春から夏にかけておいしくなる「しじみ」。あさりに比べて小さめなので「食べごたえはなさそう…」なんて思うかもしれませんが、実は貝の中でも特にうまみが強く、魅力的な食材です。

今回は新鮮なしじみを選ぶポイントや、鮮度をできるだけ長持ちさせるための保存方法をお伝えします。また、よりおいしく食べるための上手な保存のコツについても紹介するので、ぜひチェックしてみてください！

 

新鮮でおいしい「しじみ」の見分け方

スーパーなどで売られているしじみ。やはり水揚げされてすぐに流通する国産のほうが新鮮です。

 

パックの中にこのような貝が混ざっていたら傷んでいる可能性があるので、しっかりとチェックして取り除きましょう！

 

おいしさ長持ち！しじみの冷蔵&冷凍保存テク

購入したしじみをそのままの状態で、何日も冷凍庫に放置するのはNG。数日経過すると、しじみの身が劣化し、臭みのある汁が出てきてしまいます。

しじみを買ったら、まずは砂抜きをして、なるべく早く食べることをおすすめします。

そうはいっても、一度に食べきれない量だったりしますよね。そんな時のために、最適な保存方法を確認しておきましょう。

 

＜プロも実践するコツ＞

砂抜きをしたあと、水から揚げたしじみを冷蔵庫で数時間寝かせておくことで、うまみが増します。これは、しじみが空気中で生き延びるためにエネルギーを燃焼する段階で、コハク酸などのうまみ成分が作られるからです。そのため3時間程度の冷蔵保存は、おいしさアップにもつながるんです。ただし何日も置くと、今度は傷んでしまいます。冷蔵保存したしじみは買った当日か翌日には調理するようにしましょう！

 

＜プロも実践するコツ＞

冷凍するとしじみの細胞が壊れ、うまみ成分が溶け出しやすい状態になります。そのため、貝の出汁をたっぷり味わいたい汁物に使うなら、冷凍はとってもおすすめの保存方法！また、冷凍する前に、しじみを冷蔵庫で3時間ほど寝かせておくことで、さらにうまみがアップしますよ。

※貝類は生きた食材なので、保存方法が適切でないと細菌やウイルスの繁殖が促進されて食中毒の原因となることがあります。そのため、生の貝類を冷蔵庫・冷凍庫で保存する場合は適切に処理を行い、十分に火を通してからを食べるように注意してください。

さらに、しじみとはちょっと違う、あさりの保存方法もこちらでご紹介しています◎

【あさりの冷凍保存方法】調理にも使いやすい！プロが教えるあさりの保存テク

 

旬のしじみ、フリーズドライのおみそ汁で手軽に取り入れてみて

しじみの出汁は、一般的に使われるカツオや昆布の出汁とは違う、深い味わいがあります。

そんなしじみを使ったおみそ汁が無性に食べたくなる時ってありますよね。でも、今すぐ食べたい気分なのに、砂抜きから始めるなんて、待ちきれない…。そんな時におすすめしたいのがフリーズドライのみそ汁「まごころ一杯 定番しじみ」や「いつものおみそ汁贅沢しじみ」。

お湯を注ぐだけで、あっという間に本格的なしじみのおみそ汁が出来上がり！国産のしじみをフリーズドライにすることで、そのおいしさを最大限に引き出しています。ぜひお試しくださいね♪

 

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しじみはうまみも栄養も豊富な貝です。今回紹介した新鮮なしじみの選び方や適切な保存の方法を押さえて、ぜひ旬の味覚を食卓に取り入れてみてくださいね。

 

（文・編集／エドゥカーレ　写真／飯塚麻美）