みょうが
季節の食材のHOWTO 2017.06.07
話題の「魔法のミックス薬味」とは? 大葉・しょうが・みょうが… 五味薬味の活用アイデア
今月の旬の食材テーマは「大葉(しそ)」。大葉といえば、ねぎやみょうがと並んで薬味や料理のトッピングに使われることが多い、ちょっとヤミツキになる個性的な食材。
今回は、そんな“クセになる香味野菜”の代表格たちが大集合した、話題の「魔法のミックス薬味」にフィーチャー! ストックしておくとかなり便利かつ、パッと料理に乗せるだけで何倍もおいしくなってしまう、その名の通り“魔法”のような薬味レシピをご紹介します。
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「魔法のミックス薬味」とは?
みょうが・大葉・しょうが・ねぎ・にんにくが主役の105レシピ 薬味の魔法(著者:平尾由希、発売:主婦の友社)
自身を“やくみすと”と称するほど薬味好きな料理家・平尾由希さんが考案した「魔法のミックス薬味」は、大葉・みょうが・しょうが・ねぎ・スプラウトをミックスした薬味レシピです。5種類の薬味を混ぜ合わせていることから五味薬味(ごみやくみ)とも呼ばれています。
今までありそうでなかったこの薬味レシピですが…実は驚くほど使えるうえ、嬉しいことがこんなにあるんです!
…etc.
五味薬味の基本は、大葉・みょうが・しょうが・ねぎ・スプラウトの5種類。この五味薬味にはダイエットサポート効果が期待できる成分が含まれているそう。
6/9発売予定の『つくりおき五味薬味でずぼらやせごはん』(著者:番場智子/発売:主婦の友社)では、五味薬味の基本から、効果的な食べ方、ダイエット体験記まで詳しく紹介されています。気になる人は要チェック!
「魔法のミックス薬味」の基本
(これが「魔法のミックス薬味」!)
五味薬味の魅力、おわかりいただけましたか? では、早速「魔法のミックス薬味」の作り方をご紹介しましょう。
【材料】 ※作りやすい量
・大葉…6枚(千切りにする)
・万能ねぎ…1束(小口切りにする)
・みょうが…3本(小口切りにする)
・しょうが…1片(1㎝くらいの長さで千切り)
・スプラウト野菜(1/2の長さにカット)…1パック(なければかいわれ大根1/2パック)
【作り方】
1. 材料をそれぞれの切り方で下ごしらえする。
2. ボウルに氷水を入れ、[1]の材料を全て入れて、5分さらす。
3. [2]をざるに上げて水気を切れば完成!水気が完全に切れるよう、キッチンペーパーを敷いた保存容器に入れておくとベストです。
【下ごしらえのポイント】
大葉の千切りは、葉の裏側を内側にしてクルクルと丸め、端から切ります。繊維と直角に切ると香りが立ちます。
みょうがも同様に、繊維を断ち切るように1mm幅で小口切りに。万能ねぎも小口切りにカットします。万能ねぎなどの細いねぎは、水気が多いと傷みやすいため、まな板の水分をよく拭き取ってから切るのがよいそうですよ!
スプラウトの種類には、ブロッコリースプラウトやクレソンスプラウト、マスタードスプラウトなど色々ありますがお好みで。もちろん手に入れやすいかいわれ大根でもOK!
味噌を加えて「魔法のミックス“薬味味噌”」
さらに、「魔法のミックス薬味」と味噌をコラボレーションさせれば、「魔法のミックス薬味味噌」に変身しちゃうんです!市販の調味料で簡単に作れるのが嬉しいですね。調味料みたいな感覚で使えるので、使い勝手がとても多くて驚きます。シンプルに野菜やお肉と一緒に味噌炒めにするだけでもおいしそう!
【材料】
・魔法のミックス薬味…60g
・合わせ味噌…大さじ10(170g)
・みりん…大さじ1
※味噌のだし入りorなしはお好みで!
【作り方】
「魔法のミックス薬味」に味噌・みりんを混ぜ合わせ、保存容器に入れれば完成!
