たまご
季節の食材のHOWTO 2024.07.18
フライパンで作る卵焼きの作り方! きれいに作る3つのコツを伝授
卵料理のなかで一番ポピュラーなメニューといえば「卵焼き」! 朝食やお弁当のおかずによく登場する卵焼き、ほとんどの人が一度はつくった経験があるのではないでしょうか。
卵焼きの調理方法はとてもシンプル。だけど、形をキレイに仕上げるには意外にもコツがいります。
卵焼き器があれば簡単そうですが、わざわざ卵焼きのためだけに買うのも…という人はきっと少なくないはず。1人暮らしの人や普段あまり料理をしない人にとって、あの四角いフライパンを買うのはハードルが高すぎる!
というわけで今回は、どの家庭にもある「丸いフライパン」で、上手に卵焼きをつくれる3つのコツを伝授! 卵焼きの基本レシピも併せてご紹介します。
「卵焼き」をキレイに焼く3つのコツ
丸いフライパンで卵焼きを焼くとき、難しいのが「形」のキレイさ。一般的にイメージされる卵焼きは、ふんわりボリュームがあり、中が渦巻き状になっている長方形のものですよね。
見た目の美しさはおいしさが増す大事なポイント! 上手に形を整えるコツを、料理家の夏井景子さんに伺いました。
【ポイント1】 できるだけ小さいフライパンを使う
卵焼きを上手に焼くポイントは、できるだけ「小さなフライパン」を使うこと。フライパンが大きいと流し入れた卵が薄くなり、巻く時に破けたりしやすくなります。逆にフライパンが小さければ小さいほど、卵に厚みが出るのでキレイに巻くことができます。
【ポイント2】 卵は両端を畳んでから、手前に巻いていく
丸いフライパンを使う場合、先に左右の両端を畳んでから、手前に向かって畳んでいくとキレイに巻くことができます。卵焼きは焼き過ぎると仕上げがパサパサになってしまうので、火加減は中火にして、中に完全に火が通らないうちに手際よく巻いていきましょう。
【ポイント3】 ゴムベラを使うと失敗しにくい!
卵を菜箸で混ぜた流れで、そのまま菜箸を使っていませんか? 菜箸で卵を触っていると破けやすくなってしまいます。そこで登場するのがゴムベラ! もっとも型崩れを起こしにくいアイテムです。“しなり”がある上、面が広いので、ちょっと崩れたり破けたりしても強引に卵を形づくることができます。
「卵焼き」基本のつくり方
「卵焼き」の作り方
ご紹介した3つのコツを活かして、早速卵焼きをつくってみましょう。
- 材料(2人分)
・卵…2個
・醤油…大さじ1
・砂糖 …小さじ1
・水…大さじ1
・サラダ油…適量
|アドバイス!|
●薄味がお好みの方は醤油半量(大さじ1/2)でもOK!
●きび砂糖を使うと、普通の上白糖よりマイルドな甘さに仕上がるのでおすすめ!
●水を入れることによって、火を入れた時に固まりがゆっくりになります。
10~15分
作り方
卵をボウルに割り入れて菜箸でほぐし、砂糖・醤油・水を加えてさっと混ぜる。
小さなボウルに油を入れ、キッチンペーパーかティッシュに含ませておく。
フライパンに[2]の油を塗り、中火にかける。フライパンが温まったら[1]の卵液を1/2ほど流し入れて広げる。
POINT
<卵液を流し入れるタイミング>
卵液を混ぜた箸をフライパンにつけて、卵液がすぐに固まるくらいにフラ
表面全体が半熟になったらゴムベラで周りを1周させ、両端を折る。
奥から手前にくるくる巻いていく。
卵を奥側へ寄せ、手前にもう一度油を塗る。
焼いた卵焼きをちょっと浮かせて残りの卵液1/2を流し入れ 、[4]の手順を繰り返して形を整えれば、できあがり!
失敗知らず! 便利なシリコンフレームは奥の手
「それでも上手にできない~!」という人におすすめの最終兵器が、シリコンフレーム。フライパンの上にシリコンフレームをのせ、中に卵を流し込むだけでキレイな長方形に。
固まってきたら写真のように手前に巻いていきましょう。100円ショップや、通販などで購入できるので、試しに使ってみるのも手です。
家庭でずっと愛される卵焼きを、おいしく手軽に
簡単そうに見えて、意外と難しい卵焼き。でも、コツさえ掴めば特別な道具は何も必要ありません!
登場頻度が高い基本レシピだからこそ、キレイにつくれると嬉しいですよね。小さなお子さんから大人まで、みんなに愛されるおいしい卵焼き。これを機に極めてみませんか。
\卵焼きを上手につくるポイント/
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●なるべく小さいフライパンで!
●卵は両端を畳んで、手前に巻く
●巻くときは、菜箸じゃなくゴムベラで!
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(スタイリング:荻原由佳)
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フリーズドライのおみそ汁とごはんを添えて、和朝食に
卵焼きとご飯におみそ汁を合わせたら、満足度たっぷりの朝食に! フリーズドライ食品のおみそ汁を活用すれば、忙しい日でもお湯を注ぐだけでたっぷりの具材が入ったおみそ汁を食べられますよ。
おすすめは「いつものおみそ汁 野菜」。しゃきっとした野菜の食感が楽しめる、旨みのある味わいです。
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教えてくれた人
料理研究家
夏井景子さん
新潟県生まれ。板前の父と料理好きの母の影響で料理の道へ。お菓子の専門学校を卒業後、パン屋、カフェで働き、料理研究家として独立。季節を意識した献立作りやキムチ作りの教室を行っている。
HP新潟県生まれ。板前の父と料理好きの母の影響で料理の道へ。お菓子の専門学校を卒業後、パン屋、カフェで働き、料理研究家として独立。季節を意識した献立作りやキムチ作りの教室を行っている。
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