対談 2017.11.06
菅本裕子さん(ゆうこす)×塩谷舞さん(しおたん)|【第2回】可能性は無限大!「これからのSNS」談義
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- 菅本裕子(ゆうこす)
- 1994年、福岡県福岡市生まれ。2012年にアイドルグループ「HKT48」を脱退後、2016年、講談社主催の次世代アイドルオーディション「ミスiD」にて準グランプリを受賞したことで注目を集める。モテるために生きている「モテクリエイター」という新しい肩書きを背負い、タレント、モデルとして活躍中。20代女性を中心にInstagramで紹介した商品は完売、YouTubeチャンネル「ゆうこすモテちゃんねる」で紹介されたコスメが人気になるなどその影響力は絶大。Instagram、Twitter、LINE@、YouTubeなどのSNSのフォロワー76万人。近著に『SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方』。
- 菅本裕子公式ブログ
- Twitter/@yukos_kawaii
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- 塩谷舞(しおたん)
- 1988年、大阪府千里生まれ。大学時代に関西の美大生をつなぐネットワーク「SHAKE ART!」 を立ち上げ、イベント企画、フリーペーパー制作など幅広い活動が話題に。2012年株式会社CINRAに入社後、Webディレクター・広報として、企業サイト制作やプロモーション、コーポレートブランディングに携わる。2015年よりフリーランスのPRとして独立。「THE BAKE MAGAZINE」編集長。2017年1月には「しっかりと自分が納得のいく記事を作って、そこから話題を生んでいけるようなメディアにしていきたい」という想いからWEBメディア「milieu(ミリュー)」を立ち上げる。
- milieu(ミリュー)
- Twitter/@ciotan
今回の対談テーマは、「SNS」について。ゲストは、SNSを中心に絶大な発信力を持つ、菅本裕子(ゆうこす)さんと塩谷舞(しおたん)さんです。SNSを始めたきっかけを伺った前回に続き、今回はお2人が大切にしている“マイルール”を教えてもらいました!思わずフォローしたくなる、これからの“SNS活用術”必見ですよ♪
—日々どんどん進化しているSNS。現在活用しているツールと、発信する時に工夫していることを教えてください。
普段使っているSNSツールは、Twitter、Instagram、YouTube、LINE、LINELIVE、LINEブログです。あと、情報収集用に「NewsPicks(※1)」と、最近は「Timebank(※2)」も始めました。
※1 経済情報に特化したニュース共有サービス
※2 専門家の時間を10秒単位で売買できるサービス。購入した時間は仕事の相談、ランチ、講演の依頼といったさまざまな用途で使うことができ、第三者に市場価値で売ることも可能
「SNSは自分の“血液”みたいな感じ」
(塩谷舞さん)
私もかなり多いなぁって思うけど、ゆうこすは本腰入れて使ってるSNSがほんと多い(笑)。
毎日更新するかどうかは置いといて(笑)、朝起きたら、まずSNSをチェックするし、移動中とか少しでも時間があれば、ずっとSNSに触れてます。
私も同じ感じかも。エレベーターを待っている間とかに、思い付いたことを下書きに貯めといたりもする。小学5年の頃から毎日インターネットに触れているから、書いたり発信することが当たり前になってて、もはやSNSは自分の“血液”みたいな感じ(笑)。
血液(笑)!!私も体の半分はSNSでできていると思っているので、その感覚わかります。仕事の一環としてSNSを使う方も多いと思うんですけど、自分にとってはオンとかオフとか関係ないんですよ。発信するだけじゃなく、フォロワーのみんなと交流したり、他の人のアカウントを見るのも楽しい。
すごいなぁ。ゆうこすは本当にパワフルだけど、私はTwitterばっかり見てると、精神的に結構疲れちゃう。やっぱり良いことばっかりじゃないので……落ち込んだときは、家族に話すか、しばらくインスタを見て癒されてたりする。
