よしかの「体のお悩みを"旬の食材"でサポート!」
よしかの台所 2016.04.29
こだわりやおいしい食べ方を教えてもらうべく、そら豆農家さんを直撃!
- 内田佳香
- アマノ食堂の看板娘であり、アサヒグループ食品株式会社の商品開発を担当している食いしん坊女子。「美味しいものを探して食べることと、流行りものにはすぐに手をだしてしまうアマノ食堂のよしかです。“毎日を楽しみ、常にポジティブ!”をモットーに仕事も遊びも楽しんでます♪
こんにちは!アマノ食堂のよしかです。このコーナーでは、アマノフーズの商品企画を担当する私よしかの“旬”をテーマにした新商品開発の舞台裏をこっそりお見せしていきます♪
今年1月に降った大雪で、そら豆の産地鹿児島県の指宿(いぶすき)に大きな被害があり、一時はどうなるかと思ったそら豆を使ったデトックスメニュー。しかし、県内の出水(いずみ)周辺エリアでは、今年もそら豆栽培ができているという情報を聞きつけ…そら豆の収穫直前の4月12日、農家さんのもとへ行ってきました!
ということで、鹿児島上陸!
そして今回もまた…ちゃっかり観光しちゃいました。西郷どんと記念撮影をパチリ☆
少し離れているので小さく見えますが、東京の上野公園にあるものよりも大きく、なんと5m以上もあるんですよ。
鹿児島市内には本当に西郷さんにまつわるものがいっぱい!
そして西郷さんと並んで、有名なのが桜島ですよね!ばっちり見ることができました〜。
鹿児島市内観光を満喫したところで、九州新幹線に乗り、出水駅に移動。
そ・し・て!今回ももちろん鹿児島グルメを堪能!
こちらはきびなごのお刺身。酢味噌との相性が抜群でおいしい〜!ちなみにきびなごは、焼き、から揚げでも食べちゃいました♡その他、旬のあさりなどおいしいものをたくさん食べることができました。明日もがんばれそー!
そして、翌朝−
そら豆農家に来た———!
こちらの畑の持ち主である、先﨑(まつざき)さん。10年以上そら豆を作り続けているそら豆のプロフェッショナルです。私のモンペとそら豆色の長靴に興味津々でおしゃれ感度は高めです。
ずらーっと並んだそら豆の苗の数はなんと約3000本!この広い畑を毎日、ひとつひとつ芽が出ていないかなどをチェックして回っているのだそう。
ちなみに皆さん、そら豆がなっているのを見たことってありますか?こうやって上に向かってなっているんですよ〜!空に向かって成長してくから、そら豆というのだとか!
苗も私の身長くらいまで高さがあるんですよ!
先﨑さんが栽培しているのは、色がよく、甘みのある味が特徴の陵西一寸(りょうさいいっすん)という種類だそう。
4月半ばに訪れたのですが、間もなく収穫の最盛を迎えるとのことで、ふっくらとした莢(さや)がたくさんなっていました。
そら豆を栽培する上で大変なことを伺ってみました。
「そら豆は一度植えると、土壌を消毒しない限り同じ場所で4年間は栽培できなくなるんです。なので、毎年畑を変えながら栽培しているんですが、場所によってそら豆の大敵である霜がつきやすかったりするので、それを見極めるのは大変ですね」と教えてくれました。
お話を伺っている間も強い風が吹いていたんですが、その海風が霜を防いでくれるのだそう。でも、風も場所によって吹き方が違うので、霜のつきやすさが変わるとのことでした。
同じ場所で連作できないなんて大変そう〜!先﨑さんの長年の経験と毎日のお手入れがあって、そら豆はこんなにぷりっと成長しているんだな〜。
ちなみに「このエリアは1月の大雪で被害はなかったんですか?」と聞いてみたところ、「このあたりも雪は積もって、20cmくらい積もったかなあ。でも、まだ莢がなる前だったこともあり、大きな被害にならなかったんです」とのことでした。でも、今年は暖冬の影響もあり、不作気味とのこと。そんな貴重なそら豆で、商品を作れるなんて…!気合が入ります。
大好きなそら豆がなっているところを見せてもらって感動していると、実際に収穫の様子も見せてくれるとのこと!
ふっくらと莢が膨らみ、色が濃くなり、下がってくると収穫のタイミング。実際に収穫できるものとそうでないものを触ってみると膨らみの弾力が全然違いました。
ハサミで根本をカットしていきます。これをひとつひとつやっていくなんて大変…!
私もちょっとだけお手伝いさせてもらいました!
わーい!いっぱい採れた−!と喜んでいたら、なんだかいい香りが…
なんと採れたてのそら豆を茹でてくれていたのです!感動!
おつまみの定番メニューでもある、そら豆の塩茹で。先﨑さんも一番よく食べる調理法なのだそう。沸騰したお湯にそら豆と塩を入れ、皮が割れたら食べごろです。
きれいな緑色〜!
よーく見てみると普段見るそら豆と違うのがわかりますか?筋のところが黒くなっていないんです。採れたてのそら豆は黒くなっていないのだそう。
さっそく、いただきまーす!
わー!おいしい!なにこれ!おいしい!そら豆特有の青臭さが全く無い!なのに、お豆のほっくりとした風味は残っていておいしい〜!濃厚な甘みでリゾットにも合いそう!
どうしよ〜これ止まらなくなりますね!と、パクパク食べていると、「食物繊維も豊富で美容にもいいからいっぱい食べるといいよ〜」と先﨑さん。食物繊維!!!これはデトックス効果も期待できますね〜!
お言葉に甘えてたくさん食べちゃいました。濃厚で甘いからクリームやチーズとも相性がよいそう。「すりつぶしたそら豆をクリームチーズと混ぜて、パンにのせてもおいしいよ」とおしゃれな食べ方も教えてもらっちゃいました。
青空の下、大好きなそら豆に囲まれて、おいしいそら豆を食べられるなんて幸せ〜!「今回はそら豆のリゾットを作るんだっけ?楽しみにしてるね〜がんばってね!」と激励の言葉をいただき、より一層気合いが入りました。
デトックスメニューのメイン素材、春キャベツとそら豆農家さんにお話を伺い、素材への理解が深まったところで、いよいよ商品開発も本格始動!みなさんに教えてもらったことを活かして、おいしいメニューを作るぞ! それではまたアマノ食堂でお会いしましょう。
最後にこの度の熊本地震で被害にあわれた皆さま、心よりお見舞い申し上げます。
アマノフーズは、「よしかの台所」を含め、九州の皆さまに大変お世話になっております。
今回のそら豆農家さんの取材に伺った二日後に、大きな地震に見舞われたことを聞き胸が痛くなる思いです。被災地の一日も早い復旧を心よりお祈りいたしております。