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小谷実由さん×松尾レミさん|【第2回】純喫茶の醍醐味とは?マニアが教えるこだわりメニュー選び

小谷実由と松尾レミ
  • 小谷実由
    1991年、東京都生まれ。モデル。『リンネル(宝島社)』、『&premium(マガジンハウス)』、『天然生活(地球丸)』を始めとする雑誌でファッションモデルとして活躍するほか、ファッションコーデアプリ『WEAR』で見せる私服センスにも注目が集まっている。趣味は純喫茶巡りと公言しており、「#喫茶部」ではオリジナルTシャツを作るなど、ひとりでも多くの人に喫茶店の魅力を知ってもらうべく普及活動にも力を入れている。
  • 松尾レミ
    1991年、長野県生まれ。ロックユニット『GLIM SPANKY』ギターボーカル。2014年にメジャーデビュー後すぐに抜擢された、スズキのCM『ワゴンRスティングレー』や『AEON SUIT MEN』のパワフルな歌唱で注目を集め、その後もドラマや映画『リアル鬼ごっこ』、『ONE PIECE FILM GOLD』の主題歌に採用されるなど、存在感の強さを見せ続ける注目アーティスト。「日曜の朝は家族で喫茶店」だったことから、幼少期から喫茶店に親しんできた“ネイティヴ喫茶人”。

アマノ食堂に訪れる、お客さんの“おいしいお話”をお届けする「お客さん対談」。ゲストは、モデル・小谷実由さんと、GLIM SPANKY・松尾レミさん

生粋の喫茶店マニアなお2人が、喫茶店好きになったきっかけについて伺った前回に引き続き、今回は通だからこそこだわる「メニュー選びのポイント&喫茶店の楽しみ方」について教えていただきました!

 ROYAL
ここは、小谷さんオススメの純喫茶「ROYAL(ロヤール)」(有楽町)

レミちゃんは、いつも喫茶店で何を頼むの?

よく注文するのは、やっぱりコーヒーかな。

私は、クリームソーダとかレモンスカッシュも好き。

あぁ、クリームソーダいいね!私も頼むよ。

“この空間に合うもの”を頼みたくなるよね。

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例えば、ここROYAL(ローヤル)だと、クリームソーダとサンデーが良いかな〜。カフェは「お腹空いたからなんか食べよう!」っていう感じだけど、喫茶店だとお店によって変わるよね。

カフェは食欲優先。喫茶店は、こちら側がお店の雰囲気に合わせにいくってところ、あるよね。

テーブルに置かれたドリンクや料理がいかに絵になるか、も大事だよね(笑)。

わかる!メロンソーダを頼んで、お店によってグラスの形や色が若干違ったりすると、それだけでテンションあがる。

あと、私はコースターを集めるのが好きで。

私も集めてる。グラスを乗せちゃうと汚れそうだから、あえて乗せないできれいなまま持って帰ることもあるよ。

ROYAL

うんうん。ナプキンとかにお店のロゴが印刷してあったりすると、かわいくって貰って帰ることもあるな〜。

あと、このお店(ROYAL)の壁のデザインを何かのグッズにして持ち歩きたいくらい好きなんですよ。この柄と真鍮(しんちゅう)みたいな素材が良いんですよね〜。

私は初めて来たけど、今日来るときに、おみゆさん(小谷さん)に「ここの壁がヤバイ!」って写真が送られてきたときから、素敵だなって思ってた(笑)。

ROYAL

いいよねぇ。レミちゃんは、クリームソーダのアイスって先に食べる派?それとも混ぜる派?

混ぜはしないかな。結構ギリギリのところまで耐えて耐え切って…メロンソーダを飲むって感じ(笑)。

私はアイス全部先に食べちゃう派!じゃあ別で頼めよって感じなんだけど、氷の上に乗っかってるのがまた良いんだよね。注文してテーブルに運ばれてきた時の状態がベスト!

このメロンソーダと氷の間のちょっとシャリシャリとしたところが好きなんだよね〜。そこが好きって思ってたら、漫画家のさくらももこさんが『ちびまる子ちゃん』に同じこと書いてた(笑)。

うんわかる、シュワシュワした感じのとこね。そこだけ食べれないかな?とか考えたことあるよ。

あはは。あと、喫茶店で食べるホットケーキも好き。

うわぁ〜いいねぇ。錦糸町に「ニット」と、「トミィ」っていうお店があるんだけど、そこのホットケーキもおいしい!

