宿御苑前駅から徒歩2分のサンドイッチ専門店「&sandwich.」の店主・前田幸紀さんに、おいしいサンドイッチを作るコツをお伺いしました!
プロが実践するレタスをシャキッとさせるコツや失敗しないための大事なポイントをおさえれば、家庭のサンドイッチもワンランクアップ!ぜひ試してみてくださいね。
サンドイッチ専門店に聞く、シャキっとレタスのサンドイッチを作るコツ
今回はサンドイッチの中でもボリューミーで人気の「B L Tサンド」を作りながら、おいしいサンドイッチを作るコツを教えていただきました。
1.レタスに水を吸収させる
レタスのシャキシャキ感を出すには、水を張ったボウルにちぎる前のレタスを入れて数時間から一晩、冷蔵庫で寝かせるのがポイント。乾燥しないようにふんわりとラップをかけてください。シャキシャキ感を作る要素は、葉に含まれる水分量です。レタスに水を吸収させましょう!
前田さん:「サンドイッチを作るときには、葉っぱについた水滴はそれほど気にしなくて大丈夫。無理に拭き取ったりしない方がむしろシャキッと仕上がりますよ。」
2.カットしたレタスを食パンサイズに折りたたむ
材料がよく見えるサンドイッチは、見た目もおいしさを作る大事な要素です。レタスのしんなりした箇所や変色した部分をキッチンハサミでカットすることで、美しく仕上がります。
前田さん:「カットしたレタスは食パンサイズに折りたたんでおきましょう。折りたたむことでパンの間に挟みやすくなり、レタスの層が増えることでシャキッとした食感が増します。」
3.パンは焼く前に、霧吹きで水を吹きかける
トースターで片面を2分焼きます。焼く前に霧吹きでパンに水を吹きかけることで生地の中に水分が残るので、外はパリッと、中はふわふわに仕上がります。
4.トマトは大きくて硬めのものを選ぶ
特にBLT(ベーコン・レタス・トマト)は素材が命!
サンドイッチ全体に行き渡り、型崩れしにくいよう大きくて硬めのトマトを選んでくださいね。ちなみに『&sandwich.』のトマトは硬めで特大サイズの「桃太郎トマト」を使用しています。
5.ベーコンはジューシーさを残す
ベーコンは片面だけ中火で焼き目をつけ、もう片面は肉汁のジューシーさを残すため、弱火で軽く火を通します。
※ご家庭で調理する際にはフライパン上で焼いてください。
前田さん:「アメリカは両面をよく焼いたクリスピーなカリカリベーコンが好まれるのですが、日本で好まれる味は少し違うんです。『&sandwich.』ではジューシーなベーコンになるように焼き加減を調整しています。」
プロも実践する失敗しないコツ
1.マヨネーズを接着剤がわりに活用する
──お店のように、美しくサンドするにはどうすればいいですか?
前田さん:「きれいにサンドするコツは、材料が偏らないように平らに載せること。そして、マヨネーズを接着剤として活用することで具材が崩れるのを防ぐことができます。」
2.レタスにドレッシングと胡椒を振りかける
──バランスよく味が行き渡らないことが多く……。どうしたらいいですか?
前田さん:「カットしたレタスにもドレッシングとブラックペッパーを振りかけることで、どの部分を食べても味の染み渡ったバランスのいいサンドイッチになります。」
3.竹串を挿し、固定してカットする
──お店のようにきれいにカットしたいです。どうすればいいですか?
前田さん:「スティックや竹串を挿して固定することで、つぶすほど押さえなくてもサンドイッチはカットできます。切り残さないように下のパンまで切り抜いてくださいね。」
フリーズドライのスープを添えて、さらにスペシャルに
この日は、サンドイッチのお供に『Theうまみ たまごスープ』を合わせてみました。あっという間にランチ《soup&sandwich.》のできあがり! たまご本来の旨みを充分に引き出したあふれる「うまみ」の味わいが、さわやかなサンドイッチと相性抜群です。
ヒト・モノ・コトと一緒に楽しんで欲しい『&sandwich.』
今回サンドイッチを上手に作るコツを教えてもらったサンドイッチ専門店『&sandwich.』の人気メニューは、BLTシリーズ。パンの代わりに具材をレタスで挟んだ新作のレタスシリーズはハーフ(片側がパンでもう片側がレタス)とフル(両側がレタス)があり、女性にとても人気だそう!
サンドイッチはシンプルな料理だからこそ、店主の前田さんがこだわっているのは食材です。週末は1日20玉ものレタスを使う『&sandwich.』では、市場に並んでいる旬のものがおいしいと考え、信頼している八百屋が目利きした野菜を仕入れているそう。
レタスのほかにも愛用しているのが「グリーンカール」という葉物野菜。レタスと葉の柔らかさが違い、レタスとは異なるシャキッとした食感で、彩りも美しくなるのだとか。
現在、サンドイッチのテイクアウトも人気で、平日のランチタイムや休日に新宿御苑でのんびりと過ごす方も多いそう。「公園」「友人」「コーヒー」など、『&sandwich.』という店名にはあらゆる場面やほかの食べ物と一緒にサンドイッチを楽しんでほしいという想いが込められています。
前田さん:「サンドイッチは明るくて開放的な気分のときに食べるものだから、さっぱりとした飲み物と相性がいいですね。」
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サンドイッチはシンプルな工程の料理だからこそ、ちょっとしたコツが大切なんですね。ランチにも、お弁当にも大活躍です。ぜひお試しください!
【店舗情報】
&sandwich.
・住所:新宿区新宿1-5-7スキラ御苑1F
・営業時間:火曜~金曜 8:00-18:00
土&日曜 8:00-19:00
・電話番号:03-6709-9455
・定休日:月曜日
公式サイト:http://www.andsandwich.tokyo/
Instagram:https://www.instagram.com/andsandwich2017/
※記事公開時の情報となります。最新情報は店舗公式サイト/SNSでご確認ください。
(取材/鈴木賀子 写真/飯塚あさみ)
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