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「魔法のミックス薬味」の活用アイデアいろいろ
『みょうが・大葉・しょうが・ねぎ・にんにくが主役の105レシピ 薬味の魔法』のなかで、手作りした鶏ハムに「魔法のミックス薬味」をトッピングしたカナッペから、しめさばのマリネやサーモンのポキ(ハワイ料理のひとつ)へのトッピングまで、著者の平尾由希さんが考案した活用アイデアがたくさん紹介されています。どれも試してみたくなるレシピばかり!詳しいレシピは本書でチェックを♪
そして今回、アマノ食堂スタッフも「魔法のミックス薬味」の可能性を探るべく、思いつくかぎりの料理を考えてみました。使うのはズボラさんでも実践しやすい、スーパーやコンビニで手に入れやすい食材。
「薬味を加えるだけで普通の料理がこんなにまでおいしく…!」と目からウロコのレシピのみ厳選しました。それではご紹介していきましょう。
①シンプルが一番。そうめんのトッピング
これからの季節、食卓に登場する機会が増えるそうめん。そうめんに薬味を入れる人は多いですが、5種類の薬味が組合わさることで、このうえなく贅沢な味わいに!あらかじめ冷蔵庫にストックしておけば、その都度カットする手間も省けて楽チンですよ♪
② まぜるだけで完成! 鯵(あじ)のなめろう
なめろうといえばお店で食べるイメージが強いですが、お刺身用の鯵を食べやすい大きさにカットして、「魔法のミックス薬味味噌」を混ぜたら「鯵のなめろう」が出来ちゃいます。え!こんなに簡単に作れちゃうの?と驚くうえ、味は文句なしにバツグン。もう1品欲しいときにパパッと作れて便利です。
さて、続いては「魔法のミックス薬味」と「魔法のミックス薬味味噌」の2つを“ダブル使い”する、薬味好きには堪らない活用アイデアをご紹介!
③ おつまみに最適! 薬味たっぷり「焼き厚揚げ」
フライパンでカリッと焼いた厚揚げに、「魔法のミックス薬味味噌」を乗せた、お酒に相性抜群のおつまみです。これだけでも満足のいく味なのですが、さらに「魔法のミックス薬味」をトッピングしてください! アツアツで香ばしい厚揚げと、食感の違う薬味のアクセントが絶妙にマッチして…お酒もごはんもすすんじゃいます!
④ 豆腐×納豆のミックス薬味丼
「魔法のミックス薬味味噌」とひと口大にカットした木綿豆腐を軽く混ぜたものと、お好みの納豆を一緒にご飯に盛りつければ完成! もちろんこちらも、仕上げにミックス薬味を好きなだけ散らします。今回はそこに釜揚げしらすをトッピングしました。
するするっと食べやすく、味噌と薬味で食欲がわいてきそう。夏バテで食欲がない日の夕飯にもぴったりです。
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冷蔵庫で3〜5日間保存しておける
「魔法のミックス薬味」は冷蔵庫で3日間、薬味味噌にすれば冷蔵庫で5日間ほど保存しておくことが可能だそう。週末や時間に余裕がある時、野菜がお安く買えた時などに作ってストックしておけば、薬味が必要な時にサッと出せますね。
そうめんや冷や奴など、薬味と相性のいい料理が食卓にのぼる夏。味のアクセントとしてぜひ五味薬味を食事に取り入れてみて♪
[参考書籍]
『みょうが・大葉・しょうが・ねぎ・にんにくが主役の105レシピ 薬味の魔法』 (著者:平尾由希/発売:主婦の友社/発行:主婦の友インフォス)
『つくりおき五味薬味でずぼらやせごはん』 (著者:番場智子/発売:主婦の友社/発行:主婦の友インフォス)
平尾由希さん
【PROFILE】
料理家/フードコーディネーター。1978年長崎県出身。お茶の水女子大学生活科学部卒。雑誌やWEBでのレシピ連載、CMのフードコーディネート、企業の料理コンテンツや商品開発などを手がける他、食に関する取材、コラム執筆や、テレビ・イベント出演、講演など多方面で活躍中。また「食を通じた地域おこし」をテーマに総務省の過疎地域自立活性化優良事例表彰委員を歴任し、長崎県のアンテナショップ商品選定委員や、地方の農水産物のブランディングアドバイザーを務めるなど、地域の食や食文化の輝かせ方を提案している。
公式サイト:STUDIO*SNOW WHITE
BLOG:平尾由希のON AIR Kitchen
番場智子さん
【PROFILE】
料理研究家。夫の転勤をきっかけにタイに渡り、子育てに奮闘しながら現地でタイ料理教室やケーキ教室に通う。帰国後は大手クッキングスクール講師に着任。その後、日本菓子専門学校卒業、製菓衛生師資格を取得し、カフェやケーキ専門店で経験を積む。現在は自宅で料理・菓子教室を開講している。「笑う料理研究家」をモットーに、日々活動中。著書『日本人が絶対好きになるタイごはん』(主婦の友インフォス)。
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