ROYAL
お店の雰囲気にぴったりなメニューを!ということで、小谷さん&松尾さんはクリームソーダ(写真・左)&チョコバナナサンデー(写真・右)を注文しました。まさに昭和レトロ!風情ありますね。

へぇ〜行ってみたい!ちなみに長野県にも「トミー」っていうお店があるよ。そこおすすめ!

うわ〜、長野県の喫茶店、攻めたいなぁ。

長野の「トミー」はパフェが最高なの!おじさんが昔からひとりでパフェ作ってるんだけど。

(良い意味で)ヤバそうだね。

おみゆさんを長野に連れて行きたい!「十字屋」っていう喫茶店もあるんだけど、すごくかわいくて。昔は、店員さんが黒いメイド服を着てたんだけど、時代の変化とともに少し普通の喫茶店になっちゃって…。でも、今も当時のお皿を使っているから、ちょっとゴシックな白いプレートに金色で絵付けされてるんだけどね。その絵柄がちょっと削れてるのも、良かったりするんだよな〜。

たまらないね。ちょっと2人で長野に行こうよ!

 

ーそれぞれに喫茶店メニューや食べ方へのこだわりがあるお2人。普段、喫茶店ではどんな過ごし方をしているのでしょうか?

松尾レミ

そこには作品制作のヒントがある。

ノートとペンは必需品

(松尾レミさん)

ひたすら詞を書いたりとか、他のお客さんを見ながら勝手にストーリーを考えたりしてる。

それ、めっちゃする。私も観察してメモっちゃう。それ用のノートがあるもん(笑)。

携帯やパソコンが禁止のところが多いから、絶対にノートとペンは持ってるよね。私、ロゴが好きなんだけど、持ち帰ることができないものをデッサンしていると時間がすぐ経っちゃう。例えば、壁紙の柄とか看板とか、食器とかスプーンの形とか…。

手書きの看板って良いよね。

手書きってすごくかわいいよね。バンドでグッズとか自分でデザインしたりするから、とにかく自分のクリエイティブに反映できるものを探しているのかも。これをデザインに取り入れられないかなって。そういうことを考えたりするには本当にいい場所だなって思う。

あとは本を読んだり、たまに寝ちゃう。「ここは寝る場所」ってなんとなく決めてる喫茶店が実はある(笑)。

さすがに寝たことはないなぁ〜(笑)。

小谷実由

喫茶店で持てる

自分だけの空間が特別

(小谷実由さん)

カフェだと何をするにもいろいろ気になっちゃうよね。喫茶店って、良い意味でほっといてくれるから「居ても良いんだ」って思えるし、他のお客さんとも個人のスペースというか、世界観が区切られてる。だから自由に過ごせるのかなって思う。

あと、面白い人探したりしない?お店の人でめっちゃキャラ濃い人とかいるよね。

あー、いるねぇ。

普通に生活していたら絶対に出会わない人に出会えたりする。未知との遭遇というか、「こんなのテレビでしか見たことない!」みたいな状況もよくあるよね。

あるある。その空気感さえも面白くて良いんだよね。喫茶店って、自分の時間を大切にできるし、何だかほっと一息つける空間なんだろうな。

 

—純喫茶の魅力、わかってきましたか?次回は、数々の喫茶店に足を運ぶお2人が「ここは行くべき!」とおすすめする喫茶店をご紹介!喫茶店の魅力にハマってしまうこと間違いなしです♪お楽しみに~!
※次回の公開は12/27(火)を予定しています。

[第1回]平成生まれの喫茶部2人が語る!「純喫茶」との出会い
[第2回]純喫茶の醍醐味とは?マニアが教えるメニュー選びのコツ
[第3回]純喫茶マニアが推薦!何度も行きたくなる「喫茶の名店」
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撮影協力/ROYAL

【住所】東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 B1F
【電話番号】03-3214-9043
【営業時間】平日/8:00~19:30(L.O19:00) 土日/11:00~18:30(L.O18:00)
【定休日】12月29日〜1月1日

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