さば
季節の食材のHOWTO 2017.01.17
和食の定番!「さばの味噌煮」基本のレシピ
旬のさばを使った定番料理といえば、「さばの味噌煮」。煮魚のなかでも無性に食べたくなるメニューですが…作るとなると難しそうで、1人暮らしだとなかなか自宅で作りませんよね。そのぶん出来合いのものを買ったり、定食屋さんで食べたりすることの方が多いのではないでしょうか。
そんな、難しく手間がかかりそうなイメージのある「さばの味噌煮」ですが、実は驚くほど簡単に作れることをご存知ですか?今回は、料理が苦手な人でも失敗しない、さばの味噌煮の基本的な作り方を紹介します!
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さばの下処理の方法
まずは、さばの下処理の方法から。下処理をすることでさば特有の臭みがなくなり、よりおいしく仕上がります。
【下処理の時間】
5分
【下処理の手順】
1.血合いの部分をかき出すように流水で洗います。
※この血合いの部分が生臭さの原因!下処理の時にできるだけ取り除くようにしましょう。
2.包丁で皮の表面に切れ目を入れます。
※切れ目を入れることで、煮ている間に皮が縮んではがれるのを防げるんです。
フライパンでOK!「さばの味噌煮」基本の作り方
鍋でじっくり煮込むイメージのあるさばの味噌煮ですが、実は調理時間約15分。フライパンでもつくれるんですよ!
【調理時間】
10分〜15分
【材料】
・さば…2切れ
・生姜…10g(よく洗い、皮付きのままスライス)
・水…1/2カップ
・酒…1/2カップ
・砂糖…大さじ1
・味噌…大さじ1
・醤油…小さじ1
【作り方】
1.フライパンに水と酒、砂糖を入れて点火し、煮立てます。
2.沸騰したらさばとスライスした生姜を加え、煮汁をさばの表面に回しかけます。
[調理のポイント!]
さばは皮面を上側にして煮ることがポイント。そして、すぐに沸騰した煮汁を回しかけるようにします。こうすることで皮の表面が固まり煮崩れしにくくなります。
3.落とし蓋をして弱火で5分煮込みます(落し蓋がない場合は、クッキングシートやアルミホイルで代用できます)。
4.この間に味噌を煮汁で溶いておきましょう。
5.溶いた味噌を加えてさらに5分煮込んでいきます。
[調理のポイント!]
ここまでずっと火は弱火のまま、じっくりさばに火を通していきましょう。煮込んでいる間にも煮汁を回しかけるようにすると味がもっとしみこんでいきます。
6.最後に火を強火にし、醤油を回しかけます。
7.煮汁がほとんどなくなるまで煮込んだら、できあがり!
[調理のポイント!]
さばの皮は薄いので、箸で触るとすぐに破れてしまいます。キレイに仕上げるポイントは、鍋を揺すったり、おたまを使ったりして、なるべくさばに触らないようにすることです。
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簡単にできる本格的なごはんの主役!
「さばの味噌煮」は、実は下処理をして煮込むだけの簡単料理。この作り方でしっかり煮込めば、生姜の香りと味噌のコクがよく合わさった本格的な味わいに仕上がるんです。
ほかほかのご飯とお味噌汁を合わせれば、まるでお店で食べるような「さば味噌定食」の完成!今夜のおかずに早速、旬のおいしさがたっぷりつまったさばの味噌煮はいかがでしょうか。
(文/近藤世菜)
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教えてくれた人
訪問調理師/子ども料理研究家
ごはんさん
累計1,500件以上のお宅を訪問し、各家庭の味に寄り添った簡単で身体に優しい料理を提案している。著書『数カ月先まで予約でいっぱい! 訪問調理師ごはんさんのどんどんおかわりする子ども大好きレシピ78』『訪問調理師ごはんさんの野菜大好きレシピ』等。
累計1,500件以上のお宅を訪問し、各家庭の味に寄り添った簡単で身体に優しい料理を提案している。著書『数カ月先まで予約でいっぱい! 訪問調理師ごはんさんのどんどんおかわりする子ども大好きレシピ78』『訪問調理師ごはんさんの野菜大好きレシピ』等。
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