やっぱり癒しの方法もSNSですよね(笑)。いろんなツールを使っていますけど、フォロワー数が増えても万人受けを意識しているわけではないんです。SNS上にもいろんな価値観を持った人がいるから、全員に好かれようなんて思う必要もない。自分と似たような価値観を持ったフォロワーが増えれば、それが大きな発信力に繋がると思います。
「本当に好きなこと」を発信すれば
自然と味方は増えていく
(菅本裕子さん)
私の場合は、美容やファッションを中心とした「モテ情報」を誰よりも詳しく伝えたいと思っているので、少し周りに引かれるぐらいニッチでもいいのかなって。モテ情報に興味のある女の子のフォロワーが増えるにつれて、だんだんアンチも減りました。自分が本当に好きなことだけを発信していけば、自然と味方だけが残るんです。
それ! 最初に「伝えたいこと」が明確にあって、話題になって、結果的にフォロワー数が増える……というのが、自然な形だと思う。でも、「フォロワー数を増やすぞ!」ってのをゴールにしている人がいて、そうすると数字ばっかり追いかけちゃってて、目的が見えないというか……。
みんなが想像しているほど、ただただフォロワー数だけ
今は「フォロワー数を増やす方法」とか、そういう情報が1人歩きしちゃってるよね。それよりも「何を伝えたいのか?」っていう、自分なりの軸を持っていることが大切だと思う。
思わずフォローしたくなる
「見る意味のあるアカウント」であること
(菅本裕子さん)
見ても意味のないツイートはしないようにしています。朝起きて、「おはよう」だけのツイートや、自撮り画像ばかり投稿したり。自分のファンだけに向けての発信にはしたくない。SNSって、より多くの人に自分を知ってもらう大切な場所だと思うし。思わずフォローしたくなるような「見る意味のあるアカウント」に育てることが大切ですね。
「美味しそうなお肉の写真」だけを投稿しても「うらやましい…!自慢かしら?」と思わるかもしれないけど、そこにお店の情報や食べログのリンクがあったら「お、有益な情報だ!今度ここに行ってみようかな」って思ってもらえるしね。まぁ、そこまで考えてSNSを使うのもしんどい! っていう意見もごもっともなんだけど……(笑)。でも、ゆうこすの「今日のコーデ写真」では、着てるブランドも知れるし、受け取る側のことをきちんと考えてあげているからすごいなと思う。
嬉しいです!しおたんさんが、普段意識してることってありますか?
「情報が一人歩きしても、
ちゃんと理解されるように」
(塩谷舞さん)
う〜ん……かなり細かいことなんだけど、「ツイートが一人歩きしても、理解されやすいように」ってことかなぁ。自分が投稿した内容が何万もリツイートされると、当然自分のことを知らない人も、たくさんその情報を目にするんだけど……そこで身内ネタや専門用語が多すぎると、理解できなくなっちゃう。自分の身近な人の名前を出しても、きっと知らない人もたくさんいる。だから、毎回簡単な紹介を入れるようにしてるかも。「こういう会社の●●さんが…」とか。既に知っている友人がみると「なんでわざわざ?」って思われるかもしれないけど、そういうツイートだと、拡散されても誤解を生みにくいし。
SNS上でも「気配り」って大事ですよね。
うん、すっごく細かいんだけど(笑)。そうすることで、自分の手の届かない場所や想像もしてなかった場所にも届くしね。自分の情報じゃなくて、誰か他人の記事とか、これまでになかった商品とか、「面白い!」と思うものをツイートしてみると、びっくりするくらい広まって、相手から感謝のメールが届いて、仲良くなったりもするし……。SNSを通して、新しい世界がちょっとずつ広がっていくんです。
—単にフォロワー数を増やすのではなく、好きなことや、見る人に意味のある情報を発信し、共感してくれる人が増えたことが今につながったのですね!そんなお2人が影響を受けた方はいるのでしょうか?
よく聞かれるんですけど、いないんですよ〜。
「この人のここの部分がいいな〜」とか、色んな人に対して憧れる部分は少しずつあるけど、盲信はしてないって感じだよね。そうじゃないと、SNSを長く続けられない気がする。ゆうこすくらいずば抜ける存在って、やっぱり「誰かの真似」をしてない!
SNSでは、「信用されること」が大事だってよく思うんです。最近、西野亮廣さんの著書『革命のファンファーレ -現代のお金と広告-(幻冬社)』を読んで、すごく共感して。「この人の言葉は信じられる」と思わせる力は、SNS上でも必要。
—SNS上でも唯一無二の存在感を放ち、絶大な発信力を持つお2人。今後、力を入れて取り組んでいきたいことを教えてもらいました!
SNSの可能性は無限大!
「ライブストリーミング」の先駆者に
(菅本裕子さん)
「ライブストリーミング(※3)」に力を入れていきたいなって思っています。インスタやLINEライブでも配信がすごく盛り上がっているし。ライブ配信ってコメントを通して視聴者とコミュニケーションを取ることができるので、“EC機能を掛け合わせたサービス”にも興味があります。実際に、売る時に商品の魅力をよりわかりやすく発信することができるし、無限の可能性があるんです。日本でライブストリーミングといえば、この人!って存在はいないので、「ライブEC」という新しいジャンルを確立していきたいですね。
※3 映像や音声をリアルタイムにストリーミング配信すること
ゆうこすがやれば、信頼があるから絶対に売れる!そうなると在庫管理も大事だよね。欲しくても買えない人が続出しちゃいそうで……。
さすが、しおたんさん!ビジネス視点でちゃんと考えてる…。
ゆうこすの作るものは読者目線、ファン目線をすごく大切にしているから、本当に信頼を得ていてすごいと思う。あと、本もコラムだけじゃなくて具体的なハウツーも惜しみなく出してて、すごく良かったし、Instagramの章は私も知らないことだらけで、すごく勉強させてもらったの。
ありがとうございます!SNSで発信力を育てれば、誰でもチャンスをつかむことができる。そんな自分の体験談を綴りました。この本を通じていろんな人の夢をお手伝いできたらいいなって。女の子はもちろん、ビジネスマンとか、これからどんどん広がっていったら嬉しいです!
(今年9月に、菅本さんの書籍『SNSで夢を叶える〜ニートだった私の人生を変えた発信力の育てかた〜』が発売!使い方次第で最大の武器になる、具体的なSNSの活用法も必見です♪全国のフォロワーさんへの感謝の気持ちがたっぷりこもった1冊、ぜひチェックしてみてくださいね!)
そういえば、しおたんさんはニューヨークに行かれるんですよね?
来年からはニューヨークが拠点!
国内外の「クリエイティブシーン」をより面白く
(塩谷舞さん)
そうなの!来年の春からは、本格的に拠点をニューヨークに移す予定で。「海外の記事」ってどうも共感性が弱くて、実はあんまり読まれないことが多いんだけど、そこを突破できるような記事を発信していきたい。それで日本のクリエイターが海外情報に触れる機会を増やせるかもしれないし、自分の視野も広げられれば良いな、と思って。これまでは私も日本国内のSNSしか見れていなかったけど、英語圏の広告やSNSのこともしっかり勉強していけたら、将来的に出来ることも増えるかもしれないし。
すごい!世界規模ですね。これからの活動も楽しみです!
——菅本さん&塩谷さん、本日は楽しい対談ありがとうございました。さてさて、対談の途中。お二人にはアマノフーズが今一番 “発信したい” 新シリーズ「Theうまみ たまごスープ」で休憩してもらいました。黄身たっぷりのたまごスープです。
『お湯を入れてすぐにできるなんてびっくり!』『たまごがふわふわでおいし〜』と、とっても楽しそう♪この様子すら配信したい・・・!と思っていたところ、こんな素敵な会話が耳に入ってきました。
「ゆうこすのブレない姿勢は誰にも真似できない!(by塩谷舞さん)」
「しおたんさんはアンテナの張り方がすごい!!(by菅本裕子さん)」
もともとSNSを相互フォローしていた間柄だけあって、お互いに尊敬するところが沢山あるんですね。
日々進化し続ける「SNS」。上手く賢く活用することで、新しい世界がぐんと広がるかも知れません。その先駆者として活躍する2人の今後がますます楽しみになりました。
それでは、またのご来店をお待ちしておりま~す!
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